[RSD 2016] 今年のレコード・ストア・デイはコレをチェック

March 23,2016 | Category :  News Release | Tag :  Fela Kuti, J Dilla, James Brown, Record Store Day, RSD, Stones Throw, Tuxedo,

RSD2016

Wax Poetics Japanが選ぶ、2016年春のRSD注目作

ヴァイナル・ディガーにとっては、365日がレコード・ストア・デイ(RSD)である。“限定”という言葉につられて1年のなかで春(そして秋)のこの日にしか足を運ばない人たちで、お気に入りのショップが混雑しているのを見て辟易するレコード好きも少なくないことだろう。この日のリリースに間に合わせるため各レーベルからオーダーが殺到するせいで、RSDに関係なく普段から細々とレコードを刷っていたインディー・レーベルはリリースが何ヶ月も遅れるなど、迷惑を受けているという話もよく耳にする。そして、レコード人気に乗っかろうと、「それ、レコードで出す意味はあるのだろうか?」と首を傾げずにはいられない限定盤を毎年店頭に並べているレーベルもある。

とはいえ、やはり毎年ついついコレクター心がくすぐられてしまうニクいアイテムや、並んででも、他の客と取り合いになってでも入手する価値のある素晴らしいレコードが登場していることは間違いない。そして一時期は過去の遺物になっていたレコードというフォーマットが世間で騒がれているのはやはり嬉しいこと。今年もレコード・ストア・デイ(4月16日)にはレコード店に足を運ぼう。そしてその際は、以下のリリースを探してみてはいかがだろうか?

James Brown 『Live At The Apollo Vol. IV September 13-14, 1972』 (2LP)

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Get On Downが2枚組みLPでリリースする今作は、1972年9月に行われた、JBズ、ボビー・バード、リン・コリンズらが参加した超貴重なコンサート音源。聖地Apollo Theaterでのジェームズ・ブラウンのライブ音源シリーズはVol. 3までリリースされたが、これは1973年にリリースされる予定で録音されたものの、その後お蔵入りになってしまった幻の作品。2013年に『Best of Live At The Apollo』に2曲が収録されたが、これらの音源がフルでヴァイナル化されるのはこれが初のこととなる。熱心なジェームズ・ブラウン・コレクターでなくとも棚に置いておきたい1枚。

  1. 1. Danny Ray – Introduction Of The J.B.’s
  2. 2. The J.B.’s – Hot Pants Road
  3. 3. The J.B.’s – From The Back Side
  4. 4. The J.B.’s – Wine Spot
  5. 5. Fred Wesley – Introduction Of James Brown
  6. 6. James Brown – Never Can Say Goodbye
  7. 7. The J.B.’s – Pass The Peas
  8. 8. The J.B.’s – Honky Tonk
  9. 9. Introduction By James Brown
  10. 10. The J.B.’s – Gimme Some More
  11. 11. James Brown – There It Is
  12. 12. Danny Ray – Introduction Of Lyn Collins
  13. 13. Lyn Collins – Do Your Thing
  14. 14. Lyn Collins – Think (About It)
  15. 15. Lyn Collins – I’ll Take You There
  16. 16. Danny Ray – Introduction Of Bobby Byrd
  17. 17. Bobby Byrd – I Know You Got Soul
  18. 18. Bobby Byrd – (If Loving You Is Wrong) I Don’t Want To Be Right
  19. 19. Bobby Byrd – Keep On Doin’ What You’re Doin’

Joe Mensah 『Cry Laughter』 (LP)

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2003年に他界したシンガー/ミュージシャン、ジョー・メンサは、ガーナ音楽史の重要人物であり、50年代〜60年代にはハイライフのキーマンとして活躍した。1975年にリリースされたこのアルバムは、ナイジェリアのDeccaから少数のみリリースされた超レア作。スウィート・トークスのメンバーと一緒に制作されたジョー・メンサのソロ・デビューであり、アフロ・ソウル、ジャズ、ハイライフ、アフロビートがガーナのフレイバーで絶妙にミックスされた良作。コンピレーションに数曲収録されたことはあるが、アルバムがフルでリイシューされるのは今回が初となる。180g重量盤でSoundwayからのリイシュー。

  1. A1 Cry Laughter
  2. B1 Shakamo
  3. B2 Africa Is Soul

V.A. 『Wake Up You: The Rise & Fall of Nigerian Rock. Vol. 1 1972-1977』 (2LP)

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イーゴンのNow-Againが10年かけてリサーチした、70年代のネイジェリアのロック・シーンの熱を詰め込んだコンピレーションの第一弾が登場。1967年から70年にかけて内戦が繰り広げられたなか、ナイジェリアでは強烈なロック・シーンが根を張り、フェラ・クティというスターを生んだ。その後70年代を通して、ナイジェリアではファンクとサイケデリアを融合させた独特で鮮烈な音楽がどんどんと生み出されていった。『Vol. 1』では72年から77年の楽曲を収録。さらに、鮮明で衝撃的な写真や濃厚なライナーノーツを収めた100ページ超えのブックレットも同封されており、Now-Againだからこそできる興味深いコンピレーションになっている。

Fela Kuti 『I Go Shout Plenty』 (10″)

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こちらはKnitting Factoryがリリースする、フェラ・クティの2曲をカップリングした10インチ。A面には1986年に録音されたバージョンの「I Go Shout Plenty」、B面には1983年の『Perambulator』のB面であった「Frustration」を収録している。「Frustration」の音源が録音されたのは70年代後半であり、1969年の「My Lady Frustration」の再録インスト版である。


J Dilla 『The Ex feat. Bilal』 (7″)

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Jディラ・ファン待望の最後の遺作、『The Diary』。Pitchforkによると、『The Diary』のヴァイナルがRSDのタイミングでリリースされ、ビラルをフィーチャーリングした「The Ex」(ピート・ロックのプロデュース)の7インチがついてくるとのこと。

Tuxedo 『Do It / So Good』 (7″)

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タキシードの極上ブギー「Do It」と「So Good」をカップリングした7インチがStones Throwより、あえてレコード・ストア・デイに反発するかのような形でリリース。発売日が4/16であるにも関わらず、購入はオンラインショップのみという、ネット販売オンリースタンス。さすが常に主流とは一線を画すStones Throw。Stones Throwのオンラインショップと、日本の独立系レコード店での取扱い限定で、1000枚完全限定プレス。現在予約受付中。


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