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Mountain Mocha Kilimanjaro
【HP】http://kilimanjaro.jp 【BLOG】http://blog.kilimanjaro.jp ..................................................................................................................................................................... 通称・埼玉の粗大ゴミ。埼玉発、疾走するインストゥルメンタル・バンド。2007年より現在のG、B、D、Sax、Tp、Orgの6人構成となる。60/70sのBlack Musicを基調とした大胆かつ緻密な楽曲アプローチと、痛烈かつ怒涛のライブパフォーマンスでフロアをロックし続ける。早熟でありながら常に進化するバンドサウンドは、まさに黒人音楽を全年代的に貫く"FUNK"そのものを体現しており、日本を代表するインスト・ファンクとの呼び声が早くも業界内外で高まっている。 2008年5月、全曲オープンリール一発録りによる1st Albumをリリース、FUJI ROCK FESTIVAL 08 出演。2009年12月に豪州ツアーを敢行の後、2010年1月には待望の2nd Albumのリリースを控えている。 .....................................................................................................................................................................【M E M B E R S】 (月曜日)Bobsan(火曜日)Temjin(水曜日)Mzo(木曜日)Tiger(金曜日)Ginger(土曜日)Carlos
TITLE: 【RAW18】掘りは”知識”を意味する
March 03, 2010“掘りは”知識”を意味する”
(Cut Chemist – GROOVE誌[2007Autumn] 特集 Are You Diggin? にて)
近頃周りでTwitterが流行しています。このWaxpoeticsブログのライターの皆様も、Twitterで”つぶやいて”いるのではないでしょうか。私も例にもれず”つぶやき”に夢中になってしまい、ブログをおろそかにしていたら、先日同じWaxpoeticsブログを執筆しているSwing-Oさんに「ちゃんと書け」と怒られてしまいました(笑)。3ヶ月ぶりの更新です。
今回の名言は、ご存知カット=ケミストから。「あなたにとって掘りとは何ですか?」という質問に対しての答えです。この言葉の後にはこう続きます。
「サンプリングをしてもしなくても、古い音楽を掘り起こすことが、おれにとって新しい音楽を作る原動力なんだ。」
そして「最近DJがレコードを買わなくなっている状況をどう思いますか?」と訊かれ、こうも言っています。
「ある意味で、レコードを買わなくなる傾向は正しい。理由はいろいろあるよ。まず、レコードを製造することは地球環境に悪い。だからレコードの製造をいつかはやめないといけないと思うんだ。ボール紙、バイナル、CD、DVDなどの製造はいつかやめるべきだし、ソフトウェアはすべてシェアされるべきだと思う。デジタルで音楽を共有するのは正しい方向だと思う」
…意外なような、らしいような。
ところで先日Twitterで、このような会話を見つけました。
DJ_LANG: 昨夜、昔DJをしてたU氏にもうDJとかイベントしないんですか?と、誰かが質問した時に(レコードを買うのを止めた人がお客さんからお金をもらってDJしちゃ失礼だよ!)と、氏が返した言葉が印象的だった!
YOSUKE TOMINAGA: 確かに!掘りの見えないDJにはお金払いたくないですね。
「掘りの見えないDJにはお金払いたくない」・・・至言ですね。Waxpoetics読者の方は、皆さん共感されるのではないでしょうか。でもそれは何故でしょう?鍵は、カット=ケミスト氏の発言に隠されている気がします。というわけで、今回は最後に読者の皆様に出題をして、失礼しようと思います。
【理解度テスト】
練習問題を解いた上で自由記述に臨みなさい。
(練習問題)
カット=ケミスト氏の発言をふまえ、「掘ること」の意義について、選択肢の中から正しいものを全て選びなさい。
(イ)温故知新
(ロ)歴史文化財の収集保存
(ハ)趣味
(ニ)価格変動を見据えた投資
(ホ)ストレス発散
(ヘ)アウトプットのためのインプット
(ト)宵越しの金は持たない
(チ)フェティシズム
(リ)サンプリングネタの拡充
(ヌ)DJとしての世間体
(ル)資産のバイナル化
(ヲ)経済活性化施策
(ワ)手足の運動
(カ)エコ
(自由記述)
あなたにとって「掘り」とは何ですか?140文字以内で答えなさい。(30点)
※自由記述の解答は twitter上で @mzomzomzo 宛に送ってください。解答はブログで勝手に公表し講評します。解答がなかった場合は、何事もなかったかのように次回のブログを更新します。
自分のTwitterの宣伝じゃないかって? いやいや、違いますよ。
では~。
RAW: Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 2nd Album 「Uhuru Peak」
February 12, 2010
なんだかだいぶご無沙汰してしまいました、、、。
今日はキリマンジャロの総合司会、小林が更新します。
マウンテンモカキリマンジャロは昨年末からいろいろと
動き回っていました、こそこそと。
年末年始は初の海外ツアー、オーストラリアへ行っておりました。
オーストラリアでの出来事はまたの機会にお話しするとして。
今回はまた別のお話。
昨年の9月から年末にかけて制作をしていたアルバムが無事完成し、
1/20に発売されております。
その名も「Uhuru Peak」という三枚目達による、三枚目達の為の
二枚目のアルバムです。
前作よりグレードアップして24トラックのオープン・リールを使って
録音された作品です。もちろんテープも2インチ。
今回は数曲オーバーダビングを試したりもしています。
ちなみに前作は、2トラックのティアック製デッキに8チャンネルのミキサーを
ぶっこんで恐る恐る大胆に録音して
てなわけで音質も向上しております。
もちろん楽曲も前作以上に濃い内容に。

UHURU PEAK
[CD] [JAPAN]
2010.1.20 Release
P-Vine Records / Back Fire Records
PCD25107
2,625yen (tax in)
01. 乱暴
02. Theme Of Kilimanjaro
03. Sweet LAS Coke
04. Super Jock Strut
05. Mr. Soul Machine Gun
06. Caught In The Middle
07. Indication
08. A Woman Changed My Life
09. Sympathy
10. Alligator Man
11. The Mantle
12. (Ain’t Got Nobody) Just A Rumbling Man
13. Love Spectrum
お近くのCD、レコードショップで見かけた際は是非お買上げ下さい。
2/10発売のWaxpoetics Japan No.8にちょっとしたインタヴューも掲載して
いただいてます。こちらも要チェック!
あります。

キリマンジャロは今週から、「Uhuru Peak」をひっさげて初の国内ツアーへ出発です。
- 第一ラウンドは東北地方。
では会場でお会いしましょう!
2010.2.11(木)仙台 CLUB SHAFT
Duck’in DonutsUHURU PEAK TOUR
[OPEN] 18:00
[CHARGE] (adv)2,500yen (Door) 3,000yen +1D
[SPECIAL GUEST LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro
[GUEST DJ] MORO(BLACKNESS BURGER)
[DJ] SHIBASAKI BROS. / BO / G-CO / SERMON
[FOOD] REIKO
[FLOWER ARRANGEMENT] Chiaki
2010.2.12(金)山形 Sandinista
BANDMAN SHOWUHURU PEAK TOUR
[OPEN/START] 20:00
[CHARGE] (adv)2,500yen (Door) 3,000yen
[GUEST LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro
[LIVE] The BB’s / BTBB / ギリギリBOYZ
[DJ] きんchang
2010.2.13(土)登米 GATI
GATI 3rd AnniversaryUHURU PEAK TOUR
[OPEN/START] 19:00
[CHARGE] (adv)2,500yen (Door) 3,000yen
[LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro + NELLO / ズクナシ
2010.2.14(日)盛岡 ni-ju@sakurayama
ni-ju@sakurayama × JunkStyleWorks presents “Feel Like Jumping!” Vol.1UHURU PEAK TOUR
ni-ju@sakurayama × JunkStyleWorks presents “Feel Like Jumping!” Vol.1UHURU PEAK TOUR
[OPEN/START] 17:00 / 18:00
[CHARGE] (adv)2,500yen (Door) 3,000yen +1D
[SPECIAL GUEST LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro
[DJ] 蛯名桂(O.U.U,PATINA,StarTime) / Ta2-Oh(恐怖新聞) / HIROO / しばみゆ / ハタケ / 高橋勇樹
TITLE: 【RAW17】”これを聴いて打ちのめされない奴は、打ちのめされる資格の無い奴だ”
December 16, 2009

“これを聴いて打ちのめされない奴は、打ちのめされる資格の無い奴だ”
(Keith Jarrett – マイルス・バンド参加時のアルバム『Live at the Fillmore』について)
このアルバムでは、キース・ジャレットはオルガン、チック・コリアがキーボードで、マイルスのトランペットと絡みながら、個々の楽器を通じた互いの激しい自己主張が・・・・・・なんて話はいいんです。それよりこの言葉、どうでしょう?私はびっくりしました。この言葉に打ちのめされない奴は、打ちのめされる資格の無い奴だと思います。非常に勢いを感じます。十分に名言入りの資格ある言葉でしょう。
「打ちのめされる資格」。
何を言っているのかは解りません。「打ちのめされる」というどちらかと言えばマイナスな行為に、なぜ資格が必要なのでしょうか。そしてそもそも、受身の行為に資格などあるのでしょうか。
●資格の能動/受動
自動車を運転する資格。 ・・・ ありますね。
自動車を運転される資格。 ・・・ 助手席に座る資格?
食品の衛生を管理する資格。 ・・・ 飲食業も大変ですよね。
食品の衛生を管理される資格。 ・・・ 全員にないと困ります
とやかく言う資格。 ・・・ は、お前にはない!と
とやかく言われる資格。 ・・・ それは要らん
人は誰でも、「お前は○○する資格がない」と否定されると残念な気持ちになります。それは資格を持っていない=権利を失った気分になるのに加えて、そう言われた瞬間から、相手と自分との間に「資格を与える側」と「与えられる側」という主従関係が生まれてしまうからです。そうなると「ていうか、そんな資格あったっけ?」とか「ん?○○するのに資格が必要なの?」といった基本的な部分に思いを巡らせる余裕すらなくなってしまいます。残念ですね。資格、資格、の世の中ですね。
「マルを選べば物足りなくて、シカクを選べば角が立つ」という言葉がSuper Butter Dogの曲にもありますが、それほど「シカク」は人の心に刺さるキーワードです。もし誰かに「資格がない」とシカクい烙印を押された場合には、残念な気持ちを胸にこう刺し返してみたいと思います。
「お前には、俺に残念になられる資格などない」。
・・・あ、そういえば以前、ツアー中も一切運転をしないMountain Mocha Kilimanjaroのカルロス君が、「俺は助手席の資格を持っている」と言っていたのを思い出しました。
RAW: Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 【RAW16】”なぜなら僕は生きていたいから”
December 02, 2009

“死んでもアート作品は残る。そうやって死から逃れるんだ。僕は作品に魂を込めている。すべてを作品に注いでいるんだ。なぜなら僕は生きていたいから。”
(Michael Jackson – 『Ebony』2007年12月号、最後の雑誌インタビューにて)
マイケルが他界したことで、生前彼の周辺に起こっていた様々な問題は綺麗に棚の奥へとしまわれ、逆に、棚の裏に置きっぱなしにされかけていた偉大な音楽的功績やエンターテイナーとしてのカリスマ性が、今、再び世の中にずらりと面陳されています。確かに数々の楽曲やステージを鑑賞し直せば、過去の数々の奇行や疑惑が些細に思えてしまうほどのパフォーマンスがそこにはあり、改めてそのスケールの大きさに感動させられます。少なくとも、このマイケルの言葉に嘘はないのだということが分かります。
私にとってのマイケルのリアルタイムは『BAD』です。小学生でした。好きな曲は”Smooth Criminal”と”Another Part Of Me”でキマリ!もう何度も何度も繰り返し聴きました。マイケル来日公演の際、母親が友人と東京ドームへ観に行ったのが羨ましくて、帰ってきた母に「ねえ、アレやった?アレやった?」と・・・・文字にすると非常に怪しい質問ですが、「アレ」といえば母親も曲名を理解できるほど、ヘヴィ・ローテーションの曲だったのです。当時は有線のマイケルチャンネルよりマイケルをかけていたと思います。多分そんなチャンネル、無いと思いますけど。
それ以前のマイケル、つまりJackson 5 ~ デンジャラスまでのマイケルはリアルタイムで体験していないので、楽曲への思い入れはあれど、個人的に感情移入するほどのシンパシーをマイケルに感じていなかったので、今回の訃報には、落ち込むほどのショックを受けたり感傷的になったりはしませんでした。むしろショックを受ける友人の数の多さに驚きました。皆、意外とマイケル好きだったんだなぁ~・・・。
今年はクラブでも相当回数、マイケル関連楽曲がプレイされたのではないでしょうか。生きていたいから、死から逃れるために創った作品。それらがプレイされることで、マイケルはまた生き続ける。多くのDJは、文字通りマイケルを「再生」しているのです・・・
と感動的にシメようと思ったのですが、実は私、”This Is It” も観ていません。
だって忙しくってさ!
↑ マイケル乗り移ってる!最後まで見るべし 子供のくせにカワイイ…
↑ マイケル乗り移って・・・ない!
*RAW :Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: ★★★Wxptcs Artists 出演!猛力大戦争★★★
November 25, 2009
【貴重なライブのお知らせ ::: 是非お集まりください】
只今、新春発売の2ndアルバムを制作中のMountain Mocha Kilimanjaroですが、レコーディングも佳境にさしかかったため、何週間か控えていたライブ活動を再開します。来月前半に2本、年末から年始にかけてはオーストラリアに3週間ほどライブツアーに行ってまいります。年内残り2本となった国内ライブ、ともに東京開催ですが、お近くの皆さまぜひお集まりください。
1本目、12/6(日)。 『黒船音頭』 @渋谷 Family。
老舗小箱でのレギュラーは、サンデーアフタヌーンパーティ。入場1,000yen。
日曜夕方、サザエさん病にお悩みの方は、軽く一杯の気分でふらりと立ち寄ってください。ファンキイ/ソウルフルな音楽で次週への活力をお届けします。
2本目、12/12(土)。『猛力大戦争』 @代官山 LOOP。
土曜深夜のレギュラーは、Mountain Mocha Kilimanjaroが[今共演したい人をすぐに呼んでしまう]パーティ。Band/DJ問わず、全出演者持ち時間45minで、どれだけフロアを沸かせられるかの戦い。今回は、このWaxpoetics blogに参加されているアーティストも参加されます。ROOT SOUL、そして45 a.k.a. SWING-Oです。 素晴らしいアーティストであり、我々にとっては大先輩ですので共演するのがとても楽しみであります。↓↓↓詳細↓↓↓
2009.12.6(日) @渋谷 FAMILY
黒船音頭
[OPEN/START] 17:30
[CHARGE] 1,000yen
[PICK UP LIVE] JariBu Afrobeat Arkestra
[LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro
[DJ] Waterdamage (A.B.P.) / 四丁目(CHAMP,Key Of Life+) / 土屋としふみ / U-Bow

2009.12.12(土) @代官山 LOOP
『Mountain Mocha Kilimanjaro presents 第三次猛力大戦争』
[OPEN/START] 23:30-
[CHARGE] 3,000yen(1d) *LOOP Web Reserve or with Flyer 2,500yen(1d)
[LIVE] Mountain Mocha Kilimanjaro with NELLO / DOSMOCCOS / ROOT SOUL feat.Olivia, MARU & 45
[DJ] DJ JIN(RHYMESTER,breakthrough) / RYO KANNO(ONION RECORDS) / mo2(Smile Village) / DJ C-KEN
[FOOD] 音柳食堂
TITLE: 【RAW15】”私の声には美白効果があります”
November 18, 2009

”私の声には美白効果があります”
(ナカムラ -モアリズムのライブMCで)
モアリズムの、ナカムラさんの音楽はまさにJIVE(*)。そして、美白効果がある・・・・
・・・・・わけないんだけど、あんないい声でそう言われると、もしかしたらそうなのかも・・・なんて思うわけないんですよ!やっぱり。で、確実に女性の笑い声をかっさらって、歌と演奏で涙に変える。素晴らしいライブには必ず素晴らしい空気があります。ナカムラさんは空気作りの天才だと思います。
ここだけの話、この言葉は鉄板ネタなのか何度かライブで聞いている言葉で(あっ怒られる!?)、先日モアリズムとライブをご一緒させてもらった際にもやはり言っていました。その時は「モカキリのライブを観ると逆に真っ黒になってしまいますから気をつけて」と付け加えていて、これは音楽性とかけたのだろうか上手い事いうなぁ〜なんて思ったのを覚えています。そしてこんなことをもし米国のステージで言ったら人種的問題になるのではないかなんて思いました。黒人の方に、美白という考え方はあるのでしょうか。
美白について調べてみました。
「美白」という言葉は1990年代後半に美容研究家・料理研究家である鈴木その子が提唱して流行した観がある(→ブーム)が、実際にはそれ以前から、シミ・ソバカス等のメラニンによる肌トラブルに対するスキンケアを指す言葉として使われていた。この美白指向は、1990年代初頭から次第に女子高生などに広がったガングロなど、過度に日焼けするギャルファッションの対抗文化的な側面が存在する。(wikipedia)
ほう~・・・ガングロに対するカウンターカルチャー・・・。
ていうか、鈴木その子ってブームが過ぎると亡くなってしまいましたよね。
でも美白という概念は生き続けているから凄いですけど。
ていうか、ありましたね、ガングロブーム。
そういえば、黒人ヒップホップ浮世絵画家のアイオナ=ロジール=ブラウン(*)は、90年代に来日した際に渋谷の「ガングロギャル」を見てブラック・カルチャーの影響力を強く認識したらしいです。

見事な厚底ブーツ(1975)→90年代渋谷ギャルがサンプリングってこと?
まあさすがにガングロは極端ですが、私は色黒女性、嫌いじゃないです。むしろ生々しい極端な色白女性より好きです。ていうか好きです色黒。だから色白女性の方には、我々のライブを観て美黒効果を試してもらえればなぁ、と思います。どうですか、色白女性の方!特に極端に色白でお悩みの方なんかおススメです。
色白女性の方、ライブ会場でお待ちしています!
(*)Jive まさにナカムラ氏 http://www2.ocn.ne.jp/~jive/jive/what.html
(*)アイオナ=ロジール=ブラウン http://www.spelman.edu/bush-hewlett/a3/
RAW: Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 【RAW14】”いいえ、事務所ペースです”
November 11, 2009

“いいえ、事務所ペースです”
(奥田民生 -Mステでタモリに「相変わらず(仕事が)マイペースだねぇ」と言われて)
これはYahoo!知恵袋からの転載なので、私は実際に番組を見てはいないのですが、おそらく10年ほど前の発言ではないかと思います。その頃の奥田民生はダラダラマイペースというイメージで売っていました。奥田民生というアーティストは、ベテランにも関わらずその時々のフェーズでパブリックイメージが微妙に変わり続ける不思議なミュージシャンだと思います(今思えばユニコーン時代もそうだった)。今の奥田民生のイメージは、どんななのでしょうか。
人と会話をしていく上で、ちょっとオモシロイことを言うだとか、相手をクスッとさせるというのは思いの外難しいことです。しかし実はこの発言のように、言い方や表現で普通の内容を面白く聞かせるということは不可能なことではありません。例えば、
タモリ 「相変わらず仕事がマイペースだねぇ」
奥田 「いいえ、事務所のぺースで仕事をしています」
と言ってしまうと、内容は同じなのにいまいち面白くないわけです。実は、この発言は”事務所ペース”という言い方を新しく作ったところに”クスッ”が存在するのであって、決して発言の内容自体が面白いわけではありません。その意味では「奥田民生は面白いことを言うなぁ」というよりも「奥田民生は面白い言い方をするなぁ」と言った方が適切かもしれません。このように言い方で”クスッ”と笑わせる会話技術を、音楽名言業界では『テクニクスッ』と言います。
では、テクニクスッだけで名言を残すことは可能でしょうか。
実は、それはなかなか難しいと言わざるを得ません。気をつけなくてはいけないのが、テクニクスッは爆笑を誘うわけではなく、あくまで”クスッ”レベルの効果に留まるという点です。「塵も積もれば山となる」という諺がありますが、”クスッ”はまさに笑いの塵だと言えます。地道な”クスッ”を積み重ねることで、「あの人面白いね」という一つの大きなパブリックイメージ(山)を形成することができますが、一方で山を見る人が塵ひとつひとつに着目することがないように、”クスッ”ひとつひとつも人々の記憶に残ることは少ないのです。でも、人は誰だって名言を残したいものですよね?
そこで、テクニクスッにもう一つエッセンスを付加してみるのです。例えばこの奥田民生の発言のように、テクニクスッに『ブラックスッ』を加えてみましょう。ブラックスッとは”クスッ”と笑えるブラックジョーク的なフレーバ-を加える技術です。アーティストが自らの芸術活動を「事務所のペースで」等と公言してしまうその建前無視な感じは、芸能界のお約束に小穴をあける程度のほどよいブラックスッで、視聴者にはクスッと痛快に感じられるのです。さらに見方を変えれば、そこにはベテランアーティストである自分でさえ事務所にペース管理されているのだという『ジギャックスッ』も含まれているのかもしれません。ここで言う『ジギャックスッ』とは・・・・
ていうか、Waxpeticsのブログが、こんな内容でいいのでしょうか。
ところで十数年前、高校生の私は奥田民生の「FAILBOX」という6曲入りのミニアルバムをよく聴いていました。骨太でシンプル、ちょっと退屈なようでいてものすごく癖になる中毒性の高い楽曲ばかりを収録。奥田民生作品の中で一番好きな作品です。このミニアルバム、アメリカ録音の乾いたサウンドもさることながら演奏メンバーも素晴らしい。というのも、Steve Jordan(Dr)、Waddy Wachtel(G、確かリンダ・ロンシュタットのRecに当時参加してた人)、Charley Drayton(B)・・・という中に何故か Bernie Worrell (Key)!!!驚きますよね。Bootsy Collinsをして「キーボードのジミヘン」と言わしめたBernieのイっちゃってるプレイはここでは影をひそめていますが、要所要所いい感じのバーニー節が出てます。でも、なんでBernieが・・・?
これなんかPVもシンプル。高校2年の時これ見て代官山のOKURAにTシャツ買いに行った
RAW: Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 【RAW13】”毎日がエブリデイ”
November 04, 2009
“毎日がエブリデイ”
(三宅洋平 -渋谷TheRoomでのレギュラーイベント「集」のセッション中にシャウト)
ギターをかきならしながら、渋谷中に響き渡らんボリウムで高らかに言い放ったその隣で、私は鍵盤を弾いていました。まっいにちが、エブリデ~ェエェイエェイエェィ・・・・(ディレイ効果付)。一瞬、私は呆気に取られました。そりゃ・・・・そうだよな!なんてかわいいことを言うんだろう、洋平氏は意外とおちゃめな面もあるんだな・・・。私は新発見をした気分でその後乾杯をし、夜中のひと時を楽しみました。明け方までフロアで踊り狂う洋平氏を眺めながら フムフム、本当はなんと言いたかったんだろうな? 毎日がホリデー?毎日がバースデー?などと空想していました。
後日このことを思い出し、ふと気になったので「毎日がエブリデイ」と検索してみたところ、おうおうおう!これはこういう言葉があるのね!と知りました。Yahoo!知恵袋の誰かの回答によると、
「おおまかには、無職であることを表します(定年退職者した悠々自適な人も含む。)」
というワケ。犬式活動休止直後だけに、いや、そもそも生涯風来坊の洋平氏らしい言葉じゃないですか。私は自分の無知を少しだけ反省して、ああそうか、洋平氏は本気で「毎日がエブリデイ」と叫びたかったんだな、と思いなおしました。
ということでこれは私にとって名言には違いないですが、洋平オリジナルWORDSではないです。というわけで今回はもうひとつオリジナルの名言を紹介したいと思います。
“音楽と子供の作り方なら知ってんだ”
(三宅洋平 -渋谷TheRoomでのレギュラーイベント「集」のセッション中にシャウト)
うーん、カッコいいですねぇ。この名言が素晴らしいのは、1文の中に「ぶち上げ」と「オチ」の2つが用意されていて、なおかつそれらがいずれも疑いようのない真理であり、さらに1文で自身の生き方を表しきっているという点です。洋平氏は本当の意味で言葉とともに自生している人間だと思いますが、同時に外に向けて言葉を投げるのも非常に上手い人だと思います。言葉の力、という言い方は私はあまり好きではありませんが(このことについてはまた機会があれば触れたいと思います)、音楽表現者だからこそ感じることができるスーパーナチュラルな言葉の力というものがあると思います。洋平氏はそれをきちんと畏れることができる数少ないアーティストではないでしょうか。畏れるというと大仰かもしれません。ただ知っている、とでも言いましょうか。伝えることのうまい人は皆、言葉の超自然性を知っています。
言葉とは、生み出るものなのです。あるようでないようであるようなロジック、受取られることを前提としながら無視して贈る表現。自分の中にある本質というよりも本質は自分の中にしかないということを知るがために、ダイレクトでパワーのある表現が生み出るのだと思います。
マジメか!
また来週~
*RAW: Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 【RAW12】”死ぬまでファンクなのよ”
October 28, 2009
“ファンクを一度でも知ったなら、もう終わりよ。死ぬまでファンクなのよ。ファンクってそういうものなのよ。”
(Me’Shell Ndegeocello -ベースマガジン2005年4月号インタビューで)
1995年に高校入学して間もなく、夜な夜なFMラジオを聴くようになりました。当時欠かさず聴いていた番組が、J-WAVEの深夜1-3時の帯番組「ACROSS THE VIEW」と、TOKYO-FMの週1の30分番組「大塚寧々のねーねー聞いて」です。ええ、大塚寧々が大好きでした。郵便局にかんぽのポスターをもらいに行ったこともあります。武田薬品のCMを録画してビデオテープのツメを折りました。写真集も買って、一番下の引き出しに入れてました。正直言うと、いわゆる”お世話”にもなりました。今はそうでもありません。
「ACROSS THE VIEW」は特に火曜日のCHARAさんを聴いていました。深夜、アンニュイでハスキーなCHARAさんの囁きは、部活で疲れた身体に心地よくしみ込んだのです。もとい。本当のことを言うと、男子高生ならだれもが抱くお姉さん願望を満たしてくれたのです。高校生は妄想力もMAXな時期です。ましてや様々な感覚が研ぎ澄まされる深夜帯にヘッドフォンをして聴くハスキーボイスは、健全な青少年の性長、もとい成長の観点から、相当の危険性が勃起、もとい想起されますし、もはやPTAに訴えられるレベルだったと思います(※番組内で下ネタは一切ありませんでした)。とは言っても、さすがに声だけではお世話になれませんでしたが、しかし思えば、この番組でかかる音楽を聴いて私は黒人音楽へと傾聴していったのです。お世話になりました。
というのも、この番組ではD’Angelo、Des’ree、Erykah Badu、China、Laurnea’ 等のネオソウルと、そのラインを少しだけ遡ってArrested Development(当時はSPEECHがソロデビューした頃)がよくかかっていたのです。CHARAさんが好きだったのでしょう。レアグルーブ~アシッドジャズといったダンス/クラブ系はかかりませんでしたが、ルーツ的にクロスする70sニューソウルはかかってました。そんな中、Me’Shell Ndegeocelloもよくかかっていました。最初に聞いたのはLeviticus: Faggotだったと思うのですが、この曲はニルヴァーナ、レッチリ、オアシス、ブラー…周囲の高校生が一様にロックにはまる中、どうもロックにはまりきれず話題にも入りきれなかった私の音楽脳にズブッと刺さりました。次の日吉祥寺のタワレコに、ンデゲオチェロのCDを買いに行ったのを覚えてます。それまでは特にジャンルを気にすることなく気に入った曲をMDに編集したりCDを買ったりして楽しんでいましたが、これ以降、ジャンルやルーツを意識して音楽を聴くようになったのです。
Me’Shell Ndegeocelloがファンクかどうかというのはさておき、「ファンクを一度でも知ったなら、もう終わりよ。死ぬまでファンクなのよ」というのは少なくとも、大塚寧々時代、もとい、高校時代にMe’Shell Ndegeocelloを聴いてからの13年間の私の音楽遍歴を言い当てていますし、間違いのないことだと思います。今日は思い出話に終始してしまいました。
今度Me’Shell Ndegeocelloに会ったら、肩をポンと叩きつつ、「おう、アンタ、間違ってないぞ」と言いたいと思います。
もとい。
今度大塚寧々に会ったら、頭を直角に垂れつつ、両手で「ねーねー聴いて」と、モカキリの音源を渡したいと思います。
(これも懐かしい↓)
また来週~。
RAW:Remarkable Artist’s Words
Mzo
TITLE: 【RAW11】”私はシンガーではないの。ソング・スタイリストよ”
October 21, 2009
“私はシンガーではないの。ソング・スタイリストよ”
(Anita O’Day – 1989年 NYタイムスのインタビューで)
幼少の頃のどちんこを切除したためにビブラートをかけられず、仕方がないからビブラートの代わりに同じ音を幾つも続けて歌う、まるでホーンのような歌い方でオリジナリティを確立したアニタ。歌い方のスタイルを創り出したという意味で「ソング・スタイリスト」とたびたび発言していたようです。
このように、自分で自分を定義するという方法は、単純にいいなあと思います。アニタの場合は、きちんとした実力とバックボーンがあるために説得力がありますが、きちんとした実力もなく、いたって平凡なバックボーンの私でも使えるのでしょうか。
◆NYタイムス・mzoインタビュー ※想定
「私はオルガン・プレイヤーではない。キーボード・プッシャーだ」
「私はキーボーディストではない。モノクロ・セレクターだ」
「私はオルガン・プレイヤーではない。指先アスリートだ」
「私はオルガン・プレイヤーではない。ピアノ線のいらない仕事人だ」
最後の方は新カテゴリーにすらなってないですね。身の周りで言えば、例えばSoil and “Pimp” Sessions の社長は”アジテーター”という担当になっていますよね。アジテーションはバンドマンとしてはステージパフォーマンスに欠かせない行為の1つですが、それをわざわざ担当ポジションとしてバンド内に成立させることができるとは・・・目からうろこでした。しかし私はアジテーターだと言われれば、やはり周囲は彼はアジテーターなんだなと思いますし、その期待を裏切らない素晴らしいアジテーションを見せてくれるのが社長です。つまり、大事なのは自分でそのカテゴリーを命名するだけでなく、命名したからにはそれを納得させる実力も伴わねばならない、ということです。ええ、当然のことですね。
オンリーワンのカテゴリーを創り出し、その世界の唯一の住人にして唯一の王となるには、わき目も振らず一つのことを突き詰めるという、ある種の「タモリ倶楽部」的ニッチまっしぐらな道究心が必要なのかもしれません。私はしばらくはこのブログを書き続けることで、Mountain Mocha Kilimanjaroのオルガニストではなく、名言サンプラーと名乗ることにしようと思います。もちろんライブでも数々の名言を披露します。「あいつの名言をききにライブに行こう」と評されるようになったらしめたものです。
まあサンプリングなので、ひとさまの名言なんですけどね。
RAW:Remarkable Artist’s Words
Mzo







