久保田利伸、30周年プレミアムのライブハウス・ショーを収録した初のライブ盤をリリース

September 27,2017 | Category :  News Release | Tag :  久保田利伸,

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2017年6月13日、豊洲PITを皮切りに行われたライブハウス・ショー「3周まわって素でLive!~THE HOUSE PARTY!~」(9月1日終了)が、自身初となるライブ音源CDとして発売になる事が決定。

デビュー当時に立ち返り、歌と演奏のみで楽しんでもらいたいという久保田の強い希望で実現したこのプレミアム・ショー。完成度の高い歌唱と臨場感を余すことなく収録された今作は、ショーの余韻も冷めやらぬ超ハイスピード・タイミングでリリース。

CDでは公演本編の楽曲を収録、初回生産限定盤に付属の DVD ではアンコールでの楽曲を初公開のドキュメント映像と共に収録!
CDとDVDでライブ音源をコンプリートできるという新しいスタイルで楽しめるので、ライブ会場に行った方はもちろん、会場に入れなかった多くの方々にも感謝を込めて送り出すライブ盤となっている。


Toshinobu Kubota
~THE HOUSE PARTY!~

2017年9月27日(水) Release!

■初回生産限定盤
(CD+DVD+豪華フォトブック)
SECL-2206~2207 ¥3,780円(税込)
DVD:ライブドキュメント映像

■通常盤
(CD のみ)
SECL-2208 ¥3,240(税込)

■収録楽曲
【CD】

1.0PENING JAM
2.Shake It Paradise
3.Funk It Up
4.誓い
5.Forever Yours (with YURI)
6.Tomorrow Waltz
7.Upside Down
8.Free Style
9.LA・LA・LA LOVE SONG
10.SOUL BANGIN’ ~B.LEAGUE EARLY CUP VERSION~
11.Bring me up!
12.SHADOWS OF YOUR LOVE
13.Go Go Old School Medley
To The Party~Dance If You Want It~Candy Rain~北風と太陽~GIVE YOU MY LOVE~Keep On JAMMIN’
14.SUKIYAKI~Ue wo muite arukou~(with Ty Stephens)
15.LOVE RAIN~恋の雨~

【特典 DVD】
~THE HOUSE PARTY!~ ”Eyes from The Back Door”
「収録曲」
■ENCORE JAM
■Another Star~You were mine
■Cymbals

久保田利伸 「3周まわって素で Live!~THE HOUSE PARTY!~」
デビュー30 周年(=3 周まわって)の無邪気で自由なライヴ(=素で Live!)。サブ・タイトルは、小規模なライヴ・ハウスの親密な空間に招待するという意味での〈THE HOUSE PARTY!〉。久保田利伸の最新ライヴ・ツアーは、そんなコンセプトでスタートした。グラフィティ調の踊るような〈THE HOUSE PARTY!〉という文字は、ヒップホップやニュー・ジャック・スウィングの誕生にリアルタイムで接しながら、そのサウンド同様、滑らかにスウィングするようなヴォーカルで“ファンキー”を追い求めてきた久保田のキャリアを一目で伝えるかのようだ。

“素”とは、久保田の場合、いちリスナーとしてソウル/R&B を愛してきた自分自身でもあるのだろう。客電が落ちると同時に DJ DAISHIZEN がリトル・ビーヴァーの「Party Down」を流してバンド・メンバーをステージに呼び込んだ冒頭から、アンコールにて「You were mine」とのマッシュアップで歌ったスティーヴィー・ワンダーの「Another Star」まで、久保田の“素”、つまりソウル/R&B マニアとしての矜持を遠慮なくぶつけてきたライヴ。ブーツィー・コリンズ〜P ファンク流儀でパーティー気分を高めて「Shake It Paradise」「Funk It Up」へと繋ぐ序盤の昂揚感。デルフォニックス「La La Means I Love You」のサビをハモってから「LA・LA・LA LOVE SONG」を歌い出す演出。随所でバンド・メンバーに指示を出す久保田の所作はジェームス・ブラウン(JB)を思わせ、「Tomorrow Waltz」のイントロではコーラスの YURI たちにアリシア・キーズの「If I Ain’t Got You」を即興で歌わせるなど、ジャム・セッションのような自由なノリには“歌うグルーヴ・マスター”としての粋を見る思いだった。

アリソン・ウィリアムズとの懐かしいバラード「Forever Yours」を YURI と、ミュージック・ソウルチャイルドと共演した「SUKIYAKI ~Ue wo muite arukou~」を Ty Stephens と、それぞれコーラスのメンバーとデュエットする姿には、US R&B シーンとコネクトした〈TOSHI〉としての姿も思い出される。衣装替えの際にバンド&コーラスが行なった故人トリビュート(モーリス・ホワイト、プリンス、リオン・ウェア)では J’NiqueNicole にリオン・ウェア作のマイケル・ジャクソン「I Wanna Be Where You Are」を歌わせるなど、その
名ホストぶりは自身も出演した TV 音楽番組「ソウル・トレイン」の故ドン・コーネリアスにも通じている。

初参加のドラマーFUYU が叩くゴーゴー・ビートに乗せた自曲のオールドスクール・メドレーでは、もし久保田が(リード・ヴォーカリストとして勧誘された)クール&ザ・ギャングで歌っていたら…と夢想させるようなファンキー・グルーヴを繰り出し、アメリカのソウルやファンクを咀嚼して歌謡曲〜J-Pop に持ち込んだ先駆者としてのプライドを改めて見せつけた。ロビン・シックよりも巧みにマーヴィン・ゲイ「Got To Give It Up」を換骨奪胎した「Free Style」、スティーヴィー・ワンダー「I Wish」のベースライン物真似から始めた「Bring me up!」など、2010 年代以降もステージ映えする名曲を生んでいるあたりは、R&B のトレンドなどに対する嗅覚の鋭さに他ならない。本
編ラストにやった「LOVE RAIN ~恋の雨~」の締めにまで JB やタワー・オブ・パワー名曲のフレーズを引用する芸の細かさ。挿まれたネタは、わかる人には追うのに忙しくなるほどだ。が、ひとつもわからなくても成立してしまうのが久保田の音楽やライヴの懐の深さ。筆者が観た[Zepp Namba OSAKA](8/9)でのステージでは「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな〜」という大阪限定のコール&レスポンスもあり、そうした部分でもソウル・マナーを貫きながらリスナーとの距離を縮めていく。

陽気なアップ・チューンから濃密なスロウ・ジャムまで。6 月〜9 月に行われた本ツアーの模様は、その一部がキャリア初となるライヴ盤に収録される。JB の『Live At The Apollo Vol.2』やダニー・ハサウェイの『Live』が伝説の名盤として親しまれてきたように、隠れ名曲も含む“ベスト・オブ”的なセットリストで主役の素顔を包み隠さず映し出すライヴ盤には、同じ場所で同じ時間を共有した会場の興奮がパッケージされることの尊さがある。そのことを久保田は、いちリスナーとしても感じていた。日本のファンキー・プレジデントが 30 年前の勢いと 30 年目の余裕で魅せた夜も、やがて伝説になるだろう。(林 剛)

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