Jディラ「The Anthem」カニエ・ウエスト版と、「Fuck the Police」の別テイクが1000枚限定12″リリース

September 16,2016 | Category :  News Release | Tag :  J Dilla, Kanye West,

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ディラの未発表音源がホワイト・レーベル12″シングルとして10月5日に発売予定

今年、Mass AppealとPayJayの共同リリースで発売されたJディラの幻のラップ・アルバム『The Diary』は、2002年にMCAからのメジャーデビュー・ソロラップアルバムとして発売する予定で制作が進められるも、レーベルの都合でボツになってしまった作品であった。元Stones Throwのイーゴンらの働きかけにより、今年待望のリリースを迎えたが、何らかの理由で収録されなかった曲もある。そのうちの一つが「The Anthem」のカニエ・ウエスト・バージョンであった。

Rappcats.comによると、2002年にアルバムのデモをMCAに提出したとき、ディラはそのCDRに『The Middle Finger』というタイトルを付けたらしい。その頃同作は『Pay Jay』という仮タイトルがつけられていたため、本人がどういう意図でそのようなタイトルをCDにつけたのかは永遠に謎である。途中経過を欲しがるメジャーレーベルのやり方に辟易していたのかもしれない。

そのCDRをMCAはプロモCDとしてプレスし、関係者に配った。その同時期、ディラのMCA契約を実現させた本人であるウェンディー・ゴールドスタインがレーベルを抜け、ディラのアルバムはお蔵入りになり、ディラとMCAの契約は破棄された。

そのデモ音源/プロモCDはネットにリークされ、その後128 kbpsなどの音質の低いmp3から数々のブートレグが作られた。

イーゴンによると、今回のリリースはディラが提出したデモCDのWAVファイルから直接リマスタリングされた高音質音源であるとのこと。『Middle Finger』と銘打たれたそのCDRはレーベルの保管室にて発見されたらしい。CDはひどく劣化しており、収録されていた楽曲全てが聴ける状態ではなかったが、カニエ・ウエストが提供したトラックを使用した「The Anthem」と、アルバム・バージョンとして制作された別ボーカル・テイクの「Fuck the Police」の2曲はフルで聴ける状態であったとのこと。

カニエ・バージョンの「The Anthem」は『The Diary』で正規リリースされることがなかった(おそらくカニエ側から許可がおりなかったのだろう)ため、このシングルでしか聴くことのできない貴重なバージョンとなる。1000枚限定で発売。Rappcats.comにて予約受け付け中。

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