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Wax Poetics Japan
Prince Paul on Business

プリンス・ポールは、1つの時代のサウンドを担うのに大きな役割を果たした人物だ。彼は1枚のアルバムと共にカケに出る。『Politics of the Business』のリリース以降、彼がどうしていたのかを知る為、DJマネーショットがプリンス・ポールに近況を確かめる。
DJ Moneyshot:それじゃあゆっくりとはじめようか。自分でどれ位のレコードを持ってるかわかる?
Prince Paul:たぶん4万枚くらいかな。多すぎて倉庫に入れて置かなきゃならなかったんだ。
制作を始めた当初から、自分の中に多様なテイストを持ち合わせていたの?それとも、レコード屋に行った時に馴染みのない棚を掘って、自分自身を変えようとした?
俺のレコードは元々俺の家族のコレクションだったから、そこからピックアップしていってたんだ。たぶん俺の幅広いテイストは、俺のパーソナリティーを表しているだけであって、自分から変わろうと意識したものじゃないよ。
今でも定期的にDJはしてる? もしそうなら、どうやって自分が影響を受けてきた全てのものを、1時間か2時間の中に凝縮しているの? もちろん新しい曲や、新旧問わず自分の作品もかけるよね。
ああ、今でもDJはしているよ。DJするのがものすごく好きなんだよ。自分が影響を受けた主だったもの全てをDJセットに詰め込む必要はないけれど、自分が好きで皆が踊れる曲をかけてるね。
ニューアルバムのことについて話してくれるかな?
まずそのアルバムを買うことが良い出発点だ。そして、オープン・マインドで聞いて欲しい。ビールをたっぷり飲んで、吸いたい物を吸って、裸で聴くと言いな。そうすればアルバム自体が全てを語ってくれるよ。
ヒップ・ホップはストーリーを語ることができなくなってしまったと思う?
ああ、ほとんどの場合でそうだと思うね。誰もストーリーを語ることなんか気にしなくなってしまったんだ。彼らは金儲けのことばかり考えてるんだ。
ヒップ・ホップは閉鎖的なジャンルだと思う? それとも、ヒップ・ホップの型にはまった性質は、自分をそこから反発させようとするものだったりする?
ほとんどの場合、閉鎖的になってしまっている。ただ俺は根っからの反逆者なんだ。だからどんな音楽ジャンルにいようがそれに対して反発したいと思うか、皆が俺に対して期待していることに逆らうだろうね。
最近の楽しい事は?
"The Dave Chappelle Show"(アメリカのコメディ番組)
何故「プリンス・ポール」と名乗っているの? 2つ並んだPが良かったからという簡単な頭韻法? それとも王座を継承したかったから? だとしたらそれは成功した?
もし俺が王座を継承したいんだったら、始めからキング・ポールと名乗って王座を獲得していたよ。ステッツァソニックの連中が、俺の元々の名前のDJ Paulが退屈すぎるからって、多分カッコつける為に、プリンスを付け加えたんだ。
もし昔のステッツァソニック時代に戻ることができて、若い自分を見つけたら、レコードとアドバイスどっちを与えたい?
そうだな、アドバイスだな。そうすればその後どんなレコードを手に入れるべきかもアドバイスできる。それに避けるべきことを全部教えられる。もしそのアドバイスができたとしたら、今どんなに金持ちになっているかわからないよ。
自分達のサウンドを磨いているあるグールプ、又はアーティストと親身になって一緒に作業するのと、たくさんのインスピレーションを生むコラーボレーションばかりのアルバムを作るのは、どちらが好きですか?
たぶん最初の方だ。
ナスやミッシーの様に商業的に成功しているラッパー達が、クラシックな手堅いブレイクに立ち戻っているよね。ヒップホップは発展の代わりに、まるで蛇が自分の尾を食べる様に一回りしてしまったと思う?
皆発展してると考えるのが好きなんだ。でもミッシーやナスは一般的なヒップホップの枠組みの中では少数派だ。彼らはずっとそのままではいないはずだよ。たぶん暫くそうやっているだけだろう。
アルバム1つ1つは自分にとって勉強?
ああ、全てのアルバムが勉強だ。
創造性を使い切る前に、1人のアーティストが残せるアルバムは何枚だと思う?
アーティスト次第だし、アーティストをどう定義するかにもよると思う。レコードを作る人間全てがアーティストではないんだ。
最後にヒップホップに驚いたのはいつですか?
自分のアルバムをマスターした時だ。
最後に何かありますか?
どうか俺のレコードを買ってくれ。もし何が自分にとって良いのかわかっていたらね。







