【WPJ先行公開】数多のソウル/ディスコ・ヒットを手がけてきた名アレンジャー、ベンジャミン・ライトJrがRBMAの教壇に登場

November 12,2014 | Category :  News | Tag :  Benjamin Wright Jr., Disco, Earth Wind & Fire, Jeff "Chairman" Mao, Michael Jackson, Soul,

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Photo by Yusaku Aoki/Red Bull Music Academy

 

Red Bull Music Academy Tokyo 2014 Lecture: Benjamin Wright Jr.

 

「アレンジとは曲に魔法をかけることだ」

ベンジャミン・ライトJrクインシー・ジョーンズレオン・シルヴァーズといった名プロデューサーたちに認められた敏腕アレンジャー/作曲家/ミュージシャンであり、マイケル・ジャクソンの「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」や「Rock With You」、アース・ウィンド&ファイアの「Boogie Wonderland」を始め、アレサ・フランクリングラディス・ナイトザ・テンプテーションズ、更にはラファエル・サディークジャスティン・ティバーレイクアンドレ3000など、シカゴソウルからディスコ、ヒップホップまで幅広いアーティストのヒット曲の誕生に携わってきた。彼がアレンジするストリングスやホーンはダイナミックかつソウルフルであり、いつまでも耳に残る印象的なフレージングが多い。そんな、長年裏方でソウル・ミュージックの発展に貢献し、ヒットソングに奥行きと壮大さを加えてきた大ベテランが、10月から11月にかけて東京で開催されているRed Bull Music Academy Tokyo 2014のレクチャー講師として登場。その模様を収めたアーカイブ動画がついに公開となり、RBMAのご好意によりWax Poetics Japanで一足先にプレミア公開する。

Wax Poetics でも執筆している、音楽ジャーナリスト/DJのジェフ“チェアマン”マオがインタビュアーを務めたこの講義では、世界各地から集まったRBMA参加者に向けてベンジャミン・ライトJrが、ときにユーモラスに、ときにシリアスに、しかし常に熱意たっぷりに、貴重な体験談や培ってきた教訓の数々を語った。人種差別がまだ顕著であった時代にミシシッピ州でプロのミュージシャンを目指した青年時代の苦悩や、初めてクインシー・ジョーンズと会い、マイケル・ジャクソンの『Off The Wall』のセッションに参加したときに感じたプレッシャー、当時大人気だったザ・テンプテーションズの音楽ディレクターのオファーを蹴ったこと、アレンジをする際の創作プロセス、MIDIについてなど、あらゆることに関して歯に衣着せずに語っている。

「私が書いた作品の95%がチャートに入ってるんだ。残りの5%は駄作だったとしか言いようがない。だから仕事の質については自信を持っている」と豪語する彼は、自分の作品に誇りを持っていることを隠そうとはしない。「俺は自分の仕事が大好きだ。大好きだからむしろ仕事とは言えない」。ジェフ・マオが彼の曲をかけたときの彼の嬉しそうなスマイルは、無邪気そのもの。音楽に深い愛情を持ち、信念を曲げずに、誇りをもって制作をするからこそ、ああいった名曲が生まれるのだろう。レクチャー動画は2時間以上にも及ぶ長編だが、ベンジャミン・ライトJrという男の人生が凝縮された濃厚な内容になっており、このレクチャーを見たあとは、これまで幾度となく聴いてきたお馴染みの曲がまた違って聴こえるかもしれない。

 

Benjamin Wright - Lecture
Photo by Yusaku Aoki / Red Bull Content Pool

 

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Photo by Dan Wilton/Red Bull Content Pool

 

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