マッドリブが手がけた96年の未発表作のリマスター版が登場

January 17,2017 | Category :  News | Tag :  Kazi, Madlib,

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カジ(Kazi)&マッドリブの『Blackmarket Seminar』が2016年12月にリリースされた

『Blackmarket Seminar』は、マッドリブがStones Throwからデビューする前、1996年に地元の仲間であるラッパー、カジと一緒に制作していたアルバム。当時は未発表のままであったが、2011年にカジのBandcampにて公開され話題に。2016年12月にオランダのBelow System Recordsにより、カジがリマスタリングを担当したバージョンが正式に発売された。

1994年にザ・アルカホリックスの12インチ「Mary Jane」をプロデュースし、一部から注目を集める存在になっていたマッドリブは、1996年、彼とワイルドチャイルド、DJロムズのグループ、ルートパックのファーストEP『Ill Psych Move』を発表した。同作はピーナッツ・バター・ウルフの目に留まり、1999年にStones Throwからリリースされるルートパックのデビュー・アルバム、『Soundpieces: Da Antidote』に繋がった重要作だが、同時期に制作していたもうひとつのマッドリブの作品が、カジとの『Blackmarket Seminar』であった。

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カリフォルニア州オックスナードにあったマッドリブのベッドルーム・スタジオCrate Diggas Palaceで、オープンリールに録音された同作の楽曲は、全曲マッドリブのプロデュース。ダスティーでローファイな質感や、どこかサイケデリックとも言える特徴的なネタ使いにやはりマッドリブらしさがある。その後有名になるディクレイム(ダッドリー・パーキンス)、ワイルド・チャイルドMEDオー・ノーなども参加しており、1999年のルートパックのアルバムへと繋がるマッドリブの成長の過程が見える作品であるとともに、マッドリブ関連アーティストのなかでもあまり目立たないカジというラッパーの魅力が楽しめるアルバムになっている。BandcampiTunesにて購入可能。

カジはその後、『Soundpieces: Da Antidote』で客演参加するほか、2000年にマッドリブ・プロデュースのシングル『Down For The Kaz』をStones Throwからリリースする。2004年にはオー・ノーの全面プロデュースのもと『Plague』というアルバムをBrick9000 Recordsからリリースしている。(カジのBandcampにてフリーDL可能)

なお、本作のリリースを記念し、「To Be Lost」のMVが新しく制作された。

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