アロー・ブラックとDJレットマティックの未発表アルバムが無料DLで配信

May 12,2016 | Category :  News | Tag :  Aloe Blacc, DJ Rhettmatic,

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アロー・ブラックがラッパー時代の2004年に制作した未発表作が公開された。

アロー・ブラックは現在ではソウル・シンガーとして知られているが、Stones Throwから2006年に『Shine Through』をリリースしてソロアーティストとしてデビューする前、彼はプロデューサー、エグザイルとのグループ、エマノンのラッパーとして西海岸アンダーグラウンドで活躍していた。そんなアロー・ブラックが2004年にビートジャンキーズのメンバーであるDJレットマティックと制作したアルバム『BLACCMATIC』が、レットマティックの誕生日に合わせてBandcampで公開された。

このアルバムを作った時期は両者にとって転機であったと、レットマティックはコメントしている。アロー・ブラックはエマノンの活動を休止し、ソロ・アーティストとしての道を模索し始めており、エグザイルもプロデューサーとして独自の活動をするようになっていた。(このアルバムの「We Shine」に参加しているMC、ブルーと制作した『Below The Heavens』は、2000年代のヒップホップを代表するクラシックとして名高い)レットマティックは主にDJやターンテーブリストとして名が売れており、プロデューサーとしてはラップ・グループ、ヴィジョナリーズのアルバムに貢献していることぐらいしか知られていなかったため、プロデューサーとしての活動の幅を広げたいと考えていたと語っている。

レットマティックがMPC2000やSP1200を使って制作したビートの上にアロー・ブラックがラップを乗せ、出来た14曲を11曲に絞って完成させたこのアルバムを、彼らはいくつかレーベルにプレゼンするつもりでいた。ところが、アロー・ブラックはソロアーティストとしてStones Throwと契約し、レットマティックはヴィジョナリーズの4枚目のアルバム『We Are The Ones』の制作を開始したため、このアルバムが放置されたまま時が流れていったのだと言う。

「Find A Way」ではアロー・ブラックが歌声を披露しているが、当時アロー・ブラックはまだ歌が歌えることを周りにあまり公表していなかったらしく、レットマティックはアロー・ブラックの美声を聴いてビックリしたそうだ。「この曲を聴いた時、彼は今度ビッグになるなと確信した」と彼は言っている。この曲はその後、Stones Throwがリリースした「I’m Beautiful」のシングルのB面にも収録されている。

時は経ち、彼らは久しぶりにこの音源を発見し、ファンへのプレゼントとして無料で公開することにしてくれた。2000年代半ばのアングラ・ヒップホップ作として純粋に楽しめるが、アロー・ブラックのラッパーとしての才能を再確認でき、なおかつシンガーとしての才能が開花するターニングポイントとなった「Find A Way」が入っている作品としても興味深い。

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