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Masaharu Yoshioka

音楽評論家。ソウル、ブラック、ダンス・ミュージックを得意とする。ソウル・ミュージックの情報サイト、『ソウル・サーチン』ウェブ http://ameblo.jp/soulsearchin/ (なお現在ごらんのこのページはソウルサーチンブログのミラーサイトです)と同名イヴェントを運営。1975年以来、レコード、CDなどに添付されるライナーノーツは1,000枚以上執筆。その他、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどの番組出演も。著作に『ソウル・サーチン』、翻訳書に『マイケル・ジャクソン全記録1958-2009』、『マーヴィン・ゲイ物語引き裂かれたソウル』、『マイケル・ジャクソン観察日誌』、『モータウンわが愛と夢』など。Twitterは、http://twitter.com/soulsearcher216 フォローしてください。

TITLE: ◆シャーデー10年ぶりの新作『ソルジャー・オブ・ラヴ』

March 05, 2010

◆シャーデー10年ぶりの新作『ソルジャー・オブ・ラヴ』

【Sade’s New Album; First In 10 Years Hit No.1 On Billboard】

10年.

まさに10年ひと昔とはよく言ったもの。しかし、この流れの速い音楽業界で10年間沈黙を守っていたら、ふつうは忘れ去られてしまう。ところが、シャーデーは、10年ぶりのニューアルバムがなんとアメリカ・ビルボード・アルバム・チャートで1位初登場、しかも、3週連続で1位になっている。全米では今週も10万枚以上のセールスを記録して、1位。

シャーデーは1980年代に登場し、日本でも当時おしゃれ系サウンドとして、大いに話題になった。今回の新作は、『ソルジャー・オブ・ラヴ』。日本盤が2010年3月3日にリリースされた。

この新作、全10曲だが、すべて流しても45分にならない。言ってみれば、昔のアナログ・アルバム(両面)とほぼ同じ長さなのだ。そして、なにより、サウンドも彼女の声も、10年前とまったく変わらないところがすごい。もし、このサウンドでデビュー当初からコンスタントに毎年、あるいは2年に1度の割で新作を出していたら、きっとあっという間に飽きられてしまっただろう。だが、10年間休んだおかげで、この同じサウンドがまったく新しい、というか、斬新なサウンドに聴こえてきた。もちろん、昔を知るファンからすれば、懐かしい、久しぶり、という気分で新作を買い求めた。

そういう意味でいうと、こういう10年間露出しないことが、彼女のサウンドを渇望化させたのだろう。ずっとファンがシャーデーを待っていた。これは、驚くべきことだ。

Soldier of Love
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シャーデーは、イギリス・エピックから1984年にデビューしたが、日本には、本邦デビュー前の1984年11月に六本木インクスティックなどでのライヴで初来日している。イギリス在住の写真家トシ矢嶋さんがシャーデーと個人的に親しかったことで、クラブでのライヴ、来日が可能になった。その後、日本盤が出て一挙にブレイク。1986年5月に一般ホール公演で来日。さらに7年後1993年6月から7月にかけて再度来日。しかし以来、日本公演は行われていない。もし、この10年ぶりの新作とともに来日公演となれば、24年ぶりの来日となる。

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シャーデー新作は、「山野ミュージック・ジャム」(インターFM、日曜午後2時半)で2010年3月14日(日)に紹介します。

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