MADVILLAIN – MADVILLAINY

March 24,2014 | Category :  News | Tag :  

マッドリブとドゥームのコラボ作であり、2000年代ヒップホップの金字塔的作品、『Madvillainy』の発売から10年が経過。
レーベル元であるStones Throwが10年前を振り返り、製作秘話を明らかにした。

マッドリブはドゥームとレコーディングをしたがっていた。私たちはドゥームにコンタクトをとり、当時、東ロサンゼルスの一軒家にあったStones Throwのオフィスに彼を連れてきた。マッドリブは元防空壕の地下室でビートを作り、ドゥームはベランダで歌詞を書き、ベッドルームでレコーディングするなど、アルバムの大部分はこの家で作られた。「Meat Grinder」と「Figaro」は開始して数日でできた曲だ。


「songs lit, in the booth, with the best host / Doing bong hits on the roof out in the west coast」- “Meat Grinder” 

(最高なホストに迎えられ、ブースで曲が光る/西海岸の家の屋根で水パイプをキメる/)

何曲か出来あがったあと、マッドリブとイーゴンはブラジルへと飛び立ち、マッドリブは出来た曲を聴くためCD-Rで持って行った。そしてポータブル・レコード・プレイヤー、SP303、借りたカセット・デッキなどを使用し、旅先でもビートを制作した。その間、どこかの馬鹿がデモを入手し、勝手にネットにアップしてしまった。


「wasn’t even tweaked and it leaked into cyberspace / couldn’t wait for the snipes to place / at least a track list in bold print type face」- “Rhinestone Cowboy” 

(磨き上げる余裕もなくサイバー空間にリークされた/待てなかったようだ/トラックリストさえも無い状態で/)

すでに公開されてしまったと落胆した彼らは、制作するモチベーションを無くし、またアルバム作りを再開するまでに何ヶ月もの説得を要した。「Rhinestone Cowboy」の2バース目は、1バース目が書かれた半年後に出来たものであった。


「 Sometimes he rhyme quick, sometimes he rhyme slow, or vice versa / Whip up a slice of nice verse pie, hit it on the first try」- “All Caps” 

(時に素早くライムし、時にゆっくりとライムする/即座にナイスなバースを作り上げ/1発録りで完璧/)

歌詞では「1発録り」を歌うドゥームだが、2003年の後半を通して、彼は何回か歌詞やフロウに微調整を加え、仕上げていた。

そして2004年の3月23日、キャッチーなサビを省き、ダーティーなビーツを詰め込んだアルバム『Madvillainy』が店頭に並んだ。エグゼクティブ・プロデューサーはピーナッツ・バター・ウルフ、デザイナーはジェフ・ジャンク、マスタリングはデイヴ・クーリー、撮影はエリック・コールマン。ジェイムズ・レイタノらが素晴らしいビデオを制作。10年経った今も、彼らが続編を完成させるのを、我々一同は忍耐強く待っている。

(via Stones Throw)

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