ナイジェリアのシンセ・ファンク・パイオニア、ウィリアム・オニーバーが逝去

January 19,2017 | Category :  News | Tag :  William Onyeabor,

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2013年のコンピレーション『Who is William Onyeabor?』で世界的に注目されたミュージシャンが亡くなった。

70年代後半から80年代半ばまで活動していたナイジェリア人ファンク・ミュージシャン、ウィリアム・オニーバー(William Onyeabor)が1月16日、70歳で息を引き取ったことをレーベルLuaka Bopが発表した。

1977年から1985年の間、ウィリアム・オニーバーは9枚のアルバムを自主的にリリースした。彼のアフロビート〜ファンク・ミュージックは当時他のナイジェリアン・アーティストが使用していなかったシンセサイザーを大胆に活用しており、時代の先を行くファンク・ミュージックであった。テクノやエレクトロニック・ミュージックを予見していたかのような楽曲もあった。スウェーデンでレコーディング技術を学んだ彼は、当時最先端であった機材を揃え、自身で作曲、演奏、録音などを行っただけでなく、Wilfilms Limitedというレコードのプレス工場を立ち上げ、アルバムを全て自主的にプレスしていた。

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ウィリアム・オニーバーの音楽は当時ナイジェリアでヒットしたが、海外進出することはなかった。その後、キリスト教の信仰に目覚めたウィリアム・オニーバーは音楽業界から離れてしまう。彼の音楽が世界的に知られるようになるのは2000年代に入ってからのこと。彼の曲「Better Change Your Mind」がいくつかのアフリカ系コンピレーションに収録され、一部のDJやコレクターの間で注目を集め、オリジナル盤は中古市場で高値で取り引きされるようになった。だがメディアからインタビューの依頼が来ても拒み、ウィリアムは自身の音楽について語ろうとしなかった。

2013年には元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン主宰のワールド・ミュージックレーベルLuaka Bopが、彼の音楽を集めたコンピレーション『Who Is William Onyeabor?』を発表。同作の登場でウィリアム・オニーバーの音楽への関心が格段に高まり、彼に関するミニドキュメンタリー映画『Fantastic Man』が制作された。そして、デヴィッド・バーン、デイモン・アルバーン、デヴ・ハインズ、リジャドゥ・シスターズらが参加したトリビュート・バンド、Atomic Bomb Band!が結成され、世界中でライブを行い、ウィリアム・オニーバーの音楽の魅力を伝えた(トーク番組『Tonight Show』でもライブをしている)。

Rest In Peace William Onyeabor. ご冥福をお祈りいたします。

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