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Savage

Artist : James Pants  | Label : Stones Throw  | Release Date : 2015/04/20

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エレクトロニカやニューウェーブやパンクなどを混ぜ合わせた、オリジナル・サイケデリック・ダンス・ファンク・スタイル、とでも呼ぼうか。これまでジェームス・パンツは先鋭的でユニークでハイブリッドで、いい意味で不可解なサウンドを響かせてきた。彼はビートメイカーであり、ドラム、キーボード、ギターなど何でも器用に演奏するマルチ奏者であり、シンガーでもあるが、その多才ぶりから生まれるサウンドは、果てしなく独特のもので、掴みどころがなく、好き嫌いが綺麗に二分するものだとも思える(それはこの作品の得点にも表れていると言えるかもしれない)。

さまざまなアーティストを抱えるStones Throwだが、その看板は今でもマッドリブだろうが、筆者はStones Throwという名前を聞くと、いつでもラスコとカリズマとバロン・ゼンの名前が頭に浮かぶ。その後、ラスコとカリズマはMEDやギルティ・シンプソンなどへと発展し、バロン・ゼンはジェームス・パンツなどへと発展していった、と考えることもできるだろう。カリズマやラスコはピーナッツ・バター・ウルフのストレートアヘッドなヒップホップ・サイドで、ピーナッツ・バター・ウルフの(ワンマン・)バンドであるバロン・ゼンは彼の変人的なエクスペリメンタル・サイドだと、乱暴に断言してしまってもいいかもしれない。その二面性を併せ持つのがマッドリブ、なのか? ともあれジェームス・パンツのサウンドは、Stones Throwというレーベルにさらなる厚みやバラエティをもたらしているだけでなく、正統なレーベル・サウンドと言えるのだ(だからなんだ、と言われたらそれまでだが)。とにかくこの新作も、そのタイトル通り、アヴァンギャルドでコミカルで奇妙な光彩を放つ、オリジナリティの結晶だ。

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