“RE-ZEDZ” by ZEDZ

April 01,2014 | Category :  News | Tag :  

ZEDZ の新作個展「RE-ZEDZ」

ヨーロッパを代表する世界的なグラフィティ・ライターのひとりである、ZEDZ の新作個展「RE-ZEDZ」が、
神田淡路町のカフェ cafe104.5 で6月30日(月)まで開催されている。
cafe104.5 はブルーノート東京の直営店であり、展覧会、料理教室、ライヴなど、バラエティに富むイベントが
企画されているカフェ&エピスリーで、この「RE-ZEDZ」が4 回目のアート展覧会/作品展になる。

RE-ZEDZ / リ・ゼッツ
2014年6月30日(月)まで開催
平日 11:00 am – 11:00 pm
土日祝 11:00 am – 10:00 pm

cafe104.5 (www.cafe1045.com)
東京都千代田区神田淡路町2-101 ワテラスタワー2F
03-3251-1045
※貸切の場合がございますのでご来店前にオフィシャルサイトにてご確認ください。
※飲食店のためご飲食代が別途かかかりますので予めご了承ください。

グラフィティの領域を越えて建築/デザイン/ファッション/パブリック・アートなどへと自在にクロスオーバーする多彩な活動で、
グラフィティ/ポスト・グラフィティ・シーンを牽引するアーティスト、ZEDZ。
彼の活動は常に進化を遂げながらシーンの最前線を刺激し、グラフィティから発展した様々な表現の可能性を第一線で切り拓き続けてきた。
数年ぶりの来日を機に現地制作された「RE-ZEDZ」では、ZEDZ のトレードマークである幾何学的なモチーフを
cafe104.5 の空間のためにリミックスした大型オブジェを展示する。
以下に2014年4月7日にミラノで行われたインタビューをお届けする。

今回の展示作品のコンセプトを教えてください。
 cafe104.5 が音楽発信の場ということで、視覚言語を用いて音を表現しようと試みました。グラフィティを長年やっていて、私は文字やタイポグラフィというものを常に追求してきました。文字には音声が伴いますよね。A(エー)、B(ビー)、C(シー)、その組み合わせで生まれるものが言葉であり音楽なので、それをビジュアル化するということは以前から挑戦したかったテーマでした。

あのフォルムや色はどこから生まれてくるものなのですか?
 建築や20世紀のモダンアート、とりわけロシア構成主義のアートから大きなインスピレーションをうけています。パーツを組み合わせながらあらゆる要素をとりいれてリミックスしていき、あのフォルムに行き着きついたという感じです。色に関しては「コントラストと調和」を意識しました。白い壁には白をベースとして赤とブルーのコントラストの強い色を中心に目新しいカラー・コンビネーションを選択しました。赤+白+ブルーはオランダの国旗の色でもありますが、ナショナリズムを意図したわけではありません。煉瓦の壁にはライトブラウンとブラックいうナチュラル・カラーを選び、調和を意識しました。

あなたの活動として特筆すべき点は、パブリック・アートや3D 作品に力を注いでいるという点だと思います。他のグラフィティ・アーティストと異なる点を具体的に教えてください。また3D を始めるきっかけを教えてください。
 立体的なドローイングをしているうちに建築やスカルプチュアに対する関心がどんどん高まっていき、それをどうにか具現化したいと思うようになりました。グラフィティ・ピースの周りや中を歩き回ったりよじ上ったりしたら、いったいどんな感じなのだろうかと。自分の活動は、もうグラフィティの範疇で捉えられない領域へきてしまっていると思います。

今回の作品の制作にはどのくらい時間がかかりましたか? また具体的な作品のアイディア出し、及び設計時間はどれくらいかかりましたか?
 朝から晩まで平均12 時間ほど集中して作業を続け、10 日間かけて制作しました。ありがたいことに作業を手伝ってくれた強力な助っ人がいましたので。制作に取りかかる前段階のアイデアやデザインに費やした時間はおおよそ40 時間ほど、設計図の制作には10 時間ほどでしょうか。

cafe104.5 に作品の設置が完了しいかがでしたか?
 とても満足しています。ブラウンとブラック・ベースの作品には壁に設置した時にもう少し手を加えたくもなりましたが、思い描いていた通りの展示ができて嬉しいです。

あなたが考えるグラフィティとは何か教えてください。
 世界的な現象でとても興味深いムーブメントだと思います。パブリック・アートフォームとしては究極の表現手段ではないかと。壁に描くことで世界中のオーディエンスに影響を与えることができる、とてもコンテンポラリーな発想のもとに存在するものだと思います。グラフィティの表現は多様化していますから、もはやスプレイ缶を使うという手法だけには収まりきらないものになっていると思います。

これまでに何回か来日していると思いますが、日本のグラフィティ・シーンはどう思いますか?
 日本のライターはとてもアクティブですし、街で彼らの作品を見つけるのを楽しんでいます。とりわけ漢字やひらがなを使っているものには個性を感じます。日本語のフォント自体とても美しいタイポグラフィ・フォーマットだと思います。

質問内容は異なりますが、あなたが好きな音楽はどんなものですか? 具体的にアーティスト名なども教えてください。
 いろんなジャンルの音楽を聴きますが、ヒップホップ、ジャズ、実験的なエレクトロニック・ミュージックが好きです。チェット・ベイカー、エイソップ・ロック、オウテカ、好きなアーティストは本当にたくさんいてあげきれません。

今後の予定を教えてください。
 間もなくアムステルダムでユニークなアート・プロジェクトに参加します。コマーシャル・プロジェクトなのですが、運河沿いの5 階建ての典型的なカナルハウス一棟を舞台に10 人のグラフィティをバックグラウンドとしたアーティストがウォール・クラッシュをコンセプトにして各々ペインティングを中心に様々な手法で作品を制作し展示をします。コマーシャル・プロジェクトといえどもアーティスト側にはなんの制約もなく、好きなようにやって構わないということなのでとても楽しみです。5 月頭のオープニングに向けて明日から立体作品の制作に取りかかります。

日本ではこれからどのような活動をしていきたいとお考えでしょうか?
 今後も日本で継続的にアート活動をしていきたいと考えています。少しまとまった期間滞在してシルクスクリーン・プリントの制作もしたいと思っていますし、ヨーロッパでは何度か行っているのですが、大きな立体作品を制作し屋外のパブリック・スペースで期間限定展示をするプロジェクトを日本でどうにか実現させたいですね。

ZEDZ :
1971 年、オランダ・ライデン生まれ。 14 歳でグラフィティを始め、1992 年、リートフェルト・アカデミー入学を機にアムステルダムに活動拠点を移す。卒業後はアーティスト/グラフィック・デザイナーとして活動を開始。3D タイポグラフィに特化した独自のグラフィティを追求する。現在に至るまでグラフィティをバックグラウンドとした新たな表現を駆使し、ポスト・グラフィティ・シーンの第一人者として活躍している。世界中のストリートのみならずギャラリーや美術館で作品を発表し続けている。 
www.zedz.org

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