House Shoes Presents The Gift: The Jay Dee Unreleased EP (Free Download)

May 04,2014 | Category :  News | Tag :  



ハウスシューズがJディラの『Jay Dee Unreleased EP』(1997)をフリーダウンロードで公開した。

90年代からデトロイトのヒップホップ・シーンを支えて来たDJ/プロデューサーのハウスシューズは、ジェイ・ディーことJディラと親交が深かったことでも有名であり、彼の未発表音源のリリースにも幾度と無く関わってきた。彼は1997年に当時未発表であったジェイ・ディー・リミックスを集めたEPJay Dee Unreleased EPをレコードで出しているが、昨日、彼はその音源を自身のSoundCloudにトラックごとにアップし、フリーダウンロードで公開した。
以下、本人のコメント
 1997年、ジェイ・ディーはまだ新人プロデューサーだった。”Runnin’”(ファーサイド)だとか、”Stakes Is High”(デ・ラ・ソウル)といったシングルは話題になって、プロデューサーとしての彼のサウンドもすでに確立していたが、メジャーレーベルはまだ彼の良さを理解していなかった。これが、その証拠だ。ジェイはメジャーレーベルからリミックスの依頼を受けるようになっていたが、最終的には他の人のリミックスが選ばれてしまうことが多々あった。彼が作っていた曲はクソヤバかったのに、努力は報われていなかった。一度、彼のリミックスが採用されたと連絡を受けたたにもかかわらず、12インチが店頭に並んだ時には、他のプロデューサーのリミックスが収録されていた、なんてこともあった。ふざけんな、なら俺が出す、と俺は彼に言った。彼は俺に託してくれた。
 その時までレコードを出したことは無かったが、投資してくれる人を見つけた。そして俺は電話をかけた。相手はクリス・マナク、別名ピーナッツ・バター・ウルフ。俺はその頃Street Corner Music(註:レコード店)で働いていて、カリフォルニアのTRC Distributionにいた彼から毎週レコードを注文していた。彼の協力を得て、レコードをプレスしたんだ。初盤はブルー・ヴァイナルだった。1500枚だ。すぐに売り切れた。セカンド・プレスはグリーン・ヴァイナルだった。これもすぐに売り切れた。
 この時、テストプレスを複数のターンテーブルで毎回チェックしなくてはいけないことを学んだ。プレスミスで”Woo Hah”のリミックスの真ん中に飛ぶ部分があったんだが、俺の1200では飛ばなかったんだ。俺のタンテが世界で唯一、あのレコードをちゃんとプレイできたものだったとしか考えられない。他のタンテでかけると必ず飛んだ。失敗だった。テスト盤は、複数のタンテでチェックしたほうがいい……
 しかしそれはもう関係ない。未開封のブルー盤から直接デイヴ・クーリーにリマスタリングしてもらった。なぜかって? 工場でプレートが破損したのと、3年後、浸水でマスターを失ったからだ。だがハイレゾ音源は公開しない。ブートレガーはくそくらえ。
 ヴァイナルは今や、100ドル以上の値でネット上で取引されている。それを今回、皆に贈ろう。無料で。

なお、ハウスシューズのサイトでは「Electric Piano Solo (Interlude)」のサンプリング・コンテストを行っている。
以下、本人のコメント
 ジェイ・ディーは他のプロデューサーにサンプリング素材として使ってもらうために『Unreleased EP』に”Electric Piano Solo”をのっけたんだ。たしか、昔Flipmodeかなにかのアルバムで誰かが使ってた気がする。だが皆がこのネタをどう料理するか見てみたい……このネタをサンプリングして、SoundCloudやBandcampにのっけて、 shoes@djhouseshoes.comに送ってくれ。Twitterでツイートしてくれてもいい。2人の優勝者を決めるが、彼らをドープだと俺が認定する以外に、特に賞品はない。もしかしたら7インチでも切るかもしれない。6月1日締め切りだ。よろしく。
ハウスシューズは『The Gift』シリーズを通して様々な若手トラックメイカーにスポットライトを当てており、このコンテストでハウスシューズの目に留まれば、かなりのチャンスになることは間違いないだろう。

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