浜野謙太(在日ファンク)X 中田亮(オーサカ=モノレール)スペシャル対談

February 25,2017 | Category :  Interview | Tag :  オーサカ=モノレール, 在日ファンク,

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在日ファンクの10周年を記念し、浜野謙太と中田亮の対談が実現

星野源ひきいるインスト・ロックバンド、SAKEROCKのトロンボーン奏者として最初に脚光を浴び、ミュージシャンとしてだけでなく俳優としても活躍してきた“ハマケン”こと浜野謙太。彼がリーダーを務める在日ファンクは、ジェームス・ブラウンが遺したファンク・スピリットを受け継ぎ、日本人として日本語でファンクをやることを追究している7人編成のバンドである。

去年はメジャー2枚目となるアルバム『レインボー』をリリースし称賛を集めたが、今年は結成10周年を記念するスペシャルな年であり、全国5都市を廻る対バンツアーを行う。「在日ファンク10周年まる見え対バンツアー」と題された同ツアーでは、福岡公演でペトロールズと、名古屋と大阪でD.A.N.と、札幌でスチャダラパーと共演し、東京での最終公演ではオーサカ=モノレールとステージを共にする。

今年、結成25周年を記念するオーサカ=モノレールは、ジャパニーズ・ファンクを牽引してきたレジェンドであり、在日ファンクが敬愛する大先輩。今回は3月18日(土)東京キネマ倶楽部で行われるライブに先駆けて、オーサカ=モノレールのフロントマン中田亮に、浜野謙太をインタビューしてもらった。日本でファンクをやる上での心意気、ジェームス・ブラウンの特徴的なダンス、在日ファンクのバンド名についてなど様々なトピックが登場し、見学させてもらったスタッフにとっても興味深い、英知とユーモアに富む会話が展開した。

在日ファンク10周年記念対バンについて

中田:今日は在日ファンクの10周年ということで、僕は聞き役に回らせてもらいます。

浜野:ほんとに対バンも、今回のインタビューも受けてくれて、ありがとうございます。

中田:こちらこそありがとうございます。対バン楽しみです。もう来月か。企画はまだ考えてないですね。

浜野:今日、一緒に考えようと思ってて。一個だけちょっと考えてるのがあるんですが、中田さんちょっとオバマ大統領に似てるじゃないですか?

中田:ハハハ(笑)。初めて言われた。

浜野:中田さんをオバマ大統領に見立てて、新しい曲とか作れないかなぁって。駄目ですか?

中田:いや全然いいけど。ハマケン、アイディアマンやなぁ。

浜野:以前、THE BAWDIESと曲を作ったことがあって。BAWDIESは英語で、僕は日本語で。だから、中田さんが英語で、僕がなんか直訳みたいな日本語で歌うっていう。

中田:なんやったっけ、オバマのフレーズ。「Yes We Can」か!

浜野:「できる!」みたいな(笑)。

中田:ハハハ(苦笑)。

浜野:ちょっと苦笑い出ましたね。あんまりファンクバンドっていないじゃないですか?だから他のバンドとコラボするとき、僕が何か提案すると「良いっすね!面白いっすね!」みたいに、結構なんでも通っちゃって。でも蓋開けてみたらコントみたいになる、っていうことが多くて。だから今みたいな苦笑いって、良いっすね(笑)。

中田:コントみたいにしたくはないの?

浜野:したくないですよ。そこは中田さん、勘違いしてます。

中田:ああ、そうか。

浜野:勝手にですけど、僕はオーサカ=モノレールの意思を受け継いでる気持ちなんですよ、実は。自分たちっていうか、僕がですけど。だからお笑いジェームス・ブラウンみたいなのはつまんないというか。

中田:俺もやっぱりそれやねん。ファンクって言ったら面白いもの、日本人がファンクやるんだったらコントっぽくしないと駄目、みたいなのがあるから。

浜野:なんでそう思ってるかって言うと オーサカ=モノレールを見てるからなんですよ。

中田:ああ、そう?

浜野:それまでパーティーバンドみたいなことをやってたんですよ。ファーとかキラキラしたスーツを着て。それはそれで好きだったんですけど、オーサカ=モノレールを見て「ヤバイ!」って思って。めっちゃポリシーを持ってやってるし、「なるほどな」って。僕らは日本語なんだけど、真面目に考えていて。

中田:ああ、そかそか。俺から見たらまだちょっとオモシロ感が残ってるからそう思ってたけど、それはちゃうねんな。世の中からしたらだいぶ真面目なほうのバンドなんやな。

浜野:いや、でもまだちょっと思ってる、絶対(笑)。

中田:いやいや(笑)。

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ジェームス・ブラウンの“ノリ”

浜野:自分たちのなかでは真面目な気持ちでやってるんですよ。じゃあ、英語だったらいいのか?英語だったら真面目な音楽なのか?って思うし。なんとか日本語でやれないかと。

中田:いや、日本語のほうが絶対いいと思うよ。まずあのダンスは絶対ハマケンのほうが上手い。あれはもうだいぶイケてんのちゃう?世界中でもあれ頑張ってるやつ結構いてるけど、ハマケン一番くらいちゃう?世界中からあのダンスする人集めて、コンテストみたいなんやるべき。

浜野:ハハハ(笑)。80年代のJB的なノリってあるじゃないですか?明らかに70年代と80年代でステップがちょっと違う。

中田:ハマケンは60年代やな。

浜野:そうですね。でも60年代のあれはTVのマジックもありますよね。白黒のTVだと、すごい勢いで動いてるように見える。

中田:見える見える。一番最初に『T.A.M.I. Show』見た時、実はそんなに衝撃は受けへんかったんよ、俺。

浜野:あ、そうですか?

中田:みんな、すごいすごい言うやんか?「そんなにすごいかな…」ってずっと思ってたけど、最近やっとあれ凄いんちゃうんかって思いだした、いまごろ(笑)。

浜野:ハハハ(笑)。

中田:ハマケンのダンスは…なんかちょっと口で言われへんねんけど…筋が良いっていうか。「あ、それそれ!」みたいな。「それそれ、よくやってくれた!」そういう感じ。

浜野:あーそれは嬉しいです!「Quick Sand」のPVで中田さんがやってる踊りあるじゃないですか?スローモーションになるやつ。あれ、俺何回も見ました。「なんかできないんだよなぁ…」って思いながら。

中田:あ、ホンマ?(笑)片足上げて横に行くやつ?俺もあれは、あんまり出来へん。俺もJBのを見ずにハマケンのやつを結構見たで(笑)。

浜野:本当ですか(笑)!難しすぎるんでしょうねJBは。

中田:ヘンな話が、ジェームス・ブラウンの踊りを見てもよくわからなかったものが、ハマケンのビデオを見ると「あ、なるほど、そういうことか」って、なんかこう、理解が深まることがあるねん。ほんまに。

浜野:そういえば、黒人紳士は上半身を動かさないって言うじゃないですか?

中田:ああ、よく言うのは、黒人というか西洋のダンスは下半身ばかり使って、日本人の踊りは手とか、上半身を使うっていう。西洋人は脚ばかりで、上半身はどうでもええみたい。脚につられて上半身が動くだけで。ジェームス・ブラウンかて脚の踊りやん?マイケル・ジャクソンでもだれでも。

浜野:僕、前に応援団の練習をしたことがあって。そこで指先まで気を使えって教わって、指先の練習があるんですよ。そのあと、JBダンスにも役立ちました。

中田:これは良い意味で言うけど、ちょっとむしろ日本っぽいんちゃう?その指先までバシッていう美学というか。そこはジャパニーズ・ファンクでええんちゃう?やっぱりちゃんとジャパニーズ・フレイヴァーも入れていかなアカンなって最近は思ってんねん。

浜野:いや、そんなことないですよ。オーサカ=モノレールを友達と見たとき、「あれもう完全に日本軍だよな」って帰りに語り合ったんですよ。ああいうところを取り入れてんだなって。

中田:ハハハ(笑)!個人主義とか自由主義が発達してるヨーロッパ人とかアメリカ人には無理かもな。パシッ!ハッ!みたいなんが。

浜野:それをやりきるっていう、中田さんの恐ろしさみたいなのがあって。

中田:そこは確かに日本っぽいと思うわ。ヨーロッパに行ってみんなに言われるわけよ。「こんなバンドは他にいてへん」みたいなこと。俺は別にそんなつもりでやってたんじゃなくて、ジェームス・ブラウンみたいなやつをやろうって思ってやってただけなんやけど、向こうの人らからしたら、それがすごい日本人っぽいらしいね。

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中田亮が語る、ファンクの真髄

中田:結成は2007年?

浜野:JBが亡くなった次の年からですね。クリスマスに亡くなって。こうなったらもうJBしかやらないバンドをやろうと思って。

中田:それまでは他のバンドも色々やってたん?

浜野:やってましたね。もうなくなっちゃった阿佐ヶ谷アピカっていうライブハウスで、僕はスカバンドで出てて。そのときスライのカバーとかワイルド・チェリーをやってるオジサンバンドを見たんですよ。「おお、超かっけぇ!トークも面白いし」って思って、それに影響うけて。「もうファンクだ!」みたいな感じになって、それで色々やったんですよ、パーティーバンドとか。大学の学祭も出たし。で、そのうちオーサカ=モノレールを見に行って。

中田:そのころ見てくれてたんや。一番最初に対バンしたんは2009年のLoopでやったときかな?

浜野:そうですね。

中田:バンドできてまだ2年ぐらいってことか。

浜野:そのライブのあと、メールでやりとりしたの覚えてますか?

中田:そうやったっけ?

浜野:「ダンボール肉まん」の「ダンボール… (数秒タメて)肉まん!」て歌う部分について、中田さんが「あれがファンクやで」って言ってました。

中田:ああ(笑)。俺いまでもそう思てる。

浜野:ちょっと、あれがどういう意味だったかいまだにわかんないですけど…。

中田:あ、わかれへんの(笑)?

浜野:「ありがとうございます!」って言ってたんですけど、どういうことなんだろうなって。

中田:「ダンボール、肉まん!」って(続けて)やったら面白くないやんか。「ダンボール!ハッ!肉まん!」このほうがカッコええやん。それが言いたかっただけかも。

浜野:もうちょっとヒントください(笑)

中田:うーん、シンコペーションというか…。

浜野:「ファンクってこうじゃん!」「いいじゃん、ファンク!」みたいなノリでやってると、バンドサウンドとしてどんどんタイトになってきて、ゆくゆくはタワー・オブ・パワーみたいな、ビシ!ビシ!ビシ!みたいなことになってくるじゃないですか?今なりかけてるんですけど、オーサカ=モノレールはなんであんな感じができるんだろうなぁって思ってて。

中田:いや、みんなそうやと思うで。みんなが抱えてる共通問題。

浜野:そうですか。リズムの人とか「ここは裏だから合わせていこうよ」みたいに言ったり。「合ってないじゃん」って。

中田:合わしたらアカンねん。

浜野:そうですよね。みんなでそれぞれのリズムを出して、そのリズムの集積が良い、っていうか。

中田:それは基本やな。

浜野:合わせないことで分厚くなっていく。

中田:そうそう。踊りも一緒で、フェイマス・フレームズでもミラクルズでもテンプテーションズでも、みんな踊ってんねんけど全然合ってないやんか。それがソウル式みたいなとこがあって。あれは合わそうと思ってないんやと思う。合わしたらあかんねん。

浜野:リズムだけじゃなくて全てに繋がってますよね。綺麗な和音にしちゃうと厚みはないし。

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波紋を呼んだ在日ファンクの名前

浜野:でも中田さんに「“ダンボール肉まん”は良い」って言ってもらえましたけど、「ちょっとふざけてる感じはどうなん」って言われて…。

中田:あ、そんなん言うた?俺。

浜野:「もうちょっと真面目な曲作ってもええんちゃうか」みたいな(笑)。

中田:そんなん言うてないて。多分誤解してるで(笑)。

浜野:そういう感じのニュアンスでした。それで、僕は長文で返事して、「“ダンボール肉まん”は、それをあえて逆手に取った歌で、風刺する気持ちでやった」っていうのを送って。で、そのとき「在日ファンクという名前もちょっとアカンで」って言われて。

中田:多分俺が言いたかったんは、ふざけすぎてるからアカンとかじゃなくて、ふざけてると思わしといて、ここで一発ものすごい社会的なやついっといたらだいぶドッカンいくで、という期待を込めてたんやと思う。

浜野:そうですね。期待してくれてるなっていう愛は感じました。

中田:在日ファンクっていう名前はすごい面白いからええねんけど、“在日”っていうのは日本においてはほとんどの場合が在日韓国朝鮮人という意味で使う言葉やん?

ファンクっていうのはアメリカの黒人の歴史のなかで出てきた音楽で、今は世界的なものやし、僕らにもできる権利があると思うけど、どうせファンクやんねやったら、俺らかって日本にある色んな問題を扱わへんかったらウソになってまうって言いたかった。もちろんパーティーミュージックっていう側面もあんねんけど、社会の問題も同時に扱っていけたら理想やし、ファンクはそうあって欲しい。在日ファンクっていう名前は誤解を生むんちゃう?そこに意識がない感じがして。っていうのを言ったつもり。

浜野:そのことについて、カフェで話し合ったの覚えてますか?5時間くらい(笑)。

中田:そうそう(笑)。

浜野:そこで中田さんに一生懸命話をしてもらったんですけど、やっぱりなんかちょっとわからなかったというか。大局はおそらくわかるんですけど…。

中田:俺が言いたかったのは、世の中には“在日中国大使館”とかもあるわけやし、その言葉がアカンとかじゃないわけよ。絶対アカンことないけど、でもファンクをやるんであれば、そこはポリティカル・コレクトネスとしてはハードルがあがる、っていうことが言いたかったわけ。ファンクっていうのは色々な社会的な問題と戦うっていうか、取り扱うジャンルやと俺は思ってるから。だからといって、義務ではないわけで…。だから話がややこしいねん。ややこしい話して申し訳ない。

浜野:いえいえ。僕もでもあのあとメンバーに名前の代替案を持っていったんですよ。そのうちの一個は「大吉ファンク」っていう。ポジティブな感じで。

中田:ハハハ(笑)!やっぱオモロイやつやりたいんちゃうの?

浜野:オモロくなっちゃうんですよ、やっぱり。でもそれだったら辞めるって言われて。みんな真面目に“在日ファンク”っていう名前のもとに集まってたんだなって思って。

中田:カッコええもんな。インパクトあるし、俺は好きやで。

浜野:うちの妻にも相談したんですよ。「在日ファンクか、別の名前にしようかすごい悩んでる」って。

中田:そっか。それは悪かったなぁ。

浜野:うちの妻は「変えてもいいんじゃない」って。「在日ファンクっていう名前に固執することないよ。星野源くんなんかは、どんな名前だって売れると思うよ」って言われて。それ、今でも根に持ってるんです(笑)。

中田:ハハハ(笑)!

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浜野謙太が葛藤する、在日ファンクの在り方

中田:なんていうか、「在日ファンクっていう名前は、在日韓国朝鮮人のことじゃないですよ」って言うと、在日の問題に対してコミットしてないみたいやんか?無関心みたいな感じがする。だから俺はそれはちゃうやろって言うてんねんけど。でも、そのあとハマケンが原発のデモとか、安保のデモとか色々やってることを知ったし、歌詞の行間にそういうのを入れていく作業をやってるって知って。だから今は、“在日ファンク”はありだなって思うねん。

ファンク・ミュージックは面白くもあり、かつ社会問題にも色んな形でコミットするフォーマットやと思ってて。ダンスミュージックでパーティーミュージックなんやけど、ソウル・ミュージックみたいなLOVEばっかりを歌う音楽じゃなくて、黒人としての誇りとか、色んなテーマを扱う音楽やと思うねんな。それを日本でやろうとすると面白い側面とか、パーティーの部分だけが日本に輸入されてしまう。でも、黒人の問題とか、アメリカのトランプ大統領の問題とかは基本的に俺らの問題ではない。じゃあ、俺らの問題はなんやねん?って考えたら、日本にもなんかしらあるわけやんか。それと、パーティーミュージックを両方やるのを、日本で、ファンクでできたら一番美しいと思ってて。難しいかもしれんけど、俺らはそれを目指したい。在日ファンクは、俺らよりももっとできると思う。というか、やってると思う。

浜野:社会的なことに傾倒しようとしたアルバムもあるんですけど、それがあんまり…。

中田:どのアルバム?

浜野:行くトコまで行き着いちゃって『笑うな』っていうタイトルつけちゃったんですよ。でもほんと、笑うなって言いたかったんですよね。「辛い時は笑えば良い」みたいなのってあるじゃないですか?でも、今の日本はそれが行き過ぎてて。ちゃんと怒れる人がいない。TV番組も笑ってばっかりじゃないですか?とりあえず笑っとけばいい。“笑い”ってだれも傷つかなかったりする。ほんとは傷ついてるんですけど。だから採算が取れるというか、スポンサーがつきやすい。

中田:“人畜無害”な笑い。

浜野:そう。僕が『笑うな』を出したときは、色んな問題が起きてた時期なんですよ。3.11よりずっと後でしたけど、原発の問題とか。そういう、ちゃんと見なきゃいけない問題があるのに、僕が片足つっこんでるエンターテイメントやメディアの世界は、笑ってばっかりで。笑えないネタはどんどん排除されていって。「ココ触れるとヤバイ」みたいな。それで『笑うな』ってつけたんです。

中田:素晴らしいやんか。

浜野:素晴らしいんですけど、やっぱり笑いたいよねっていう(笑)。

中田:だから、両方ちゃう?

浜野:なんか、それで引いちゃった人もいっぱいいたし、とっつきにくくなっちゃったかなって。音もバツバツ、コンプかかっちゃってるし。

中田:あ、そうなん。そんなに抵抗とか拒否反応あったん?

浜野:そういうのが起こせたら逆に良かったんだと思います。「在日ファンクのこのアルバムきついわ」っていうのがぶわーって盛り上がったら、それはそれで良い効果だったんですけど、在日ファンクの需要としてそこが全然なかったっぽくて。ただなんとなくみんな聞かなくなった、みたいな(笑)。

中田:ああ、なるほどな。

浜野:批判もされないし(笑)。

中田:めっちゃ分析してるやんか(笑)。

浜野:だから憂いもないですね。自分たちがただ失敗しただけ。社会的なことをやっていかなきゃだめだなって思いすぎて、なにか音楽の大切なところをちょっと捨てちゃったんじゃないかっていう気はしたんです。

中田:そっか。俺もそこはどうしたらええかわからへん。でも多分答えはあると思う。答えが無い問題ではない。

浜野:『笑うな』の後、『レインボー』のときはメンバー的にも自然と“前向き”なのを作りたいという流れになったんです。それまでのやり方自体を禁じ手にするほど、逆にあえて首を締めてみたんです。これが大変だった…。しかし、やはり聴くみんなを前向きにしたり元気づけたりする物を作るのってパワーがいるんだなと実感しました。ただ、僕ら自身が削られすぎても問題で。在日ファンクの周りには問題だらけなわけですが、だからこそ10周年にして在日ファンクの旅は尽きないんです。今も曲が作りたくてしょうがない。問題山積ファンクです(笑)。

中田:問題山積ファンク、楽しそうやん(笑)! メンバーの後関くん(SAX)が今度脱退するんやろ?

浜野:はい…(涙)。結構落ち込んでるんですけど、アドバイスありますか?

中田:「一緒に十分たのしんだ」って思うのがええんちゃう?みんなそれぞれやし、その人の人生っちゅうもんもあるやん。しょうがない。去る者は追わず。「卒業しはった」って思う。それがええんちゃう?

浜野:ああ、そうっすね。去年、「来年10周年だから」って言って、7人で水入らずで旅館に泊まったんですよ。7人部屋で。そこで飲んで、「来年も結束固めていこうぜ」ってやった1、2ヶ月後くらいに「辞めたい」って言われて(笑)。だからちょっと根に持ってて。彼が参加するのは今回のツアーで最後なんですけど、ツアーのセットリストの最後は全部「根に持ってます」なんです(笑)。

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撮影場所:NOS恵比寿
東京都渋谷区恵比寿南2-3-14コンツェ恵比寿B1F
Phone 03-5773-1727
www.nos-ebisu.com

EVENT INFORMATION

在日ファンク10周年まる見え対バンツアー

  • 公演日:2017年2月25日(土)
  • 会場:福岡 BEAT STATION
  • 開場/開演:17時30分/18時00分
  • 出演:在日ファンク/ペトロールズ
  • 公演日:2017年3月04日(土)
  • 会場:名古屋 CLUB QUATTRO
  • 開場/開演:17時15分/18時00分
  • 出演:在日ファンク/D.A.N.
  • 公演日:2017年3月05日(日)
  • 会場:大阪 ユニバース
  • 開場/開演:17時15分/18時00分
  • 出演:在日ファンク/D.A.N.
  • 公演日:2017年3月12日(日)
  • 会場:札幌 cube garden
  • 開場/開演:17時30分/18時00分
  • 出演:在日ファンク/スチャダラパー
  • 公演日:2017年3月18日(土)
  • 会場:東京キネマ倶楽部
  • 開場/開演:17時15分/18時00分
  • 出演:在日ファンク/オーサカ=モノレール

More Info: Zainichi Funk

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2 thoughts on “浜野謙太(在日ファンク)X 中田亮(オーサカ=モノレール)スペシャル対談
  1. 大都会から見て北の田舎の消極派 より:

    マルコ・ポーロ!

    ドットーレ、ざいにち

  2. 大都会から見て北の田舎の消極派 より:

    マルコ・ポーロ!

    ドットーレ、「在日」っていうことだけでも、そんなに考えたり、議論しているんだな~。10年経ってもまだ考えて、なにかを追い求める姿が「ファンク」であり「パンク」だぜ!。

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