Greeen Linez – Landscape/House Of Seven Joys EP

Posted by     9dw | December 15,2013

基本 CMYK

ディスコ、ハウスからLAのノット・ノット・ファン/100%シルクに代表されるインディ・ダンス・シーン、日々進化を続けるベース・ミュージックまでをも視野に入れた音楽のクロスオーバーを実践している新興レーベル、DiskotopiaとサブレーベルのA Kind Of Presence。その主催者であり、英国ケンブリッジ出身にして東京在住のマット・ラインと同郷のエレクトロニック・ポップ・バンド、ホンコン・イン・ザ・60sで活動を行っているクリス・グリーンバーグが幼少期に夢中だった70~80年代のジャズファンクやシンセサイザー・サウンドトラックの音楽体験をベースに、70年代後半~80年代の日本産フュージョンやシティ・ポップに特にマットが強い関心を持ったことから始まったプロジェクトがグリーン・ラインズだ。

昨年7月にリリースしたファースト・アルバム『Things That Fade』はフュージョンやシティ・ポップをアップデートしたクリスタルなシンセ・ファンクがニュー・ディスコやバレアリック・リヴァイヴァル、ブギー再評価の流れとも共鳴し、DJ MagやThe Quietus、The Wireといった世界的な音楽メディアでも高評価を獲得。その後はシーホークス「Oceans Of Space」や日本でFMヒットを記録したメイリー・トッド「Baby’s Got It」、大阪のアイドル・グループ、エスペシア「海辺のサティ」のリミックスを手掛ける一方、A Kind Of Presenceからソーサラー「The Island Rescue EP」をリリースするなど、彼らの作品とコネクションは着実に広がりを見せている。

そうした流れを受けて、グリーン・ラインズの新作「Landscape EP」が9dwこと斎藤健介主宰のレーベル、catuneから登場する。ディスコやブギー、バレアリックやニューエイジなシンセサイザー・ミュージックにシンパシーを寄せるソーサラーやウインドサーフ、ビート・ブローカーといったアーティストの作品を多数リリースしてきたcatuneのレーベル・カラーに新たな色を加える本作は、Aサイドのタイトル・トラックに人気DJデュオ、Monkey Timersのデビュー・シングル「MONK」にもギターほかで参加しているAWAことふじもといちろうをフィーチャー。からみつくようなベースラインが印象的なロービートの上で浮遊するシンセサイザーのレイヤーの間に間にサックスやギター、カリンバが現れては消えるA1のオリジナルに対して、Awa Versionと題されたA2ではシンセ・ベースのうねりがディープチルなゾーンに誘う、ラリー・ハードばりにクールなダンストラックを展開。一方のフリップ・サイド「House Of Seven Joys」は、トレヴァー・ホーンのプロダクションやコンパスポイント・サウンドを想起させるB1のシンセティックなエレクトロ・ファンクから、そのダンス・ヴァージョンであるB2ではテンポをぐっと上げ、彼方で鳥のさえずりがこだまするネイチャーなサウンド・テクスチャーを力強いハウストラックが切り開いてゆく。なお、彼らは100%シルクからの作品リリースで知られるマジック・タッチことデーモン・パレルモの新作「The Nothing More EP」に共作で参加。ドイツの人気プロデューサー、テンスネイク主宰の新レーベル、True Romanceより11月リリースを予定している。(Yu Onoda)

Greeen Linez – Landscape / House Of Seven Joys EP (digest) by catunerecords

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