【RAW01】 “In a more vocal way”

Posted by     Mountain Mocha Killimanjaro | August 12,2009

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“Absolutely, to me it’s just that – the fact that you use your breath, as a keyboard player, ’cause it forces you to create melodies in a more vocal way, which is something I think you end up working on anyway.” 
(John Medeski -あなたにとってメロディカを扱う上でのテーマは何か?と訊かれて)

MMWのジョン=メデスキ。類稀なテクニックを変脳が凌駕する鬼才。多くの鍵盤奏者にとってそうであるように、私にとっても揺るぎないNo.1オルガニストです。

で、これはいわゆる「名言」でも何でもありませんが、メロディカに限らず、”play in a vocal way”というのは楽器演奏において非常に重要なエッセンスであると思います。ブレスを使わない鍵盤楽器においては特にそうでしょう。

とはいえ世の中にはさまざまなボーカリストがいるように、”vocal way”にもさまざまなアプローチがあります。そこでまず周囲を見渡して端的な例として思い浮かぶのが、オーサカ=モノレールの中田氏のオルガン演奏。私は中田氏のようなファンキイな鍵盤演奏を他に知りません。中田氏のそれは、強力なリズムを持ちタイミングの妙を心得た、極めて”in a vocal way (of funk)”な演奏です。もしかしたら頭の中で歌いながら弾いているのかも、そして歌詞もあったりして。

ところで、このインタビューに登場する「メロディカ」はHONNER社の鍵盤ハーモニカで、メデスキは10個持っていると言っています。現在、TheRoomやPlugなど文字どおり渋谷界隈のアンダーグラウンドでは、日夜ミュージシャン同士のセッションイベントが開催されていますが、そこで活躍するのが鍵盤ハーモニカです。鍵盤ハーモニカには大きな利点があります。それは持ち運びができるという点です。もちろん電源も必要ありませんので、気になるセッションがいつどこで開催されていようと、「息」と「心意気」さえ持っていればすぐに参加することができます。実際にTheRoomのセッションイベントには、鍵盤ハーモニカを持ってふらっと現れる鍵盤奏者の姿が数多く見られます。このWaxpoeticsブログに参加している某鍵盤奏者の方も、よく鍵ハ持参でクラブに現れるところを目撃します。

鍵盤ハーモニカはブレスと直結しているため、最も”歌いやすい”鍵盤楽器です。そして歌は人の心をぐっと掴みます。三段論法で言 えば、鍵盤ハーモニカは人の心をぐっと掴むことになります。そして私は鍵ハ(鈴木楽器のメロディオン)を持っています。つまり四段論法で言えば、私は人の心をぐっと掴むことになります。あとは私に歌心があるのかどうかの問題です。歌心をもった人間になるには、どうしたらいいのでしょうか。

誰か一緒にカラオケ行きましょう・・・ってのは違うか。

*RAW : Remarkable Artist’s Words

Mzo

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