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Masaharu Yoshioka
音楽評論家。ソウル、ブラック、ダンス・ミュージックを得意とする。ソウル・ミュージックの情報サイト、『ソウル・サーチン』ウェブ http://ameblo.jp/soulsearchin/ (なお現在ごらんのこのページはソウルサーチンブログのミラーサイトです)と同名イヴェントを運営。1975年以来、レコード、CDなどに添付されるライナーノーツは1,000枚以上執筆。その他、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどの番組出演も。著作に『ソウル・サーチン』、翻訳書に『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』、『マーヴィン・ゲイ物語引き裂かれたソウル』、『マイケル・ジャクソン観察日誌』、『モータウンわが愛と夢』など。Twitterは、http://twitter.com/soulsearcher216 フォローしてください。
TITLE: ◎トクズ・ラウンジ~ジャム・セッションの爆発
December 31, 2009
【Toku’s Lounge】
ジャム。
毎月1回西麻布のバーで行われているトクズ・ラウンジ。久々に顔をだした。この日は今年最後ということ、年末ということで、かなりの人が集まっていた。ミュージシャン関係もことのほか多く集まった。トクを中心にしたレギュラー・メンバーのほかに、ジョーセイ、太田剣、フユ、マル、イシワタジュン、ジーン・ジャクソン(ドラムス)なども。このジーンは、ハービー・ハンコックのセッションなどにも参加しているつわもので、いつのまにか、フユが座っていたドラムスのポジションに入れ替わって座って、ドラムスを叩いていた。
トクが「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を歌った後、「テイク・ザ・コルトレーン」になると、ミュージシャンが入れ替わり立ち代り、楽器を持ち変える。
いつのまにか、激しいサックスとドラムスの応酬になっていると思ったら、ドラムスがフユから、ジーン・ジャクソンに、サックスに太田剣さんが入っていた。太田さんは、入口から入ってくるなり、トクに誘われ、そのままサックスを吹き始めたらしい。2ドラムス、キーボード、ギター、ベース、トクのフルーゲルおよびトランペット、ヴォーカル、そしてその他のミュージシャンが繰り広げるジャム・セッション。
夕方会って、夜中にこれがあることを伝えておいたケイリブは、六本木ヒルズで『パブリック・エネミーズ』を見た後、登場。なんと、このわかりにくいバーに迷ったらしく、後ろのスタッフ用出入り口から忽然と現れた。僕はそこに出入り口があることすら知らなかった。いつもサプライズをかましてくれるケイリブだ。
この日は、かなりの混雑で、前に進むのも大変。ゴスの北山さん、エグザイルのアツシさんらも来ていた。彼らはセカンドで歌ったのかな。
ファーストのパフォーマンスが終わった太田さんのところに近づくと、「お久しぶり~。こんど僕がプロデュースした安富祖貴子(あふそ・たかこ)のCDを聴いてください」とCDを手渡された。帰りの車の中で聴くと、けっこう野太い印象的な声で驚いた。ソウル系の曲を中心にカヴァー。英語はネイティヴではないので若干甘いところがあるが、日本人としてはうまく聴こえる。フランク・マッコムの「ラヴ・ナチュラル」の選曲は、きらりと光る。アルバムのタイトルは『スイート・ソウル・デイズSweet Soul Days』(M&I/ポニー・キャニオン)。
この日のセッションは相当熱かったようで、僕はファーストで帰ってしまったが、セカンドは4時半過ぎまでやっていたらしい。この熱気はすごいなあ。
June 24, 2009
トクズ・ラウンジ~ロイ・ハーグローヴ・グループが参加
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090624.html
May 30, 2009
トクズ・ラウンジ:素晴らしきミュージシャンシップの大爆発
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10270594203.html
■ メンバー トクズ・ラウンジ @ 西麻布 2009年12月29日(火)深夜
トク(TOKU)(トランペット、フルーゲルホーン)
柴田敏弥(キーボード)
藤井伸昭(ドラムス)
吉田智(ギター)
安田幸司 (ベース)
ジョーセイ (キーボード)
イシワタジュン (ドラムス)
太田剣 (サックス)
ジーン・ジャクソン (ドラムス)
フユ (ドラムス)
ケイリブ・ジェームス (キーボード)
他多数のミュージシャン
■ セットリスト
Setlist
performance started 00:36
01. Butterfly
02. Strasbourg-St Denis
03. Fly Me To The Moon
04. Take The Coltrane
performance ended 01:45
(2009年12月29日火曜、西麻布トクズ・ラウンジ=ジャムセッション)
ENT>MUSIC>LIVE>Toku’s Lounge
2009-163
TITLE: ○マイケル・ジャクソン~三浦大知~アル・マッケイ・オールスターズ
December 30, 2009
【Michael Jackson Tribute ~ Miura Daichi ~ Al McKay All Stars】
生。
年の瀬迫る。会社の人はみな仕事納め。12月29日(火曜)は、ブルーツリーとケイリブたちのマイケル・ジャクソン・トリビュート・ライヴが30日深夜にあって、そのリハを覗く。今回は日本音楽家協会という団体の佐藤さんが音頭を取ってこのイヴェントを仕切っている。30日深夜0時(12月30日、23時59分スタート)吉祥寺スターパインズ・カフェ。ジーノ(ベース)、ケイリブ(キーボード)、マサ小浜(ギター)、ジェイ・スティックス(ドラムス)、ピエール・アンドレ(サックス、ヴォーカル)らのバンドに、ブルーツリーが何曲かで踊る。
このリハがかなり強烈だった。マイケルそっくりパフォーマンスのブルーツリーはいつもはだいたい既存音源でやるが、今回は生のバンドにあわせてやる。ミュージシャンはご存知ソウル・サーチャーズとしても活躍している面々だけに、超強力。この生バンドで踊ったブルーツリーは、次はバンドでやりたいなあ、と言い出す。そりゃあこのバンドで踊ったら、既存音源での音は物足りなくなる。
ということで、もう今日になりますが、そのイヴェントの詳細はこちら。
http://www.nichionkyo.or.jp/mj/index.html
場所は、吉祥寺スターパインズ・カフェ。
2009年12月30日23時59分から。朝まで。チケット3500円、当日4000円。
連絡先は スターパインズ・カフェ 武蔵野市吉祥寺本町1-20-16 B1 TEL:0422-23-2251
+++++
三浦大知ライヴ。
着火剤。
その後、三浦大知ライヴ@アックス。完璧だ。踊り、歌。なんとキーボードは藤川学史。彼がほとんどの音を出す。もうひとりDJシュウヤ。このほかにダンサーが4人。ライヴ詳細は後日書くとして、渋谷AXスタンディングで超満員。すごい熱気だ。もはや、彼の人気が爆発するためのガスは思い切り充満している。あとは、ちょっとした着火剤があればいい。誰もが覚えられる超強力楽曲が1-2曲出れば、一気にブレイクだ。それこそ、松尾潔さんあたりにここぞの勝負曲をプロデュースしてもらったらどうなんだろう。松尾さん着火剤になるか。
+++++
アル・マッケイ・ライヴ。
エッセンス。
そして、大急ぎで、八竹亭で軽くゴハンを食べ、ビルボードへ元アース・ウィンド&ファイアーのギタリスト、アル・マッケイのライヴ。彼らの2009年4月以来8ヶ月ぶりの来日。ほぼ満員のビルボードは、アース・ファンとほとんどかぶっている。前回来日時も思ったが、アル・マッケイ・オールスターズのライヴは、アースがものすごくよかった頃のエッセンスを存分に出しているところが、古くからのファンとしては嬉しい。
ホーン隊4人、ギター、ベース、ドラムス、パーカッション、キーボード2人、ヴォーカル3人の計13人。これだけいると、ステージが実に狭い。
途中、下記セットリストの7から本編最後の15曲目「セプテンバー」まで、一気に煽る煽る、天井のミラーボールは回る回る、客席は踊る踊る。腕を天井に突き刺し、横に激しく振る振る。無駄なしノンストップ。息もつかせぬ一気呵成。
たとえば、「サタデイ・ナイト」、アース本体が最近はやってくれない。たとえば、「マジック・マインド」、アース本体がやってくれない。たとえば、「レット・ユア・フィーリング・ショウ」、アース本体がやってくれない。そんな曲が流れてくれば、アース・ファンは狂喜乱舞。否が応でも盛り上がる。
「ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド」では、いつになく、左利きアル・マッケイのソロ・パートが長かったような気がした。いい感じだ。セットリストはほぼ同じなのだが、いいものは何度見てもいい、を地でいく。
ライヴ後、アルと再会。ライヴ後だけにテンションがあがっている。ステージも狭ければ、楽屋もいつもより狭い。なんたって人数が多いから。「ヨシオカ!大阪も盛り上がっていたぞ。ニューイヤーズ・イヴは来ないのか」と訊かれた。う~む。
今月は中旬にアース本体のライヴを見て、最後にアル・マッケイのライヴを見て、二つのライヴを脳内合成して年を越そう。
■ アル・マッケイ関連・過去記事
April 29, 2009
アル・マッケイ・オールスターズ・ライヴ、タイトにファンキーに灼熱の狂宴
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20090429.html
March 21, 2008
Al McKay Allstars Live : Big Party Is Happening On The Stage
【アル・マッケイ・オールスターズ~ステージ上は大パーティー騒ぎ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_03_21.html
同記事の英語版・アル・マッケイのウェッブに↓
http://www.almckay.com/reports.php?news_id=35&start=0&category_id=9&parent_id=9&arcyear=&arcmonth=
April 14, 2008
Some Times, A Piece Might Influenced Somebody
【時にひとつの文章が、誰かに影響を与えることもある】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2008_04_14.html
◎アース・ウインド・アンド・ファイアーの名ギタリスト、アル・マッケイの挑戦 (インタヴュー記事)お勧めです
http://www.barks.jp/feature/?id=52241463
◎アル・マッケイ・オールスターズ・ライナーノーツ
『ライヴ・アット・マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル2002』
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/linernotes/mccay20030723.html
2003/06/12 (Thu)
Crash Between Maurice White And Al McKay
http://www.soulsearchin.com//soul-diary/archive/200306/diary20030612.html
◎アース・ウインド&ファイアー『ライヴ・イン・リオ』(アル・マッケイ在籍のアースのライナーノーツ)
http://www.soulsearchin.com//entertainment/music/linernotes/earth20030326.html
January 19, 2006
Earth, Wind & Fire: Live At Budoukan, Why They Didn’t Play Encore Song?
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_01_19.html
(ここにアース関連・過去記事一覧)
■ アル・マッケイ・オールスターズ・ライヴ
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アース・エッセンシャル新発売の3枚組
SMJ (2009-12-23)
売り上げランキング: 18291
■ メンバー
アル・マッケイ / Al McKay Lead(Guitar)
ティム・オウェンズ / Tim Owens(Vocals)
クロード・ウッズ / Claude Woods(Vocals)
ディヴィア・デュケット / DeVere Duckett(Vocals)
マイケル・ハリス / Michael Harris(Trumpet)
マイケル・ハンター / Michael Hunter(Trumpet)
エド・ワイン / Ed Wynne(Saxophone)
ジャスティン・カーク / Justin Kirk(Trombone)
ベン・ダウリング / Ben Dowling(Keyboards)
ディーン・ガント / Dean Gant(Keyboards)
フレディー・フルウェレン / Freddie Flewelen (Bass)
アーロン・ハガティ / Aaron Haggerty(Drums)
デイヴィッド・リーチ / David Leach(Percussion)
■セットリスト アル・マッケイ・オールスターズ、2009年12月29日
Setlist: Al McKay All Stars
show started 21:31
00. Intro: On The Way Up
01. Serpentin Fire
02. Got To Get You Into My Life
03. Can’t Let You Go
04. Saturday Night
05. After The Love Has Gone
06. Reasons
07. In The Stone
08. Fantasy
09. Jupiter
10. Getaway
11. Magic Mind
12. Let your Feelings Show
13. Can’t Hide Love
14. That’s The Way Of The World
15. September
Enc. Let’s Groove
show ended 22:51
(2009年12月29日火曜、ビルボードライブ東京=アル・マッケイ・オールスターズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>McKay, Al All Stars
2009-
TITLE: ◆Uストリームは、なんでもどこでも生中継~新しいメディア
December 29, 2009
【UStream Live From Anywhere, Anytime】
生中継。
先日(2009年12月25日深夜)、ノーナ・リーヴスの西寺郷太さんが、三宿のクラブ、ウェッブでDJをするときに、その様子をネットを通じて生中継した。その前日に、同じ生中継を仲介するサイト、Uストリームで、okadadadaさんという方が、自宅でDJをしている様子を朝まで生中継していて、その視聴者が、常時2000人を超え、ちょっとした話題になっていた。結局この日、okadadadaさんの元にはのべ1万人の人が訪れたという。僕もそれを見ていたのだが、これが実に楽しい。そしてそれを見た郷太さんが、ウェッブから、買ったばかりのiphoneで中継してみよう、とやってみたのだ。
そのサイトはこちら↓
http://www.ustream.tv/discovery/live/all
いろいろあるので、好きなのをチェック
郷太さんのチャンネル
http://www.ustream.tv/channel/gota-nonareeves
その日の一部がアーカイブで残っています。音は割れてますが。
ここは、ログインさえすれば誰でも、何でも生中継できるようで、実に気軽に世界に情報が発信できる。Youtubeの生放送版みたいなものだ。
三宿ウェッブでのリアルな音、映像がそのまま家で見られるのだ。夜中に自宅がクラブに大変身。で、しかも、画面の横にはチャットがあり、かけた曲やそこの様子についてコメントがリアルタイムでいれられる。今回の場合、音が若干割れ気味だったのと、ライン取りしてないので、少しライヴ感が強かったが、そのあたりはいずれ改善すればいいのだろう。けっこう、思わず僕もチャットで書き込んでしまった。
これを見ていて思ったのが、東京中のクラブが毎夜こうやってすべてのプレイをネットで生中継したら本当におもしろいだろうなと。ひょっとしたら、ネットでいくつかクラブの様子をモニターして、その夜、どこのクラブに行くか決めるなんてことも将来的にはありかもしれない。何より、見ている人の数がリアルタイムで表示されるので、それもまた親密感を増す。実際、郷太くんのプレイを見て、聴いていると、今からでも三宿まで飛んでこうか、と思わせられる。少なくとも、徒歩圏内に住んでる者だったら、そのままウェッブに吸い込まれてしまうのではないだろうか、と思ったほど。(笑)
で、これはクラブだけに限らない。ソウルバーからの生中継も絶対いい。ミラクル、ソウルナッツ、リトルソウルカフェ、ブラウンシュガー…。各店がこのチャンネルでネットで生中継したら、実に楽しい。ソウルバーからの生中継なら、かけてるレコード、CDのジャケットを定位置に飾り、それをカメラが映せば、お部屋もソウルバー気分。いやあ、絶対いいと思うなあ。それに、選曲が乗ってくれば、実際にソウルバーに行きたくなること間違いなし。
たとえば、選曲がよくて毎夜2000人ものアクセスがあるソウルバーがあったら、そりゃあ、実際に足を運びたくなります。うまく使えば、いい媒体になるはず。
音を流すところでPCとつなげる環境さえあればいいのだから、どこからでも中継できる。同時に10店舗くらいから始めたら、普通のメディアも注目するんじゃないかな。
ENT>MEDIA>
TITLE: ★ダリルズ・ハウス~ダリル・ホールとスモーキー・ロビンソンの邂逅
December 28, 2009
【Live From Daryl’s House : Episode Of Smokey Robinson】
夢。
まさにダリル・ホールにとっては夢の実現ではないだろうか。22回目にして、ダリルは自らのヒーローでありアイドルであるスモーキー・ロビンソンを『ダリルズ・ハウス』に迎えた。この自宅はニューヨークの北部の方だろうか。コネティカットに住んでいたが、もっと田舎に引っ越したかった、と言い、晴れた日には5-60マイル先のウッドストックが見える、と言っている。
ある晴れた初夏の1日、モータウンのヒーロー、いや、アメリカ音楽業界のヒーロー、スモーキー・ロビンソンは大きく長い黒のリムジンでダリルの自宅に乗りつけた。迎えるダリル。ダリルは、1946年、フィラデルフィア生まれ。幼い頃から、ソウル・ミュージックに影響を受けて育った。もちろんソウルだけではないが、ソウルは特に思い入れが強い。その頃、彼にとってはモータウンというだけですべてがヒーローだった。そのモータウンの大黒柱となった、テンプテーションズと彼は、ブラック・ミュージックの殿堂アポロ・シアターで、堂々と共演を果たしている。あれも彼にとってはヒーローと会える、そして同じステージに立つという幼い頃の夢の実現だった。
そして、今、自宅にヒーローを向かえ、同じセッションを行う。これもまた、ダリルにとっての夢の実現だ。
セッションの合間に、スモーキーを囲んでの雑談になる。ダリルが言う。「僕が16か17のときに(地元フィラデルフィアの)アップタウン・シアターにあなたたちがやってきたときに、デモ・テープを渡したんですよ」 スモーキーは覚えてない。「おお、そうか」 「あなたは、これはモータウンに持っていこう。と言ってました」 「そうか、それで契約になったのか?」 「いや、何も起こらなかった…(笑) あ、いやいや、あのあとギャンブル&ハフのところで仕事を得たんですけどね(笑) あの頃、ちょっとしたヴォーカル・グループ、テンプトーンズっていうのをやってたんです」
スモーキー・ロビンソン語録。ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」のカヴァーについて。「僕は、ソング・ラヴァー(曲が大好き)なんだ。この歌詞、この曲。僕はジャンルは問わない。とてもフレッシュで、そのラヴストーリーに感銘を受けた。なので、自分でも録音してみたいと思ったんだ」
「その昔、ベリーと初めて会った頃、16くらいかな、僕はこれくらいノートに歌詞を書いていた。でも、それはそれぞれがまだバラバラでね。そこでベリーは、曲の構成というものを教えてくれ、これとこれを組み合わせたらいい、みたいなことを指示してくれた」「ということは、ベリーが曲をエディット(編集)するのを手伝ったということ?」とダリルが訊く。「そうだな、そんなもんかもしれない。でも、あの頃は、50年後にも聴かれるような曲を書こうなんて思ってなかったからね。あの頃は、ただ曲を書こうと思っていた。ヒット曲を書こうなんて思ってなかったんだ。でももし50年後にも聴かれるのであれば、それは何か意味のあるものなんだろう」
「ソングライターとして自分の曲でお気に入りのものはあるか、ってよく訊かれる。だけど、僕は何百万曲もある中から僕の楽曲をカヴァーしてくれるなんて、本当に光栄だよ。だから、あらゆる僕の曲のヴァージョンは好きなんだ。ソングライターとして、この曲はこう歌うべきじゃない、こうあるべきではない、なんては決して言えないね。どう歌ってもらおうが、僕にとってはクールだよ(I’m cool with meまったく気にしないよ)。」
ダリルもその話しにのる。「僕もいろいろカヴァーされて、よく訊かれるんだ。いろんなヴァージョンやサンプリングがどう思うって。でも、全然気にしない。僕も人がカヴァーしてくれるのは、本当に大好きなんだ」
「そうそう、どんどんサンプリングしてくれ」とスモーキー。(一同爆笑)
スモーキーの昔話1。「スティーヴィーは、楽器は全部セルフトート(独学)なんだよ。ピアノ、誰も彼にピアノの弾き方を教えてない。彼は勝手に弾いて覚える。ハーモニカ、誰も彼に吹き方を教えてない。彼はただその楽器で遊んでいつのまにか弾き方を覚えてしまう。ミラクルズのメンバー、ロン・ホワイトがスティーヴィーを見つけた。で、モータウンに連れてきたんだ。スティーヴィーは、あるときあるパーティーかなんかで、僕に耳打ちする。『スモーク、あそこにいる女の子は可愛いか?』 『ああ、いい感じだよ』 『何を着てる?』『ブルーのドレスだ』 すると、スティーヴィーはその女性のところに歩み寄って、『素晴らしいブルーのドレスですね』って言って彼女を驚かせるんだ。(一同爆笑)』 そして、一言。「スティーヴィーは生まれてからこのかた、一度もハンディキャップ(障害)があったことはないんだよ」
昔話2。「ちょうど17歳になった頃(1957年頃)だったと思う。初めてのプロとしての仕事がニューヨークのアポロであった。今までは、せいぜいミシガン州フリントあたりにしか行ったことがなくてね、ニューヨークなんて大都会も初めてだった。そこでレイ・チャールズ・ショーで歌うことになった。レイ・チャールズは、僕の歌の大アイドルだ。それまでジャッキー・ウィルソンが僕の最高のアイドルだったけど、レイ・チャールズはその上を行く。レイ・チャールズの前座をやることになった。僕らはいつも自分のバンドでやってたけど、そこのハウスバンドでやることになった。僕たちはフォーマルなアレンジ譜なんてもってなかった。せいぜい紙っぺらにコードをちょこっと書いただけのものだ。リハーサルになった。バンドリーダーが『楽譜はどこだ』って言うのでぶったまげた。死ぬほど恐かった。(笑=一同も笑い)そんなもの使ったことなかったんだ。で、ものすごく困っていると、どういうわけか、朝の7時半だというのに、レイ・チャールズがそこに現われた。『一体、何が起こってるんだね』と落ち着いて尋ねる。するとリーダーが興奮気味に、『この子供たちが何も持ってきてない…』と言う。まあ、まあ、と彼はなだめた。ちょうどその頃、僕たちは『バッド・ガール』という曲を出していた」
ダリルがすぐに、その「バッド・ガール」を歌う。
「君たちがその『バッド・ガール』を書いたのか、と尋ねられたので、僕はどもりながら、『そ、そ、そうです、み、み、ミスター・レイ・チャールズ…としどろもどろで答える。彼がじゃあ、弾いてみろ、というので、弾きながら歌ったんだ。すると彼は、僕の曲をこんどは、すぐに自分で弾き、サックスプレイヤーにこうやれ、と口伝えでそのメロディーを教え、トランペット・プレイヤーはこうだっと、口真似し、それを書き取らせ、ベースプレイヤーにもバババとベースの音を教え、その他のミュージシャンたちにもそのまま教えてしまったんだ。彼は僕たちが歌う2曲を、彼の頭の中で、その場でアレンジしてしまったんだよ。それで僕たちは、なんとかそのステージをやることができたんだよ」 みんなスモーキーの話しに夢中だ。
ランチ・ブレイクで、スモーキーがダリルに言う。「いやあ、ここは本当にピースフルでいいなあ。ところで、君はゴルフをプレイするのか」 ダリルは首を横に振る。スモーキーのゴルフ好きは超有名だ。彼が唯一来日した1988年も、スモーキーは毎日ゴルフ友達のハーヴィー・フークワとゴルフを楽しんでいた。きっと、あう人、誰にでも聞いてるんだろうな、と思った。(笑)
スモーキーが歌う「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」。ダリルとスモーキーによる「サラ・スマイル」が終わると、ダリルが「ウー・ベイビー・ベイビー」のイントロをギターで弾き出した。メンバーはみな笑いながらあっけにとられてる。おそらくダリルが気分で仕掛けたのだろう。その場でのリハなし即興で、まずダリルが歌い始め、そして、まもなくスモーキーがジョインする。ダリルとスモーキーが目を合わせながら、どこでどちらが歌うかを合図しながら歌い続ける「ウー・ベイビー・ベイビー」。すばらしい。
ダリル・ホールは言う。「これは、僕の人生の中でも最高のハイライトだよ、スモーキーは僕のヒーローの1人だったんだから。そして僕のキャリアの初期から影響を受けてきた」
今回歌われた楽曲について若干の解説を。この収録は2009年8月7日に行われたが、8月末に全米でリリースされるスモーキーの最新作『Time Flies When You’re Having Fun』のプロモーションの一環だったのかもしれない。ここから2曲。一曲はスモーキーの新曲、もう1曲がノラ・ジョーンズの大ヒットのカヴァー。こうしてスモーキーが歌うと、まるでスモーキーの作品かと思ってしまうほど。しかし、7日に収録して一週間後にもう編集を終えて、アップしてしまう、そのスピードにも驚く。
1曲目は、スモーキーの1981年のソロ大ヒット。ミラクルズ時代のヒットが、4曲目、5曲目、7曲目、9曲目。そして、残る2曲がホール&オーツのヒットをスモーキーがカヴァーする。
改めて、スモーキーの声の素晴らしさや、彼が作り出した楽曲の素晴らしさに感銘を受けた。そして、ダリルのミュージシャンとしての素晴らしさ、彼の声の良さも再確認した。この22本の中で、まちがいなく、ベスト・ショーだ。ぜひ、ウェッブでごらんください。
■スモーキー最新作『タイム・フライズ・ホェン・ユーアー・ハヴィング・ファン』(ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」のカヴァー収録)
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■ ダリル・ホール&ジョン・オーツ 『エッセンシャル』
BMG JAPAN (2005-12-21)
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■ダリルズ・ハウスのオフィシャルページ↓
http://www.livefromdarylshouse.com/index.php?page=member_archive
スモーキー・ロビンソンの回↓
http://www.livefromdarylshouse.com/index.php?page=ep22
■ ダリルズ・ハウス第22回~スモーキー・ロビンソン
Musicians:
Daryl Hall (host, gutiar, vocal)
Smokey Robinson (guest, vocal)
T-Bone Walk (guitar)
Demitrius Papas (keyboards)
Eliot Lewis (Keyboards)
Shawn Pelton (Drums)
Zeb Katz (Bass)
Everett Bradley (Percusions)
Setlist:
01. Being With You [Smokey Robinson - 1981]
02. Girlfriend [From Smokey's latest album "Time Flies When You're Having Fun" - 2009]
03. Don’t Know Why [Norah Jones - 2002] [From Smokey's latest album "Time Flies When You're Having Fun" - 2009]
04. The Tears Of A Clown [Smokey Robinson & The Miracles -1970]
05. Going To A Go-Go [Miracles - 1966]
06. Sara Smile [Hall & Oates - 1976]
07. ~Ooo Baby Baby [Miracles - 1965]
08. I Can’t Go For That (No Can Do) [Hall & Oates - 1981]
09. I’ve Been Good To You [Miracles - 1961]
(2009年8月15日ウェッブで公開、ダリルズ・ハウス=スモーキー・ロビンソン、ダリル・ホール・ライヴ)
ENT>MUSIC>TV>Daryl’s House>Robinson, Smokey
TITLE: ▲松尾潔さん、NHK-FMでスモーキー・ロビンソンを語る~スモーキーとダリルズ・ハウス
December 27, 2009
【Matsuo KC Would Talk About Smokey Robinson On NHK-FM】
スモーキー。
プロデューサー、松尾潔さんが来る2009年12月28日(月)NHK-FM(全国放送)で1時間半にわたってスモーキー・ロビンソンについて語る。番組は、恒例の「偉人たちシリーズ」の1回で副題は「スモーキーが教えてくれた」。19時30分から21時まで。
収録は12月の初旬に行われたが、それまで松尾さんはかなりスモーキーを徹底研究したようで、すっかりスモーキー漬けになっていたそうだ。だが、例によって番組はわずかに1時間半。しゃべりたいことの半分もしゃべれなかったかもしれない。スモーキーのような偉人を1時間半で語ることなど到底不可能で、松尾さんも相当もんもんとした様子。気になる方は、ぜひ、エアチェックを。
スモーキー・ロビンソンは1940年2月19日ミシガン州デトロイト生まれ。57年ごろ、ベリー・ゴーディーと知り合い、ベリーがのちに設立するモータウン・レコードに参加。自らヒットを放つシンガーとして、また同レーベルの他のアーティストへの楽曲提供など幅広く活躍している。当初は友人と組んだミラクルズのリーダーとして、1972年からはソロ・シンガーとして活動中。ボブ・ディランが、「現有するアメリカ最高の詩人」と絶大な評価をした。50年以上のキャリアを持ち、現役でも活躍中。今年久しぶりの新作『Time Flies When You’re Having Fun』を出した。ハイヴォイス気味の声と、独特の詞の世界、メロディーが大変魅力的。テンプテーションズの「マイ・ガール」などがよく知られる。最近ではマイケル・ジャクソン追悼式(2009年7月)で弔辞を読んだ。
収録の様子。(NHKのブログ)↓
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/31495.html
すでに番組でのオンエア曲が公開されています。事前にお知りになりたくない方は、ご注意ください↓
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-12-28&ch=07&eid=229
◎ NHK-FM 2009年12月28日(月)19時30分~21時00分
「真冬の偉人たち~スモーキーが教えてくれた」
出演: 松尾潔
++++
ダリル・ホールのウェッブ番組『ダリルズ・ハウス』にスモーキー・ロビンソン登場
【”Live From Daryl’s House”】
ヒーロー。
さて、一度、ちらっとダイアン・バーチのライヴ評の中で書いたダリル・ホールのウェッブだけで無料で見られる月一の音楽番組『ダリルズ・ハウス”Live From Daryl’s House”』を改めてご紹介しよう。スモーキー・ロビンソンの予習の意味でもどうぞ。字幕などはありませんが。
この番組は2007年11月から月1回約1時間ウェッブでの放送で始まったもの。ダリル・ホールが、親しいミュージシャンらを自宅に招き、自身のバンドとともに、自由にジャム・セッションを繰り広げる。曲の演奏の合間にダリル・ホールとそのゲストがかなり自由なトークを繰り広げたり、休憩時間には地元の有名レストラン・シェフが、ダリルの自宅キッチンで料理を作り、みんなに振る舞い一緒に食事をするシーンなども盛り込まれる。
ミュージシャンシップのある自由な雰囲気でのジャム・セッションと合間のトークが、本当に素晴らしい。2007年11月公開の第1回目では、ダリル・ホールがソロで、第2回でジョン・オーツを迎えている。以降トラヴィス・マッコイ、KTタンストール、ニック・ロウ、トッド・ラングレン、ダイアン・バーチなどが登場している。
ダリルズ・ハウスのオフィシャルページ↓
http://www.livefromdarylshouse.com/index.php?page=member_archive
ここでアーカイブ(過去映像)がすべて見られる。
そして、その『ダリルズ・ハウス』の2009年8月15日に公開された第22回目のエピソードで、スモーキー・ロビンソンが登場した。
スモーキー・ロビンソンの回↓
http://www.livefromdarylshouse.com/index.php?page=ep22
他の出演者たちは、大体、普通の車でやってくるのだが、このスモーキーの場合、なんと長尺のブラック・リムジンで登場。このあたりから、度肝を抜かれる。曲への指示の出し方など、マイケル・ジャクソンの映画『ディス・イズ・イット』でマイケルがミュージシャンたちに指示を出していたあの姿を思わせる。スモーキーもまた口伝えで曲のニュアンスを指示する。
休憩の間の、スモーキーの昔話を、ミュージシャンたちが頷きながら聴くところが最高だ。本当にこういうミュージシャンたちの話はおもしろい。
こんな番組、作ってみたい。
(このスモーキー・ロビンソンの回については、内容を詳しく明日のブログでご紹介します)
++++
■スモーキー最新作『タイム・フライズ・ホェン・ユーアー・ハヴィング・ファン』(ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」のカヴァー収録)
ライス・レコード (2009-11-01)
売り上げランキング: 12877
■ スモーキー&ミラクルズ ベスト
USMジャパン (2008-12-17)
売り上げランキング: 152251
ENT>ARTIST>Robinson, Smokey
TITLE: ■フランク・マッコム・ライヴ@モーション・ブルー
December 26, 2009
【Frank McComb Live】
飛び入り。
フランク・マッコムの2006年9月東京ジャズ(マーカス・ミラーのサポート)、2007年12月コットン、2008年11月コットン以来の来日公演。時間ぎりぎりでモーションのトイレに入ると、なんとトクが出てきて鉢合わせ。フランクとトクは仲良しで遊びに来たらしい。会場に入るとすでに1曲目が始まっていた。まもなく、2曲目に入ると、いきなりトクがフランクに呼び出され、ステージに。スティーヴィーの「スーパースティション」だ。
今回はドラムス、ベース、そして、フランク(ピアノ、キーボードとヴォーカル)という編成。それにしても、フランクが歌を歌うと実に渋い。ダニー・ハサウェイ、スティーヴィーあたりの曲のカヴァーは、圧巻だ。やはり、歌って欲しい。
この日は、クリスマスということもあり、ダニーの「ディス・クリスマス」、そして、アンコールでもスティーヴィーの「リボン・イン・ザ・スカイ」を熱唱。特に「リボン…」はかなりおもしろいアレンジで楽しめた。彼のキーボードはいつもいい。
この日は下記セットリストをごらんになるとおわかりになるように、ほとんどの曲でトクが参加。フランクとトクのライヴの様相を呈していた。特に、7曲目「ドゥ・ユー・リメンバー・ラヴ」の後半にスティーヴィーの「ユーヴ・ガット・イット・バッド・ガール」を挟み込むあたりは、手練手管。トクのトランペットも縦横無尽で実にかっこいい。こうなったら、今度、正式にフランク&トク名義でライヴやったらどうだろう。
ちょうどライヴの観客に、またまたスガシカオさんがキーボードのポチと来ていた。前回は、ガッツのライヴのときに偶然、隣り合わせになったが、あれ以来なので、「また、ここ(モーション・ブルー)でお会いしましたね」とあいなった。ライヴ後、話をすると、どこかのソウルバーでこの前の二子玉川で行われたディスコイヴェントのフライヤーを見たようで、ちょっと気になっていた、とのこと。スガさんが来ればけっこう盛り上がったのではとも思った。
フランクのことはまだ知らないようだったので、フランクにスガさんらを紹介。「スガさんは、日本ではとてもビッグでミリオン売るアーティストだよ」と耳打ちすると、いきなり、フランクがメールアドレスを紙切れに書いて手渡し、「Don’t lose it(なくさないでくれ)」「何か一緒にやろう」と。(笑)
■ 過去フランク・マッコム記事
(2004年の初来日からかなり追っかけてます)
December 07, 2006
Frank McComb Live At Cotton Club
http://blog.soulsearchin.com/archives/001440.html
December 29, 2007
Frank McComb & Gatz Live: Back To Back
【「もっと歌って」のフランク・マッコム・ライヴ】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002232.html
(ここにフランクの過去記事一覧)
■ ライヴ・イン・アトランタ(アマゾンのアーティスト名が、「フランク・マコンブ」!(笑))
ヴィレッジアゲインアソシエイション (2007-12-12)
売り上げランキング: 36041
■ メンバー
Frank McComb(vo,key),
Jae Deal(b),
Robert Miller(ds)
Special Guest:
Toku (Trumpet)
■ セットリスト:フランク・マッコム@モーション・ブルー 2009年12月22日(火曜)
Setlist : Frank McComb @ Motion Blue, December 22, 2009
01. Linus & Lucy
02. Superstition (with Toku)
03. Gotta Find A Way (with Toku)
04. Cupid’s Arrow (with Toku)
05. Fools
06. This Christmas (with Toku)
07. Do You Remember Love ~ You Got It Bad Girl (with Toku)
Enc Ribbon In The Sky (with Toku)
show ended 22:49
(2009年12月22日火曜、横浜モーション・ブルー=フランク・マッコム・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>McComb, Frank
2009-159
TITLE: ●クリスマスにスタイリスティックス~継続アーティストだけがもてる特権
December 25, 2009
【Stylistics For Christmas: So Many Hits, So Many Memories: That’s Their Privilege】
特権。
毎年12月の定例と言えば、スタイリスティックスのライヴ。もうここまで来ると、完全無比、完璧な、理屈ぬきに最高な「通常の」エンタテインメント(褒め言葉です)だ。そのパターンは、世界ソウル遺産とも言える水戸黄門のような超定番エンタテインメント。
次々と繰り出されるヒット曲の数々。そのどれにもきちっとした振り付けがなされていて、一時(ひととき)たりとも飽きさせない。アンコールのクリスマス・ソングにまで、ちょっとした振りをつけてしまう。何にでも振りがつくところが最高だ。コーラスで歌ってない3人もスローで踊っている。まさに3人がエグザイル状態。逆に「イッツ・ア・ミラクル」と「誓い」あたりは、直立不動でみなマイクの前に立つ。クールファイヴ状態だ。そして、おじぎが長い。
MC低音の魅力ハーブ・マレルが言う。「私たちは今年で結成41周年。みなさんのご支援があるからこそ、心から感謝いたします。メンバーを紹介しましょう」。(去年は40周年と言っていた。きっと、来年は42周年とMCで言うのだろう。素晴らしき継続)
アンコールでクリスマス・シーズンなので、「サイレント・ナイト」と「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・クリスマス」。後者では珍しくヴァン・フィールズがリードを取る。なかなかいい声だ。そして最後は、これまたお約束の「愛がすべて」。メンバーが去って、バンドだけが残ると、なんとバンドがドラムス・ソロから「ビリー・ジーン」を演奏し始めた。しばらくやって、「愛がすべて」のエンディングに戻る。
音楽監督のハーヴィーによれば、「バンド・メンバーもマイケルを好きで、もちろん僕も彼をリスペクトしている。だから、トリビュートしたんだ」とのこと。ひょっとして、このリフがなり始めて、またスタイリスティックスが戻ってくるかと思いきや、それはなく、ハーブ・マレルによれば「いやあ、僕たちはマイケルの曲は今まで歌ったことはないんだ。今、みんな誰でもマイケルの曲をやっているだろう。彼は素晴らしい。だけど、誤解してもらっては困るけど、いわゆるちょっとした『マイケル・ブーム』には乗りたくないって気持ちなんだ。それまでマイケルの曲をやっていたなら話は別だけど。ムーンウォーク? 僕たちはできないよ。(爆笑) 練習しないと。(笑)」という。
スタイリスティックスは、東京の後、名古屋でやってその後ハワイ。そしてホームに戻り2週間ほど休み、フロリダに。いつもクリスマス時期は日本にいるので、家族には電話をする、という。ハーブは「そうだな、今年も200本近くライヴをやったんじゃないかな。ここ(ビルボード)では1日2ショーを6日だろ。大変だよ。すぐホテルにもどって体を休めるよ(笑)」と言う。「ニュー・アルバムは、まあ、来年、いろいろまとめなければならないな。プロデューサーを見つけ、いい曲を見つけて。また、プレストン・グラスとやるんじゃないかな。まだ何も決まってないけどね。彼はロスアンジェルスでスタジオを持っているんで、やるとすればそこで録音すると思う」
彼らのステージにははっきり言って何も新しいものはない。だが、ステージのMCでハーブは言った。「今日もたくさんの曲を歌います。そのいくつかの曲がみなさんの思い出を呼び出せれば嬉しく思います」 彼らが「1975年、1974年」などと年号を言いながら、曲を歌い始めるたびに、僕もその頃のことを思い出す。それは、長く歌い続け、多くヒット曲を持つアーティストだけに出来る特権だ。
帰り際、リードのイヴァンが「hey, what’s up, man」と言ってきたので、「OK, I’m good. See you next year」というと、笑いながら 「see you next year」と返ってきた。また来年も見に行こう。
■スタイリスティックス公演は2009年12月26日(土)までビルボード東京で。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=calendar&shop=1
■ スタイリスティックス過去記事
December 23, 2008
スタイリスティックス~ザット・セイム・ウェイ
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20081223.html
April 16, 2008
Stylistics : Magic Of The Song
【「愛がすべて」、その魔力のすべて】
http://blog.soulsearchin.com/archives/002457.html
December 22, 2007
Stylistics : Take Me Back To The 70s
【スタイリスティックス・ライヴ~70年代のあのころへフラッシュバック~】
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200712/2007_12_22.html
(ここに過去関連記事一覧)
December 24, 2007
Stylistics : They Love Japan, Japan Love Stylistics
【スタイリスティックス、日本を愛す、日本人、スタイリスティックスを愛す】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2007_12_24.html
■ ベスト2枚組
ビクターエンタテインメント (2006-12-16)
売り上げランキング: 7209
ファースト・アルバムにして傑作
ビクターエンタテインメント (2001-10-24)
売り上げランキング: 154715
■ メンバー
スタイリスティックス:
エアリオン・ラヴ / Airrion Love(Vocals)
ハーブ・マレル / Herbert Murrell(Vocals)
ハロルド‘イーヴァン’ブラウン / Harold ‘Evan’ Brown(Vocals)
ヴァン・フィールズ / Van Fields(Vocals)
バンド・メンバー:
ハーヴィー・ペリー / Harvey Perry(Keyboards)
ジーノ・メイヤー / Jeno Meyer(Keyboards)
テディー・デイヴィス / Teddy Davis(Keyboards)
ラザフォード・ゲイ / Rutherford Gay(Guitar)
ロビン・J・レオナード / Robin J.Leonard(Bass)
ラッセル・ウィークリー / Russell Weekley(Drums)
■ セットリスト
Setlist : Stylistics @ Billboard Live Tokyo, December 24, 2009
show started 21:36
01. Intro
02. Rockin’ Roll Baby
03. You’ll Never Get To Heaven (If You Break My Heart)
04. I’m Stone In Love With You
05. Betcha By Golly, Wow (1971)
06. Heavy Fallin’ Out (1974)
07. Break Up To Make Up
08. Stop, Look, Listen (To Your Heart)
09. You’re Everything
10. Sixteen Bars
11. Disco Baby
12. It’s A Miracle
13. Mine Au Mine (1982)
14. Sing Baby Sing
15. Introducing members; on “Funky For Jamaica”
16. That Same Way
17. You Make Me Feel Brand New
18. Funky Weekend
Enc. Silent Night
Enc. Have Yourself A Merry Christmas
Enc. Can’t Give You Anything But My Love / including a riff of Billie Jean
show ended 23:02
(2009年12月24日木曜、ビルボードライブ東京=スタイリスティックス・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stylistics
TITLE: ⊿「マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト」満員御礼無事終了
December 24, 2009
【Michael Jackson Love Night】
濃密度。
西寺郷太さんと僕吉岡正晴でのトーク・ショー「マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト」が2009年12月23日(水曜・祝日)東京お台場の「カルチャー・カルチャー」で行われ、マイケルの話で4時間半、盛り上がった。僕はマイケルが映画『ディス・イズ・イット』内「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」で着ていたポパイのTシャツにジャケット、郷太さんはライオネルとマイケルのリハーサル時の雰囲気でネクタイ姿。両者のテーブルには、それぞれが持っているマイケル関連本をどーんと並べた。この本が、僕の分でも30キロ超で、実に重く持ってくるのが超大変だった。
夕方5時から9時半まで、予定を少しオーヴァーしたが、4部構成は大体次のような感じだ。
第1時間目。冒頭、机に並べたマイケル関連本から。その中で郷太さんはスラッシュ自伝のマイケル関連のページ(約1ページ)を紹介。日本テレビで放送されたマイケル特番と、NHKFMの特番『サウンド・ミュージアム』が放送されて、その反応。一応、来場者に見たか、聴いたかを尋ね、概ね見ていられたようなので、両方の番組をほとんどの方が見ている、聴いているとの前提で話を進めた。そして、それらで語られたマイケルを巡る裁判の話しを郷太さんが詳しく解説した。「マイケル対メディアは、最大の、そしてもっとも残虐なメディアの集団リンチ」。
第1時間目の一言。「サンケイ新聞にマイケルが亡くなった日に2時間以上も取材を受けたのに、出た記事はたった2行。なんやねん!(笑)」(郷太談)
第2時間目。若干、裁判の話の残り。若干の「スマスマ」の話し。観客からの質問。「マイケルがシャモーンと言い出したのはいつ頃からでしょうか。なぜですか」との問い。僕も郷太さんも、なぜかはわからない。いつ頃かは80年代中頃ではないか、とのこと。「シャモーン問題」は、今後の研究課題に。ダイアナ・ロスとマイケルの関係についての考察も。
吉岡が1983年8月にマイケル邸を訪ねたときに撮影した写真をご紹介。ジャネット、セルジオ・メンデス、兄弟姉妹も、ラトーヤ、ジャッキー、ジャーメイン、ランディー、マーロン、チンパンジー、ラマなども。暑い夏の日だったので、他に映っている人たちは短パンTシャツだったりするが、マイケルは長袖、サマーセーター。
第2時間目の一言。「『ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス』の踊りは、郷太くんの草野球の準備運動になってるんだあ!」
第3時間目。マイケル・ジャクソン・ファン・サイト「ムーンウォーカー」の運営者トヨさんを招いて。常に最新情報をお持ちのトヨさん。先週全米で放送された『リアリティー・ショウ~ファミリー・ダイナスティー』をすでにごらんになったというトヨさんに、その番組についてうかがった。
December 14, 2009
ジャクソンズ・リアリティー・ショー『ファミリー・ダイナスティー』フォックスで放送
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10410716018.html
彼によると、かなりおもしろいようで、一例を紹介してくれた。インタヴューアーがジャーメインのいないときに、ジャッキー、ティト、マーロンらに「ジャーメインは、モータウン時代、マイケルばかり人気者になって、嫉妬してたんじゃないか。そのあたりはどうなの?」という極めて直球の質問を投げかけた。すると、3人とも下を向いてしまい何も答えなかった。それだけでも、十分面白い絵だが、さらに質問を繰り返すと、遂に兄弟たちが口を開き始めて、「そうだ」と言い、一斉にジャーメインについての話が飛び出した、という。
ここからジャーメインのジャクソンズの中での立ち位置についてのさまざまな考察が紹介された。アルバム『ヴィクトリー』のジャケットのジャーメインの写真は、写真ではなく、彼だけイラストだ、という郷太君の発見を披露。つまり、フォト・セッションには来なかったということだ。「ジャーメイン問題」は、ジャクソン家研究の上で最大のテーマ。
ここで、『ヴィクトリー』から「ボディー」のビデオを。それがあまりにチープでちゃちゃをいれながら、おもしろおかしく紹介した。
第3時間目の一言。「ジャーメインは、いつもひとりだけフォト・セッションに来ないんだよ(笑)」(郷太談)
第4時間目。ここでは歌詞のことを中心に、「マイケルが遺した言葉」のホームページを立ち上げ、訳詞を発表し始めた大西さんを舞台にあげてご紹介。歌詞について、いろいろ談義。マイケルはインタヴューを受けなくなって以来、「僕の気持ちは僕の歌を聴いてくれ」というスタンスを貫いてきた。そんな中で「ヒューマン・ネイチャー」「ブラック・オア・ホワイト」などについて詳しくその訳について。大西さんは、現在「JAM」に挑戦中。すでに5日くらい考えているが、なかなかどんぴしゃなものが出てこないので「塩漬け中」とのこと。結局、「ジャム」は、ジャムだしなあ、とか、ジャムという単語についての様々な意味の考察なども。また、「マン・イン・ザ・ミラー」も取材中。郷太さん懸案の訳詞集が、この前日に、少し体裁を変えて出せそうな方向になったとの最新ニュースも。マイケルの「歌詞問題」は、まさに学問に。「マイケル・ジャクソン学」だ。
第4時間目の一言。「JAMの訳詞、塩漬け中」(大西談)
+++++
その後、郷太さんと僕でそれぞれの本にサイン。それが終わりしばし出演者、スタッフで雑談。やはりマイケルの歌詞の部分は深いので、それだけで何かトーク・ショーみたいなのができるね、という話しに。しかし、この4時間分、誰か文字起こししてくれないかなあ。(笑)
ということで、郷太さんは、終わるとすぐにTBSの「キラキラ」の忘年会へ出発。みなさま、おつかれさま。そして、ご来場いただいた方ありがとうございます。インターネットでごらんいただいた方、無事見られましたでしょうか。ありがとうございます。
反省点としては、Youtubeの画像などを見せるとき、事前に準備しておいてすぐに出せるとよかった。歌詞の話をしたときに、その歌詞・対訳をスクリーン上にすぐに出せるとよかった。4時間分の大まかなテーマは、こちらでは決めてあったが、それを事前に告知するなり、ペラ1枚でもよいので「今日のプログラム」みたいなものを配れればよかった。お客さんからのアンケートからの質疑応答をもうちょっと取り上げられればよかった。あるいは、直接客席にマイクを渡し、質疑応答があってもおもしろかったかもしれない。まあ、最初だったのでいろいろと至らぬところもあったかと思うので、次の機会にはさらに密度を濃くしてみたいと思った。ご意見があれば遠慮なくコメント欄などにお書き込むください。
また、1時間目と2時間目の間の5分程度の休憩の間には、『ディス・イズ・イット』のDVDの予告編などが流れた。
4時間半終わって、3時間目くらいから、なんか右腕が痛いなあ、と思ったら、ずっと右手でマイクを持っていたので、ちょっと痛くなった。ので、途中から左でも持つようになった。しかし、マイクを持って腕が痛くなるなんて。次に長時間やるときは、ヘッドセットか、マイクスタンドか。(笑)
■ ディス・イズ・イットDVD
マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
■「マイケル・ジャクソン・ラヴ・ナイト」
お台場カルチャー・カルチャー
出演:西寺郷太、吉岡正晴、
飛び入りゲスト:トヨ(サイト『ムーンウォーカー』運営)、大西恒樹(サイト『マイケルの遺した言葉』運営)
2009年12月23日(水・祝日)17時~
ニフティーでインターネットで生動画を2時間中継
■関連サイト
西寺郷太 http://www.nonareeves.com/life/gotama/
西寺郷太ツイッター http://twitter.com/Gota_NonaReeves
吉岡正晴ソウルサーチンブログ http://ameblo.jp/soulsearchin/
オフィシャル・ホームページ http://www.soulsearchin.com/
吉岡正晴ツイッター http://twitter.com/soulsearcher216
マイケルの遺した言葉(大西さん) http://mjwords.exblog.jp/
マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーカー」(トヨさん) http://moonwalker.jp/
ENT>EVENT>Michael Jackson
TITLE: △エリック・ベネイ・ライヴ~クリスマスのカップルのために
December 23, 2009
(ライヴの内容がでます。これからごらんになる方はご注意ください)
【Eric Benet With 3 Piece Band~A Gig For Sale】
色気。
エリック・ベネイの2005年9月ブルーノート/モーション・ブルー、2007年9月東京ジャズ、2009年2月ビルボード以来約10ヶ月ぶり通算6回目の来日公演。(1997年7月が初来日、次が1999年7月)
今回は極東ツアーの一環か、初日に韓国から来日、いきなりステージに。バンドは3人、ドラムス、ベース、そして、キーボードという編成。このキーボードがいわゆるシークエンスで、ギターも、女性コーラスも、そしてときにエリック自身のコーラスさえも出す。言ってみれば、壮大なカラオケになる。バンドとしてはエコノミー・セット。
エリック・ベネイ、男の色気は、見事に120パーセント。そのまま「レオン」あたりの表紙を飾ってもおかしくないモデル然とした佇まいは、それだけで絵になる。
「どうもありがとう」と巧みに日本語を交え、「スパニッシュ・フライ」という自らの作品から取られたドリンクを勧め、インティメートなライヴ・ハウス慣れした感じ。
ふとあれっと思ったのが、6のデイヴィッド・フォスター・メドレー。3曲目にアースの「セプテンバー」を歌ったのだが、これってデイヴィッド・フォスターだっけ、と疑問に思い、家に戻って調べると、作者はモーリス・ホワイト、アル・マッケイ、アリ・ウィリスでフォスターではなかった。「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」をやっているので、そのあたりで勘違いしたのだろう。これは、エリックに言ってあげないと。だが、それに続く「ラスト・タイム」などは、シンガー、エリックの真骨頂を見せる。
この日はよくしゃべったエリック。MCでこんな解説も。「あるとき、オールド・スクールR&Bとニュー・スクールについて、仲間と話が盛り上がった。たとえば、1960年代、70年代のオールド・スクールのシンガーたち、マーヴィン・ゲイ、アル・グリーン、アース・ウィンド&ファイアー、オージェイズ、スタイリスティックス、ルーサー・・・。そういったシンガーと比べると今のシンガーは比較にならない。(no comparison) で、あるとき、そうしたオールド・スクールにインスパイアーされた書いた曲が次の曲です。オールド・スクールな雰囲気を感じとるかもしれません」 こうして歌われたのが、「ユー・アー・ジ・オンリー・ワン」。確かに、ちょっと昔風だった。
これを終え、なんとエリックは一度ステージを去った。まだ始まって41分。拍手に迎えられステージに戻り、初めて人前で歌うという「クリスマス・ソング」、そして、定番「ジョージー・ポージー」。なんとこの中で、エリックはマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」をはさみこんだ。なるほど、こういう手があったか、と思った。いいアイデアだ。これを終えてちょうど1時間。観客はまだ物足りなく拍手を続ける。すると、もう一度でてきて、「アイ・ウォナ・ビー・ラヴド」を。9曲目終わりでステージを引っ込んだのはなんだったのだろう。(笑)時間配分、間違えたか。(笑)
前回来日(2009年2月)は僕はマーヴィン・ゲイの翻訳にかかりきりだったので見られなかったが、3人編成バンドで来ていたので、最近はこのスタイルで営業しているようだ。しかし、歌がこれだけうまいのだから、2005年来日時の6人編成あたりで来て欲しいところだ。あのライヴは実にすばらしかった。
今回はクリスマス時期のライヴということで、彼の場合はいつでもそうだが、いつも以上にカップル向けのライヴとなりそうだ。
なお、エリック・ベネイも1966年生まれ。昭和41年で、丙午(ひのえうま)の生まれ、ジャネット・ジャクソンと同じ年だ。
(エリック・ベネイ、ブルーノート東京で12月25日まで)
■過去関連記事
September 30, 2005
Eric Benet Live: Best Live Show At Venue Under 500, This Year
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_09_30.html
October 02, 2005
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 1 of 2 Parts)
【人生の交差点】
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_02.html
Eric Benet: A Man At Crossroad (Part 2 of 2 Parts)
http://blog.soulsearchin.com/archives/2005_10_03.html
October 04, 2005
A Chat With Eric Benet: Reveals Real Age
http://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200510/2005_10_04.html
■ 『ハリケーン』2005年作品~実によかった!
ワーナーミュージック・ジャパン (2005-06-22)
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これも傑作です
ダブリューイーエー・ジャパン (1999-03-25)
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最新作2008年
Warner Bros. (2008-09-16)
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■メンバー
エリック・ベネイ(ヴォーカル)Eric Benét(vo)
ルシアン・シロタ(キーボード)Rusian Sirota(key)
グレゴリー・コリアー(ベース、ヴォーカル)Gregory Collier(b,vo)
スティックス(ドラムス)Stixx(ds)
■ セットリスト
Setlist : Eric Benet @ Blue Note Tokyo, December 21, 2009
show started 19/01
01. Love Don’t Love Me
02. Spiritual Thing
03. Love, Patience & Time
04. Spanish Fly
05. Don’t Let Go
06. David Foster Medley: After The Love Has Gone / Through The Fire / September
07. The Last Time
08. Spend My Life With You
09. You’re The Only One
— off stage one time
10. The Christmas Song
11. Georgy Porgy
Enc. I Wanna Be Loved
show ended 20:10
(2009年12月21日月曜、ブルーノート東京=エリック・ベネイ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Benet, Eric
2009-156
TITLE: ☆ゴスペラーズ15周年記念ライヴ~5本のスポットライトが照らす真骨頂
December 22, 2009
☆ゴスペラーズ15周年記念ライヴ~5本のスポットライトが照らす真骨頂
【Gospellers 15th Anniversary Live】
通過点。
1994年12月にメジャー・デビューしたゴスペラーズが、15周年を記念し、「ゴスペラーズ坂ツアー2009–15周年漂流記 秋冬」と題したツアーを行ってきた。2009年12月19日(土)に国立代々木第一体育館で見た。2日間、会場、超満員。2万人以上がかけつける。すごい。
3時間を超える密度の濃い歌とトーク。今回はほとんどの大ヒットを盛り込む感じか。特に本編最後の「永遠に」「ひとり」「誓い」の3連発は圧巻だ。そして、1994年12月19日、ちょうど15年前、20人か30人しかいない、それもみんな知り合いばかりだった小さなライヴハウスでのライヴから15年を経てこの地にたどり着いた感動をメンバー皆が語るときは感慨深い。継続は力なり。
ステージバックのモニター・スクリーンも自己発光のLEDパネルを使っているせいか、実に綺麗で演出効果満点だ。何より正面ステージから伸びている花道が輝かしい。
この日、一番驚いたのが、20曲目の「ラヴ・マシン」(ミラクルズのヒットのカヴァー)の部分。なんと、金・銀ラメ光沢のマントを羽織った、その名も「ミスター・ラヴ・マシン」がステージの上の天井から降りてきたのだ。ふんわりと宙を舞いながら、ゆっくりと下降、途中で宙に浮いたまま歌い、声を出し、センター・ステージ(正面ステージから客席真ん中にせり出した花道)に着地。しばし地上に滞在、また、宙に舞い上がって行った。スーパー歌舞伎みたいだった。度肝を抜かれた。
ライヴ後、ミスター・ラヴ・マシンに話を聞くと、「いやあ、最高8メートルくらい(高さが)あるんですよ。けっこう最初は恐かったですよ。足も動かせないし。左右には動かせないんです。で、何度も何度もリハーサルやりました。あれは、ここ(代々木体育館)だけです。このミスター・ラヴ・マシンは、5年ぶりくらいかな。滅多にでてきません(笑)」とのこと。心なしか、声が酒井さんに似ていた。
メンバーもすっかり使い慣れたかのイアモニター(耳に直接つけるモニター、マイケルがなかなか慣れなかったもの)だが、安岡さんによると「ステージではいいんですけど、センター・ステージ(花道)に行くと、もう反響音があちこちから聞こえてきて、時には1拍遅れて戻ってくるんですよ。その反響音がイアモニから出てくる音より全然大きくてね。かなり慣れましたけどね」ということで、かなり大きな会場では辛そうだ。とは言っても、そこはプロ。一オーディエンスとしてはそんなことはまったく感じなかった。
後半、会場がほとんど真っ暗になり、5本の白いピンスポットだけが5人のメンバーを照らし、アカペラを歌う瞬間、やはりゴスペラーズの真骨頂が感じられた。
古い手帳を調べた。僕がゴスのメンバーと初めて会ったのは、1994年12月8日、そのとき初来日していたベイビーフェイスのプレスパーティーの席上だった。ベイビーフェイスの目の前で彼らがアカペラで歌ったのを見た。あれから15年だ。あの頃、彼らにとってはベイビーフェイスも目標の一つだったかもしれない。
きっと今ライヴハウスで100人の観客を集めるのに苦労している若手のシンガーやグループにとって、ゴスペラーズの「代々木2デイズ完売」は、大きな夢と希望になるにちがいない。そしてゴスペラーズにとっては、これを通過点とすべく、次の地平へ進んでいくのだろう。今、ゴスペラーズが多くの若手の目標になっている。
(12月21日日曜のライヴは、衛星放送局WOWOWが収録し、放送。さらに後日、DVD化される予定)
■ ラヴ・ノーツ(初回限定盤)
KRE (2009-10-28)
売り上げランキング: 3838
■メンバー
ゴスペラーズ
北山陽一
黒沢 薫
酒井雄二
村上てつや
安岡 優
バンド
杉野寿之(すぎの・としゆき) ドラムス
須藤満(すどう・みつる) ベース
福原将宜(ふくはら・まさのぶ)ギター
佐々木まり(ささき・まり) キーボード
本間将人(ほんま・まさと)サックス
石戸谷斉(いしとや・ひとし) トロンボーン
Luis Valle (ルイス・ヴァジェ)トランペット
DJバリケーン
■セットリスト: ゴスペラーズ坂ツアー2009 “15周年漂流記 秋冬”
01. Gospellers’ Theme
02. Five Keys
03. The Ruler
04. Slow Luv
05. Sweet
06. 告白
07. Body Calling
08. ラヴ・ノーツ
09. 新大阪
10. ふたつの祈り~X’mas Love To You
11. 残照
12. 約束の季節
13. Moon Glows (On You)
14. 賛歌
15. 星屑の街
16. 宇宙(そら)へ~Reach For The Sky
17. 1,2,3 For 5
18. Sayonara
19. 愛の歌
20. Love Machine
21. 一筋の軌跡
22. 永遠(とわ)に
23. ひとり
24. 誓い
Enc.1 セプテノーヴァ
Enc.2 Promise
show ended 20:20
(2009年12月19日土曜、国立代々木第一体育館=ゴスペラーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gospellers
2009-154


















