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Run The Jewels 2

Artist : Run The Jewels  | Label : Mass Appeal  | Release Date : 2014/10/24

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キラー・マイクとエル・Pによるプロジェクト、ラン・ザ・ジュエルズのセカンド・アルバム。2013年6月にフールズ・ゴールドからフリー配信された前作『Run The Jewels』(のちにフィジカル化)が同年の主要音楽メディアのベスト・アルバム選で軒並み上位に食い込む高評価を獲得したことも影響しているのだろう、今回の新作は音源が早々とインターネット上に流出して急遽リリースを当初の予定より前倒しにするという事態に発展、マイクは自身のツイッターでアルバムがリークしてしまったことに対して強い憤りを表明していたが、この一件からはシーンのラン・ザ・ジュエルズに寄せる期待値が一年前とは比べものにならないほど膨れ上がっていることがよくわかると思う。
 
こうした状況下、Nasが興した新レーベル〈マス・アピール〉から投下されたアルバムだが、ビルボードR&B/ヒップホップ・チャートでいきなり最高9位につけたほか(前作は圏外だった)、ピッチフォークで9.0ポイントの高得点をゲットしてベスト・ニュー・ミュージックに選出、さらにNMEの年間ベスト・トラックで“Blockbuster Night Part 1”が第5位にランクインするなど、下馬評通りの反響を呼んでいる。実際、エル・Pのシグネチャー・サウンドであるカオティックなビートも全盛期のアイス・キューブを彷彿させるキラー・マイクのラップも前作を凌ぐ迫力で、そのすさまじいテンションは軽い圧迫感を覚えるほど。特に冒頭の“Jeopardy”で“The Pssion of Pac, the depth of Nas, circa nine three/Mix the mind of Brad Jordan and Chuck D and fine me/I spit with the diction of Malcolm or say a Bun B”と豪語するマイクはキャリアでも最高レベルの冴えを見せており、この年末の注目リリースであるシェイディ・レコーズのコンピレーション『Shady XV』やDJプレミアとロイス・ダ・5’9″の新ユニット=プライム『PRhyme』などと共に〈ラップ力〉のなんたるかを聴き手に真正面から突きつけてくるような作品になっている。ゲスト・アーティストはザック・デ・ラ・ロッチャ、トラヴィス・バーカー、ギャングスタ・ブーなど。ビヨンセ“Drunk In Love”で脚光を浴びたブーツの参加もある。

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