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Showdown

Artist : The Mighty Mocambos  | Label : Légère/P-Vine  | Release Date : 2015/3/18

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先の「The Message」のカバーを例に出すまでもなく、ザ・マイティー・モカンボスは積極的にオールドスクール・ヒップホップに接近しているジャーマン・ファンク・バンドだが、このセカンド・アルバムでもその指向は顕著に。2曲目の「It’s the Music」はヒップホップのゴッドファーザー、アフリカ・バンバータらを迎えた鮮烈なファンク・チューンで、途中でトークボックスも飛び出す。この曲と一緒に語られるべきは10曲目の「Hot Stuff」で、こちらもアフリカ・バンバータなどのレジェンダリーな面々が参加し、トークボックスも散りばめられた楽曲だ。ローリング・ストーンズの禁欲的なファンクネスを、よりホットに開放的に響かせている(バンバータらはラウドな5曲目「Political Power」にも参加)。
 
マカロニ・ウェスタンな雰囲気を醸しながらファンクネスが疾走するタイトル曲「The Showdown」などにしてもそうだが、基本的にはアナログ機材や生楽器を用いて一発録りで作られたようなグルーヴが味わえる内容で、そういう時代性に則っていない我が道を行く姿勢と、揺るぎなきファンク精神には頭が下がる思いだ。作品全体を覆う、ヴィンテージでマニアックで、埃っぽくて真っ黒な雰囲気は少しトゥーマッチな感じもあるが、それがいわゆる現行ファンクというものではなく、偶然的に今の世界的な音楽流行とも合致していそうで、意外にも万人に受け入れられそうな感じもある。とにかく、終始快音が鳴り響く好盤だ。ジゼル・スミスの不参加はやや残念だが、ニコラ・リチャーズやデロバートといったシンガーが客演する楽曲もエクセレントな仕上がり。

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