初体験

Posted by     Kay Suzuki | January 29,2013

TheRoom

 

ボクの産まれて初めてのクラブ体験は20周年を迎えた渋谷の老舗The Room。

当時16歳だったボクはとにかくソウル・ミュージックに夢中で、学校帰りに毎日のように柏Disk Unionへ通い詰めてレコード漁りを覚え始めた頃。確か何かの雑誌を見てThe Roomの存在を知って当時の悪友とこっそり出かけた訳です。

繁華街から少しはずれた南口。迷いながらも見つけた目印のラーメン屋を脇目に看板も何もない薄暗いランプのある螺旋階段を降りて行くと徐々に聴こえて来る生々しいグルーヴの音漏れと中から伝わる暑い熱気。この夜、興奮と期待で膨らんだ胸を押さえながらドアを開けた瞬間からボクの世界をまたぐクラブ人生は始まった訳です。

中に入ると薄暗い木目の”部屋”はオシャレなオトナだらけ。汗でムンムンとした人の熱気と大量のアルコールとタバコの匂い。人ごみを掻き分けながら通路とバーを通り抜け、最終地の真っ暗なダンスフロアで待っていたのは当時のボクには信じられない大音量でかかる腰を動かすド黒いファンク達とメローでグルーヴィなソウル達。16歳のこの頃には既にメジャーなソウル・ミュージックのアーティストの作品や橋本徹氏のフリー・ソウルのコンピはチェックしていたものの、産まれて初めて来たクラブでかかるアンダー・グラウンドなアーティストや楽曲達は当時のボクにはとにかくショックの連続。奥のDJブースに近づくと今度はギタリストがレコードに合わせてセッションも始まりフロアは絶好調。隣に居たファンキーな帽子を被った背の高い兄ちゃんはビールを片手に満面の笑顔を浮かべて隣に居る彼女と楽しそうに踊っているし、タイトなモッズスタイルの服を来た二人組は完全にソウル・トレインで見かけたダンスで腰を振っていて気が付けばボクも悪友も完全にGet down。それまで居間でこっそり練習していたステップに周りの人達の動きをその場でコピー、アルコールを覚え始めた年頃でもありとにかく汗だくになりながら何時間も踊った。踊り続けた。見知らない人とも何故か自然と話が弾み、年齢の話になった時点で「若過ぎ~!」と爆笑。フロアとバーを往復して夢中で踊る事の素晴らしさをこの時に初めて経験し、それまでは自分の部屋でしか体験出来なかったオンガクが、実際に人の関わりの中で大音量で鳴っている環境を体験する事でそのオンガクが本来持っている魔法のような効果を知ってしまったわけです。

今でも覚えてるのが確か
Al JohnsonのI’ve got my second Wind

Stevie WonderのAs

踊り続けてヘトヘトになった後、朝日を浴びながら帰ったあの日。
まさかその頃はその10数年後、イギリスから凱旋帰国し、そのクラブのオーナー沖野修也さんに呼ばれそこで朝までプレイするとは思いもしなかったのは勿論の事、この話を修也さんにした途端、「16歳って違法やん!」と怒られる事になるとはまさか夢にも思わなかった訳です。

 

そんなThe Roomの20周年のお祭りが来週末東京で開催されるそうで。
ボクがお祝いに行けない分、みなさん是非。
ONE SONG,ONE SOUL
The Room 20th Anniversary party special
DJ100人、一曲入魂!!! @ ageHa(新木場)
http://www.facebook.com/events/317455488369776/
その沖野修也さんによる更に渾身の毎日更新中のカウントダウン・ブログはこちら
http://ameblo.jp/shuya-okino/

The Roomと修也さん、おめでとうございます!

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