クルセイダーズのキーボーディスト、ジョー・サンプルが死去

September 14,2014 | Category :  News | Tag :  Crusaders, Joe Sample, R.I.P.,

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R.I.P. Joe Sample (1939 – 2014)

クルセイダーズのキーボーディストであり、ソウルやファンクとジャズを融合させた名作を数々産み落とした名キーボーディストのジョー・サンプルが、9月12日(現地時間)に病室で亡くなった。75歳であった。

テキサス州ヒューストンに生まれたジョー・サンプルは、幼少期からブルースやゴスペルを聴いて育ち、5歳のときにピアノを始める。1950年代、高校生であったジョー・サンプルは友人のサックス奏者ウィルトン・フェルダーとドラマーのスティックス・フーパーと共にジャズバンドを結成。その後、テキサス・サザン大学のクラスメイトであったトロンボーン奏者、ウェイン・ヘンダーソンが加わり、ロサンゼルスに移った彼らは、ジャズ・クルセイダーズに改名し、Pacific Jazzからデビューアルバム『Freedom Sounds』を1961年に発表した。

60年代を通しジャズ作品を発表していったジャズ・クルセイダーズであったが、当時のフリー・ジャズへの流れに違和感を抱き、もともと様々な音楽への愛情をもっていたジョー・サンプル達は、よりR&Bやファンクへと歩み寄ったサウンドを追究。そして名前から“ジャズ”を取り、新たにクルセイダーズとして『Pass the Plate』を1971年にリリースした。この方向性のシフトによってより幅広い層にアピールすることができた彼らは、70年代を通し人気を集め、シンガーのランディー・クロファードをフィーチャーした1979年の『Street Life』が最大のヒット作となった。ジョー・サンプルはFender Rhodesなど電子ピアノを早い段階から取り入れ、そのサウンドの認知度の向上にも貢献した。

ジョー・サンプルはソロ作品も多数発表しているほか、スタジオ・ミュージシャンとしても活躍し、ジャクソン5の「I Want You Back」、マーヴィン・ゲイの「Let’s Get It On」を始め、ミニー・リパートンダイアナ・ロスジョニ・ミッチェルB.B.キングスティーリー・ダンクインシー・ジョーンズアニタ・ベイカーなど、数々のアーティストの名作に関わった。

彼の音楽はこれまでヒップホップで幾度となくサンプリングされており、中でも有名なのはトゥーパックの「Dear Mama」で彼の「In All My Wildest Dreams」が使用されていることだ。

TwitterやInstagramでは多くのミュージシャンが彼の死を悲しみ、彼への気持ちを綴っている。

アール・クルー
「とても悲しい。ジョー・サンプルはミュージシャン、ストーリーテラー、ジャズ歴史学者、そして人として素晴らしかった。いつも彼の音楽、そしてユーモアで笑顔になっていた。かけがえのない存在だ」

ロバート・グラスパー
「ジョー・サンプルが2時間前に亡くなったらしい…憧れていて、大好きだったレジェンド。R.I.P.。」

クエストラブ
「ジョー・サンプルは素晴らしかった。俺の最も好きな歴代サンプル・ネタの多くが彼の作品だったりする。挙げて行ったらきりがない。彼はFender Rhodesの最高のパートナーだった。ヒップホップ・ヘッズが最初に“Lyrics To Go”(ミニー・リパートン)を聴いたとき、開いた口が塞がらなかったはずだ。もちろん、彼の活躍はサイドミュージシャンだけではない(クルセイダーズをチェックしておきな)。とにかく彼のビジョンとクリエイティビティはジャズ、ソウル、ヒップホップにどれだけ大事だったかを知ってもらいたい。#RipJoeSample」

DJプレミア
「ジョー・サンプル、R.I.P.。彼はクルセイダーズという偉大なるグループにいたお方だ。俺は彼の音楽でベースの演奏の練習をしたよ。あと、2パックがジョーのソロアルバムの曲をサンプリングして“Dear Mama”を作った。素晴らしいキーボーディストだ」

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