話題のスペシャル・ユニット、KENSEIQの音源が到着

September 16,2014 | Category :  News | Tag :  DJ Kensei, Hiphop, Q, Rappagariya,

image (1)ラッパ我リヤ率いるヒップホップ集団、走馬党の党首であるQと、80年代後半から活動を始めた生粋のヒップホップDJ、DJ KENSEIによるスペシャル・ユニット、KENSEIQが音源を発表した。「We Run Tokyo」と銘打たれた楽曲は、ジャジーでダークな色合いのビートの上でQが抑制を利かせたフロウを見せる怪力作に仕上がっている。引き続き注目し、さらなる情報を待ちたい。

 

 
未確認音響物体 – KENSEIQ
ヒップホップは、ダンス・ミュージックの1曲のほんの一部分、ブレイクを繰り返しそこにお喋りを乗せるところから始まった。その少しあとにエレクトロが生まれ、そのほとんどがインストゥルメンタルだった。ヒップホップは、そのファンク、ソウル、ジャズの要素とエレクトロな要素を、商業主義、洗練、懐古、未来指向などへと延ばし変形し歴史を重ねてきた。21世紀に入り15年、ヒップホップは世界中の音楽に影響を与えてきた。
一方、ヒップホップ自体に目を向けると、安易な洗練が見せかけのジャズに頼り、極端な未来志向が閉塞に陥りがちなら、KENSEIQはそれらを横目で見ながら鉄コン筋クリートの道路を疾走する未確認音響物体で、オールド・スクール馬鹿にはたまらないスキャットと思わせての鼻歌まで披露する(スキャットより鼻歌に共感できるとモス・デフが教えてくれたのはいつだったろう?)。
ラッパ我ガリヤ、その名前の由来のひとつは、いつでもどこでもラップしたがる、ラップしたがり屋、だという分厚い頃の少年マンガ雑誌みたいなクール・キース感に溢れるQ、今でも日本のヒップホップのベスト・アルバムだと信じる「メキシュ」を作ったDJ KENSEI、ヒップホップやレゲエって、別にアイテムじゃないから。じゃ何?ってここでは結果としての生き様だから、誰に推奨されたわけでもなく、自分で選びとったから、金歯も入れるし、ブリンブリンも、回帰もするーーこうしたことは、ブレイクを繰り返してお喋りを乗せて音楽とする態度とどこか似ているような気がする。
KENSEIQのライヴ、もしくは早く45曲入り、180gバイナル5枚組を。
荏開津 広(ライター/BREAKTHROUGH)

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