バーニー・ウォーレル、72歳で逝去

June 25,2016 | Category :  News | Tag :  Bernie Worrell,

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偉大なるファンク・キーボーディストが他界した。

パーラメント・ファンカデリックのサウンドを支えた主要人物のひとりであり、ファンク、ロック、ポップ、ヒップホップなど幅広いジャンルに影響を与えたキーボード奏者、バーニー・ウォーレルが亡くなったことが発表された。72歳であった。

1944年にニュージャージー州に生まれたバーニー・ウォーレルは、3歳のころにピアノのレッスンを開始し、10歳の時点でワシントン・シンフォニー・オーケストラで演奏をしていた。ニューイングランド音楽院を卒業し、しばらくマクシーン・ブラウンのバンドの音楽ディレクターを努めたあと、ジョージ・クリントン率いる宇宙ファンク集団に加入し、ブーツィー・コリンズなどとともに初期から活躍した。彼は教養のあるミュージシャンでありながら型にはまらない演奏で新しい可能性を模索し、バンドの未来的なサウンドを形成した。彼はとくにアナログ・シンセサイザーで革新的な演奏をしたことで知られ、Minimoogの魅力をファンク界に知らしめたひとりである。

彼はパーラメント・ファンカデリックの全盛期の名作群で共同作曲、共同プロデュース、そして演奏などを行っており、「Flash Light」、「Mothership Connection (Star Child)」「Atomic Dog」、「Cosmic Slop」など名曲の数々に関わった。スタジオでの制作のみならず、彼らの伝説のライブ・コンサートでも人々の記憶に残る名パフォーマンスをしてきた。

パーラメント・ファンカデリックを去ったあと、彼はトーキング・ヘッズのメンバーとして活動したことでも知られる。また、ビル・ラズウェルの実験的な作品や、キース・リチャーズ、プリテンダーズ、ディーライト、ブーツィーズ・ラバー・バンドらのプロジェクトにて、その類まれな才能を披露した。

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今年の1月には、末期がんであったことが発表されていた。バーニー・ウォーレルは亡くなるまえに自身のインスト・ベスト・アルバム『Restrospective』をリリースしたいと思っており、実現のため彼の妻がクラウドファンディングで寄付を募った。同作は現在Bandcampより購入できる。また、がんの治療の費用のためのクラウドファンディングも立ち上げていた。

4月には、末期がんに苦しむバーニーを応援し、治療の費用を集めるためのチャリティ・コンサートが開催された。ジョージ・クリントン、ブーツィー・コリンズ、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンとジェリー・ハリソン、B-52ズのフレッド・シュナイダー、バケットヘッド、リヴィング・カラー、クエストラブら多数のミュージシャン、そしてバーニー・ウォーレル本人がパフォーマンスを行った。同コンサートで、ファンからの「I love you!」という熱い声援に感激するバーニーの映像がYouTubeにアップされている。

ご冥福をお祈りします。

(via: NPR, Rolling Stone, Official Site)

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