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The Ecology

Artist : Fashawn  | Label : Mass Appeal  | Release Date : 2015/2/24

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J・コール、ウィズ・カリファ、フレディ・ギブス、ビッグ・ショーンなど、昨年から今年にかけて『XXL』誌の2010年度〈10 Freshmen〉出身者が相次いで良作をリリースしているが、そんななかでダークホース的に高い評価を獲得しているのが本作、ファショーンのセカンド・アルバム『The Ecology』だ。カリフォルニア州フレズノ出身のファショーンは2009年にアルバム『Boy Meets World』でデビュー、〈10 Freshmen〉に選出された2010年にはNas『Illmatic』をリメイクしたミックステープ『Ode to Illmatic』を発表して注目を集めるが、以降は2012年のマースとのコラボ・アルバム『This Generation』のリリースを除くとこれといった目立った動きは見られなかった。
 
つまり近年のファショーンのキャリアは非常に厳しい状況にあったわけだが、そんな彼に手を差し伸べたのは誰あろう、かつてミックステープ『Ode to Illmatic』を通じて敬意を表したNasであった。「one of the most underrated in the game」とファショーンを評したNasは、彼を自身が主宰するマス・アピール・レコーズに招聘。自らエグゼクティブ・プロデューサーを買って出て完成したのがラン・ザ・ジュウェルズ『Run The Jewels 2』に続くレーベル第2弾、ファショーンのカムバック作となるこの『The Ecology』になる。
 
ソウルフルなタッチで統一されたアルバムのハイライトになるのは、DJカリルの制作、Nasとアロー・ブラックが客演した“Something to Believe In”。レックス“This or That”と同じシーム・トゥー“Am I a Good Man”をサンプリングしたトラックはもろにトゥルース&ソウル流儀のダスティなファンク・サウンドを参照したもので、ディープに炸裂するアローのヴォーカル、そして競い合うようにスピットするNasとファショーンのヴァースがドラマティック曲をさらに豪快に煽り上げる。そのほかでは定番ブレイク“Impeach The President”のうえでファショーンのワードプレイが冴え渡る“Letter F”、クインシー・トーンズが手掛けたエモーショナルな自叙伝“Man of the House”などもいいが、安定感でいけば断然『Boy Meets World』の全曲のプロデュースを務めていたエグザイルとのコラボレーション。ジョバート・シンガーズのゴスペル・ディスコ“Stand on the Word”を大胆に引用した“To Be Young”などはシングル・ヒットも狙えそうだ。

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