カメルーンの音楽史の重要な1ページを収めたコンピレーション、『Pop Makossa – The Invasive Dance Beat of Cameroon 1976–1984』
ヴィンテージ・アフロ〜カリビアン・ミュージックを多数再発しているドイツのレーベルAnalog Africaは、去年カーボヴェルデのコズミックなレアグルーヴ集『Space Echo』をリリースしマニアを唸らせたが、6月には最新コンピレーション『Pop Makossa – The Invasive Dance Beat of Cameroon 1976–1984』を発表する。
今回の舞台はカメルーン共和国。2009年にレーベル創業者がカメルーンに渡った際に足で稼いだ情報や発掘したレア音源をまとめたという同作は、70年代から80年代にカメルーンのミュージシャンたちが自国の音楽マコッサと、当時のファンク〜ディスコ・サウンドを組み合わせて生んだ楽曲を集めたもの。
ジャケはカメルーンの伝統的な仮面をかぶった人物の目から光線が出ているという、印象的なデザイン。なぜか日本語が添えられたダークでポップな世界観に期待せずにはいられない。当時10代であった才人Bill Lokoの中毒性の高いヒット曲、「Nen Lambo」が先行公開されている。
6月16日発売。44ページのブックレットがついたCD、20ページのブックレットがついた2枚組LP、そしてデジタルでのリリースとなる。
- Tracklist:
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- 01. Dream Stars – ‘Pop Makossa Invasion’
- 02. Mystic Djim & The Spirits – ‘Yaoundé Girls’
- 03. Bill Loko – ‘Nen Lambo’
- 04. Pasteur Lappé – ‘Sanaga Calypso’
- 05. Eko – ‘M’ongele M’am’
- 06. Olinga Gaston – ‘Ngon Engap’
- 07. Emmanuel Kahe et Jeanette Kemogne – ‘Ye Medjuie’
- 08. Nkodo Si-Tony – ‘Mininga Meyong Mese’
- 09. Pasteur Lappé – ‘The Sekele Movement’
- 10. Bernard Ntone – ‘Mussoliki’
- 11. Pat’ Ndoye – ‘More Love’
- 12. Clément Djimogne – ‘Africa’