ステッツァソニックのダディー・オーが、グランドマスター・フラッシュとメリー・メルらのビーフについて言及

May 27,2015 | Category :  News | Tag :  Daddy-O, Furious Five, Grandmaster Flash, Melle Mel, Scorpio, Stetsasonic,

daddyo

 
5月初頭にグランドマスター・フラッシュへの辛辣なメッセージを込めた「The Message 2015」を公開した、フューリアス・ファイブのメリー・メルとスコーピオ。彼らはグランドマスター・フラッシュ&ザ・フューリアス・ファイブ名義のどの作品のレコーディングにも、グランドマスター・フラッシュは実際に参加していなかったと主張し、フラッシュを「ラップ界のミリ・ヴァニリ」(註:別人が歌っていたことが発覚し、グラミー賞が剥奪されたグループ)とまで呼んでいる。
 
そのメリー・メルとスコーピオの主張に対して、ステッツァソニックのダディー・オーが反論を展開するビデオを公開した。
 

 
「俺はとても怒っている」と怒りを露にしたあと、「真実をはっきりさせよう」と断言。
「まず、あの頃(80年代初頭)のエンジニアは、ターンテーブルを恐れていたんだ。多くの人が知らないことだが、ターンテーブルとは音量の増幅が桁違いなマイクのようなものだ。当時のエンジニアはスピーカーやシステムが故障するのではないかと恐れて、ターンテーブルをスタジオに入れたがらなかったんだ。だからフラッシュがレコーディングに参加する方法はなかった」と明かしている。
同ビデオの冒頭では「Superrappin’」の“Flash was on the beat box”という部分を指していたが、同曲について彼はこう語っている。「フラッシュはミリ・ヴァニリなんかじゃない。この曲のときにはフラッシュは実際にDJをやっていたんだ。あの曲はEnjoyともSugar Hillとも契約する前にレコーディングしたものだし、フューリアス・ファイブのメンバーはフラッシュが提供するビートに完全に頼っていた」
そして「The Message 2015」のビデオの冒頭で、フラッシュのほうがブッキングされているギグが多いことにメリー・メルが文句を言っている部分についてはこうコメントした。「フラッシュはDJだ。MCが登場したのは最後だということを忘れてはならない。コーク・ラ・ロック、ハリウッドら初期のMC全員に敬意を表する。しかし俺たち(MC)の前からグラフィティがあった。俺たちの前からDJがあった。ブレイクダンスもそうだ。ロック・ステディー・クルーは俺たちがラップを始める前からいた。これ(ヒップホップ・カルチャー)がレコードのおかげでビッグになったからといって、そこをはき違えては駄目だ」
そして、レコードの名義にこだわるメリー・メルとスコーピオに対して、ヒップホップの真髄はそこにはないとダディー・オーは主張する。
「昔は、レコードを作ることはワックだと考えられていたんだ。(MCは)誰もレコードなんか作りたがらなかった。俺たちにとって重要だったのは、機材をセッティングして、いかに毎日フレッシュなライムを人々に届けるか、だけだった。MCがレコードに自分たちのライムを録音するようになるまで、随分時間がかかったんだ」。

「ヒップホップは2台のターンテーブルと1本のマイク、これだけだ。異論があるやつはかかってこい」というメリー・メルとスコーピオへのメッセージで、彼は締めくくっている。

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