Talib Kweli & Ma Dukes on The Combat Jack Show

March 27,2014 | Category :  News | Tag :  


タリブ・クウェリとマ・デュークスがThe Combat Jack Showに出演し、ディラについて語った。

3月23日にニューヨークのWebster Hallで行われたディラ追悼コンサート、NY Loves Dillaにヘッドライナーとして出演していたタリブ・クウェリと、ディラの母親マ・デュークスが、ヒップホップ専門ポッドキャスト番組The Combat Jack Showに出演し、ディラの人生から、ヒップホップ、デトロイトの現状や政治、ジャーナリズムなど幅広いトピックについて語った。

タリブ・クウェリが最近リリースしたアルバムGravitas』ではディラの未発表ビートが使われており、昔からディラ・ファンだと語るタリブは、まず「Jディラはヒップホップにとってのマイケル・ジャクソン、ビートルズ、ジェームズ・ブラウン、スティービー・ワンダーのような存在なんだ」と言って会話を始めた。そして、アルバム『Quality』を制作していたとき、デトロイトのディラの家に行ったときのことを話した。

 「テレビでグラミー賞授賞式をやっていて、彼がプロデュースしたザ・ルーツとエリカ・バドゥの曲がグラミー賞にノミネートされていたのに、彼はそんなことには全く興味が無く、ビート作りに励んでいた。彼には賞とかどうでもよかったんだ」

そしてマ・デュークスも、ディラがスポットライトを浴びるのを好むタイプではなかったことを話した。
 「彼はとてもシャイで、写真を撮られるのも嫌がったわ。ただひたすら良い音楽を作って、それを人に聴いてもらうことにしか彼は興味がなかった。曲が完璧になるまで、とことん手直しを加えていたわね。お金とかはどうでもよくて、彼は自分で誇りに思える作品を作ることにだけ集中していた」
音楽に溢れた家庭で育ち、歩くこともままならないうちから、ジェームズ・ブラウンの音楽で踊っていたというディラ少年。彼が2歳の頃に彼をレコード店に連れていったことや、毎週のようにレコードを買っていた少年時代、彼の将来を不安に思う親の心配はそっちのけで、音楽の道に進むこと以外に興味が無かった学生時代のことなど、ディラの母親は彼がいかに自分の人生を音楽に捧げたかを語った。そして、会話はディラの病状が悪化した頃へと進み、入院生活を余儀なくされた後も病室で制作を続け、彼の音楽の情熱は揺るぎなかったとマ・デュークスは話した。
 「彼は全身が痛んでも音楽を作ることを止めようとはしなかったわ。偏頭痛が激しい時だけ、制作の手が止まったけど、一旦痛みが過ぎたらまたターンテーブルに向かうの。エリカ・バドゥが制作をしに来た時、彼女はディラのためにストロベリー・ハーブ・ティーを作ってあげたの。すると、彼の痛みはすぐに和らいで、彼は鎮痛剤を飲む必要なく、作業をすることができたらしいわ。それからというもの、私は毎回スーパーに行くたびに彼にこのお茶を買っていたわ」

 「私が彼の機材とか、レコードとかを病室に持って行くと、彼はとても喜んで、体調も良くなるの。(中略)Stones ThrowのJロックやピーナッツ・バター・ウルフがポータブル・ミキサーを持って来たり、レコードを買いに連れて行ったりしてくれたわ。そういったことが彼をとても喜ばせた」

 「彼の担当医は音楽好きで、ディラが病院で音楽を作り続けることを許可してくれたの。ディラが診察に来ると、毎回先生はギターやアコーディオンを取り出して、ディラはターンテーブルやキーボードを演奏して、ジャム・セッションが始まった。それが彼にとってセラピーになっていたのかもしれないわ」

そして、最もディラを誇らしげに思った瞬間について訊かれたマ・デゥークスは、「“The Red”が刑事ドラマで使われていたのをテレビで見たとき、彼は今まで聞いたこともないような声を出して、喜んでいたわ」と思い出した。

そして会話はア・トライブ・コールド・クエストの『The Love Movement』がグラミー賞にノミネートされ、Qティップとディラが大喧嘩をした時の話になった。

 「Qティップにグラミー賞授賞式に誘われたけど、ディラは絶対に行かないと、断固拒否していたわ。彼はテレビに写りたくなかったし、グラミー賞はとても政治的でフェイクだし、受賞しているアーティストの大半は賞をもらうに値しないアーティストばかりで、グラミー賞なんかと関わりを持ちたく無い、と彼は言っていたわね。(中略)Qティップに何度も説得されて、結局リムジンに乗って会場まで行ったはいいものの、会場の前で、やっぱり俺は行かない、と車に残ったらしくて、Qティップと言い争ったらしいわ」

すると、タリブが「俺は最近グラミーの運営委員会に、もっと参加するようにお願いされていたから、とても興味深いね。グラミー賞に対しては、俺も今はディラと同じ気持ちだ。(中略)だけど、もっと若い頃もしティップにグラミーに誘われてたら、俺はきっと行っていただろうね。あの時点ですでにディラにはグラミーの正体が見えていたのは、凄い」と、ディラのストイックさを褒め讃えた。

会話は最近どういう音楽を聴いているか、というトピックに移り、マ・デュークスは「ディラの音楽は毎日聴いてるわ。特にお気に入りは、スティーブ・スペイセックの“Eve”のディラ・リミックス。これを朝に2、3回聴けば、もう1日良い気分だわ」と、誇らしげに話した。

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