Scram Jones Interview

April 15,2013 | Category :  News | Tag :  

ミュージックシーンの未来を拓く旬のプロデューサーが来日!

これまでジャスト・ブレイズを初め、ビッグアーティストのプロデュースを手がける数多くのDJたちが登場してきたVISIONに、また一人音楽界を賑わす大物プロデューサーがやってくる。来日は7年ぶりとなるスクラム・ジョーンズは、DJとしてキャリアを積みながら、2000年代半ば以降、マライア・キャリー、ロイド・バンクス、ブラック・ロブ、ノリエガといった綺羅星のごときスーパースターたちの作品のプロデュースワークを務めてきた、シーンの未来を担う旬の才能である。

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NY出身と聞きました。あなたのヒップホップとの最初の出会いを教えてください。映画「WILD STYLE」、DEF JAMやTOMMY BOY時代、「YO MTV RAPS」など放映し始めた90年代の黄金のヒップホップ時代などあります。


 自分が小学校の頃に学校の帰りや昼休みにブーンボックスを持って段ボールをひいて年上の先輩達がブレイクダンスをやっていたのがヒップホップとの初めての出会いだった。

敏腕プロデューサー、ジャスト・ブレイズのレーベルと契約し2005年中にはアルバム『Greatest Story Never Told』でメジャーデビューしました。VISIONは過去2回、ジャスト・ブレイズを招聘しています。ジャスト・ブレイズのとの関係性やいまも継続されているプロジェクトなどあれば教えてください。

 ジャスト・ブレイズとは今でもとても仲がいいよ。先月もマイアミのULTRAで一緒にプレイした。今迄で私はサイゴンと40以上のレコードをリリースしてきた。そこから
ジャスト・ブレイズがサイゴンに興味を持って自分のレーベルと契約したんだ。これからもジャスト・ブレイズと一緒にDJをすることもあるし、同じプロジェクトに参加する機会もたくさんあるよ。

DJ、MCと特に、プロデューサーとして技術を誇り、マライア・キャリー、50セント、ロイド・バンクスのようなアーティストと仕事し、音楽業界でグラミー候補に挙げられました。クールGラップ、ノリエガとは今でも連絡を取り合っていたりプロジェクトを続けているのでしょうか?

 自分とレイクウォン (Wu-Tang Clan)はこれからたくさんのレコードをリリースする。ノリエガの4/16発売のアルバムも何個かプロデュースしてるよ。4/16 スタイルスPのアルバムのフルプロデュースにジェダキスやレイクウォン、ゴーストフェイス・キラー (Wu-Tang Clan)も参加している。マライアとはまだ未確定だがこれからも仕事をしていきたいと思っているよ。

あなたのミックスCDシリーズを知らない人のために、このシリーズのコンセプトを紹介して頂けますか? 収録されている曲の中にはとてもレアなトラックもあります。素晴らしいけどまだ皆に知られていない曲や、これから人気がでる新人アーティスト達の曲を中心に集めたりしているのでしょうか?

 自分がミックステープを作っている時は、新しいタレントとビッグネームの曲を混ぜている。皆より先を見てなきゃ行けないからね。DJをやる意味は新しいレコードやアーティストをブレイクさせるためにやっている。常に聴いた事のない新しいもの提供するのがDJだね。


昔と比べてレコード会社の数が減り、それに反比例して様々なタイプの素晴らしい音楽が増えてきたり、曲を選ぶ時の選択範囲がずっと広がったりしますか?

 インターネットやブログの普及で選べる音楽の幅が広がった。幅が広がるのはいいことなんだけど、そのかわり良い物を見つける為にはもっと時間がかかるようになったね。


今後注目すべきシーンやアーティストがいれば教えてください。今後のクラブ(音楽)シーン、ヒップホップ・シーンはどのような方向に向かって行くと思いますか?

 EDMとヒップホップのコラボレーションが今一番大きいシーンになっている。これからはもっともっとEDMのサウンドを使ってラップを歌うのが増えて行くだろう。例えばA-SAPがSKRILEXの音でラップしてるようにね。


あなたが音楽を選ぶ時に最も重要視している事はなんでしょうか。あなたほどの存在になると周りの人間やリスナーからプレッシャーを受ける機会も多いと思いますが、そのような時はどのように対処されていますか?

 ラジオとミックステープに関しては新しくてエクスクルージブなものを。
クラブに関しては音が大きくてキャッチーなものを使用するね。

2004年には自らフル・プロデュースしたアルバム『Loose Cannon』をリリース。アメリカでもメジャー・インディーでも大活躍していると思います。DJ、MC、プロデューサー、あなたはヒップ・ホップに深く関わって1番刺激がある活動がどれでしょうか?

 キャリアの中ではDJのキャリアが一番長いんだ。
プロデューサーとしての自分が一番ブレイクしたよね。手がけたアーティストがHIGH PROFILEだったから。プロデューサーが一番お金にはなるんだけど、お金よりもクリエーション自体がやっぱり楽しいよね。

あなたは、1973年から1999年の間のN.Y.サウンドが大好きだと言われています。DJプレミアやジャスト・ブレイズなども同じだと答えています。
ターンテーブルでスクラッチを録ったりしていると、そういう類の曲を作るのは今でもすごく楽しいと感じると言っています。

 70年代の音楽はとても素晴らしいよね。例えばジェームス・ブラウン、ボブ・ジェームス、ジャクソン5とかをサンプリングして皆、ヒップホップを作っていた。80年代は全てがヤバかった。ヒップホップだけじゃなかった。マイケル・ジャクソン、ビリー・ジョエル、フィル・コリンズもカッコいいよね!! ヒップホップだったらビッグ・ダディ・ケイン、ラキム、ランDMC、スリック・リック etc… きりが無いぐらい素晴らしかった。新しい音楽のジャンルが生まれた時代だった。

あなたの作り出すトラックは、一聴すればあなたのものとすぐ分かる個性があります。ラッパーにトラックを提供する時は、その人物をイメージして制作をしているのですか?それとも、常にストックしているトラックから最適なものを提供しているのですか?

 楽曲提供する際は2つ種類がある。そのアーティストの為だけにつくるパターンと何も決まってないで作るパターン。これだと言う物を提供しても絶対にそれを気にいってくれるわけじゃないから。いくつものバリエーションを作って提案することが多いかな。


サンプリングはあなたのプロダクションには欠かせないものだと思います。クレイツ掘りはまだしているのですか? している場合、最近はどんなものを好んで掘り、レコードはどこで入手するのでしょうか?  
 サンプルレコードを掘る事はあるね。レアなレコードショップも常に探しているよ。でもデジタルの時代は本当に便利だね。家もでないで何億もの曲を聴けるからね。

アナログレコード、またCDも含めてフィジカル・リリースの今後はどうなると思いますか? アナログレコードはいつの時もヒップホップにとっては重要なので、このジャンルにおいては存在し続けると思いますか?
 コレクターやオールド・スクールのDJはまだレコードを使い続けているが、テクノロジーの進化が早すぎてデジタルへの移行はとめられないよね。ビジネスの視点でみるとCDやレコードの市場はもう無い。アートの視点からみると自分たちのオリジナルのルーツとしてアナログレコード、またCDは残るだろう。自分のコレクションは絶対に売る事はないよね。

最近のフェイバリットを、ラッパー、プロデューサー問わず何人か教えてください。特に新人についても是非お聞きしたいです。

 ナズ、レイクウォン、ザ・ロックスが好きだよ。でもケンドリック・ラマーはヤバいね。ショーン・プライスも好きだよ。アクション・ブロンソンはユーモアがあっておもしろいよね。プロデューサーだったらDJプレミアかな。最近だったらジャーリル・ビーツ & ヒット・ボーイがいいよね!!

レイクウォン、クールGラップ、ノリエガ、サイゴンのための世界ツアーに同行していますね。世界中回ってみてあなたが素晴らしいと感じる街、
ヒップホップが熱い街などあれば教えてください。

 
数ある国のなかでも、日本はとても楽しかった思い出があるね。日本の客はヒップホップを知ってるしヒップホップへの感謝の気持ちがあるから。

トラジディのアルバムA&Rディレクターを勤めたそうですが、どんな作品が教えてください。あなたがプロデュースした曲などYouTubeで見れたりできますか? マライア・キャリーのマルチ・プラチナ・アルバムの曲も分かれば教えて欲しいです。

 トラジディのアルバムが自分のキャリアのなかで最初のアルバムだった。トラジディとは、ばったりパーティーであって2日後には自分の自宅でアルバムを作っていたよ。トラジディはレジェンドだよ。ナズ、CNN、モブ・ディープはトラジディをキッカケに世にでたからね。マライアとは、ノリエガのエンジニアとプロデュースをスタジオでしていた時にマライアが急にスタジオに現れて、その時流していた私のトラックを気にいってくれてアルバムを作成する事になった。それは結果的にグラミーを3つとったアルバムになったよ。


あなたの今後の動向についての噂は多く耳にします。差し支えない範囲で、近い将来実現される企画があれば教えてください。

 最近だと4/16 にリリースするスタイルスPのアルバムをフル・プロデュースしたこと。そのアルバムにはジェダキス、シーク・ルーチ、レイクウォンおよびノリエガが参加していて全て私がプロデュースしている。さらに、レイクウォンのニューアルバムのF.I.L.Aと自分自身のプロジェクトアルバム2つを現在取り組んでいるよ。


VISIONではカット・ケミスト、レッド・アラート、DJプレミア、グランドマスター・フラッシュ、ジャスト・ブレイズ、新しいアーティストではディプロやAトラックなど来日しています。SOUND MUSEUM VISIONにくるオーディエンスにメッセージをください。

 
VISIONみたいなヒップホップを本当に愛してリスペクトしている場所や客の前でパフォーマンスできて光栄だよ。呼んでくれてありがとう。


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