Wax Poetics Japan 合同写真展に出展するフォトグラファー達によるショート・インタビュー第1弾

March 19,2015 | Category :  Event News | Tag :  Anthony Barboza, ATSUKO TANAKA, Eric Johnson, George DuBose, Jan Persson, Ricky Powell, Sho Kikuchi, Yusuke Oishi,

Mailes【Miles Davis】
Isaac【Isaac Hayes】
Basq【Jean-Michel Basquiat】
 
Wax Poetics Japanが送る初のグループ・フォト・エキシビション「The Legends of New York Photo Exhibition」には、国内外の敏腕フォトグラファー12名が出展する。そのうちの6名にショート・インタビューに応じてもらい、写真に魅せられたきっかけから、今回の展示で感じてほしいことなど、思いの丈を語ってもらった。それぞれの写真家が違った視点から捉えたニューヨークのレジェンドたちを、展示期間中是非見に来ていただきたい。展示やイベントの詳細はこちら

 
Anthony-Barboza
 
Anthony Barboza
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

1963年、19歳の頃だね。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

50年間写真家として活動してきて、これまで沢山の俳優、ミュージシャン、作家やアーティストを撮影し、フォトジャーナリズムやファッション、広告など色々な仕事を引き受けてきた。撮影したのはマイルス・デイヴィス、マックス・ローチ、オーネット・コールマン、アレサ・フランクリン、ギルスコット・ヘロン、デボラ・ハリー、ハル・ベリー、スパイク・リー、マイケル・ジャクソン、エディー・マーフィー、グレイス・ジョーンズ、ディジー・ガレスピー、デヴィッド・ホックニー、アイザック・ヘイズ、チコ・ハミルトン、デヴィッド・リンチ、アリス・ウォーカーや、その他多数。

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

ジェイムズ・ボールドウィンとマイルス・デイヴィスの撮影が最も印象深い。しかし私が撮影したアーティストやミュージシャン、作家、俳優、映画監督などの多くは皆センスが良く、クリエイティブで、謙虚ながらもカリスマ性がある人達ばかりだった。そして彼らは皆他のアーティストをリスペクトしていたし、家族の一員のように仲が良かった。

今回のWax Poetics Japan 合同写真展に出展する写真の詳細を教えて下さい。

マイルス・デイヴィスの写真は1985年にニューヨークの私のスタジオで撮影したんだ。『You’re Under Arrest』というアルバムのジャケの撮影をしていた。マイルスはアートディレクターにジャケを任せるのを嫌がり、私と彼でアイディアを出し合い、ふたりでジャケットのアートワークを作った。その前の年、日本の電通の依頼でマイルス・デイヴィスが出演したVan LiquorのCMを私が監督した。1971年に最初の撮影を行ったときから、彼が91年に亡くなってしまうまで、私たちは仲が良かった。彼とは何回も撮影をすることができ、彼の趣味の絵画のためにキャンバスを作るのを手伝ってあげたこともあるんだ。

ユセフ・ラティーフは、1978年にTomato Recordsというレーベルのパブリシティ・フォトために、ニューヨークの私のスタジオで撮影した。彼のことで覚えているのは、とてもシャイで撮影中あまり笑顔を見せることは無かったということだね。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

展示で写真を眺める際、是非人物の目に注目してほしい。その人の目には、その人のソウルが表れていると思うんだ。私が真っ先に注目するのは、常に人の目なんだ。
 
Jan 
Jan Persson
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

最初にカメラを買ってもらったのは12歳のころ。そんなに良いものではなかったが何でも撮影していたよ。主に家族や友人など。その時のネガは今でも大切にとっておいてあるんだ。昔から音楽には興味があって、18歳のころジャズに夢中になった。しかしプロの写真家になるつもりはその時なかったんだ。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

とても多くの人達を撮影してきたよ。ビートルズ、クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ローリング・ストーンズ、ルイ・アームストロング、マイルス・デイヴィスなど、クラシックからロック、R&Bやジャズまで。

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

デクスター・ゴードンを撮影したこと。彼は当時コペンハーゲンに住んでいたんだ。60年代、最高峰のサックス奏者がコペンハーゲンにいたということだ。若いデンマーク人のミュージシャンにとって、彼のようなミュージシャンと共演し音楽を学ぶことは重大なことだった。

今回のWax Poetics Japan 合同写真展に出展する写真の詳細を教えて下さい。

デクスター・ゴードンとビル・エヴァンスの写真は、彼らの普段をよく表していると思うんだ。そして、どちらもジャズの匂いがする写真だということも重要だ。“ロング・トール・デクスター”と呼ばれていた、背の高いデクスターは、Jazzhouse Montmartreで熱い夜を過ごしている。ビル・エヴァンスはスタジオにて、常に音楽と向き合っている。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

まずは、日本の誰かが私の写真を家に持って帰り、家庭に楽しみを増やしてくれたら嬉しい。それから、デクスターやビルを撮影したときと同じ悦びを、展示に来るお客さんにも感じてもらえたら嬉しいね。

Dexter【Dexter Gordon】
 
George 
George DuBose
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

昔カメラを借りてニューヨークに遊びに行ったんだ。古びた街で、赤く塗られたばかりのゴミバケツと、黄色く塗られたばかりのゴミバケツをみかけた。いったいだれがこんな古びたゴミバケツに色を塗るんだろうと不思議に思って写真を撮ったのを覚えている。後で解ったことだったんだが、これはどの建物のバケツなのかを識別するための色分けだったんだ。赤と黄色はニューヨークで頻繁に見かける色だ。ロンドンは赤と黒。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

これまで様々なミュージシャンを撮影してきた。ヒップホップが盛んになりだしたころ、アフリカ・バンバータとソウル・ソニック・フォースを撮影したが、あのときはヒップホップはニューウェーヴの派生形だと思ってた。他にビズ・マーキー、ビッグ・ダディー・ケイン、ノトーリアスB.I.G.など撮ったね。色々な音楽アーティストと仕事をするのが好きだ。毎回カメラを持ち上げるたび、新しい挑戦をしている気分で挑むことができる。写真を撮ることでお金がもらえるなんて、素晴らしい職業だよ。

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

B-52′sは印象深い。彼らの曲で最初に聴いたのは、ヘンリー・マンシーニの”The Peter Gunn Theme”のパクリだった曲だ。ラモーンズを撮影したときは、短い時間しかなかったから、いかに良い写真を短時間で得るかが重要だった。ビズとの撮影は、いつも笑いばかりで楽しかった。トム・ウェイツは、シャッターを押すたびに新しいポーズをしてくれた。彼はカリスマ性の持ち主だった。

今回のWax Poetics Japan 合同写真展に出展する写真の詳細を教えて下さい。

今回の展示で使われている写真は、ニューヨークで成功したミュージシャンばかりだ。そして展示に出展している写真家はこれらのアーティストをそれぞれ違った形で捉えている。それが写真の素晴らしい所だ。皆、視点が違う。同じ対象を同じ時に見ていてもね。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

この展示に来てくれる人にとって、大好きなアーティストの写真を見て楽しみ、まだ知らないアーティストに出会う機会になってくれたら嬉しい。

 
Juice【Juice Crew】
 
sho 
Sho Kikuchi
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

画家だった父親(故人)の影響で「絵画」には興味はあったが、「写真」に関しては全くというほど興味がなかった。「押せば写る」と思っていたから。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

音楽のジャンルに関係なく、自分の耳に反応した「音」を撮って来た…。そのことが結果的に時代の最先端を切り開いて来た音楽であり音楽家だった…。そして仕事に繋がっていったと思う。

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

遺影として飾られ、一緒に埋葬されていること。

今回のWax Poetics Japan 合同写真展に出展する写真の詳細を教えて下さい。

見てのお楽しみということで。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

今回の展示会場NOS ORGには壁面展示されている写真以外に私の撮影した作品があちこちにあります。例えばトイレの中の壁面や個室の壁面も合わせて観て頂けると嬉しいです。

 

atsuko 
Atsuko Tanaka
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

カリフォルニアの大学に通っている時に、友人が趣味で写真をやっていて、面白そうだなと思って始めました。それまでは写真に対して、全く興味を持っていなかったです。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

ビヨンセ、エミネム、ジェイZ、ウータン・クラン、モスデフ、バスタ・ライムズなど。

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

一番の想い出、、うーん、一つを選ぶのは難しいですね。思い返すと一つ、一つがとても貴重だったと思えるので。。でも96年にWu Mansionに行けたことはやっぱりラッキーでしたね。

今回のWax Poetics Japan 合同写真展に出展する写真の詳細を教えて下さい。

一つは96年に撮ったジェイZで、当時ダウンタウンにあったRoc-A-Fellaのオフィスの屋上で撮りました。ワールドトレードセンターの近くだったので、彼の後ろにツインタワーが写っています。この頃はジェイZはそまだそこまで有名ではなかったですが、今と変わらず落ち着いていて、クールな感じでした。もう一つは98年に撮影したモス・デフで、その頃注目されていたインディペンデントレーベル、Rawkusのオフィスで撮りました。いつ会っても気さくでメローな感じのモスデフ。この時も横にいるタリブ・クウェリと会話して、リラックスした表情を抑えました。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

写真を通して、その時代の空気感を感じて頂ければと思います。

 
oishi 
Yusuke Oishi
 
写真はいつから興味を持ちましたか?

写真自体に興味を持ったのは高校生の時で、実際に撮りはじめたのは28歳ぐらいと割と遅いです。

今までどのようなアーティストの写真を撮ってきましたか?

バスタ・ライムズ、カット・ケミスト、タイラー・ザ・クリエイター、ダニー・クリヴィット、フランソワ・K、ジョー・クラウゼル、リル・ルイス、ディプロ、A-トラック、etc

今まで撮影した中で一番の想い出は何ですか?

一番というと難しいですが。自分自身、札幌のクラブ・カルチャーで育ったので、BODY & SOULの三人を撮ったときは興奮したのを覚えています。

来場したお客さんに感じてもらいこと、伝えたいことなどありますか?

自由に見て、自由に感じてもらえたら嬉しいです。
 
omote
 
Wax Poetics Japan Presents
The Legends of New York Photo Exhibition

2015/03/30(mon) – 04/30(thu)

【Photographers】
Anthony Barboza, Ricky Powell, George DuBose, Jan Persson, Eric Johnson, Jonah Schwartz, Sho Kikuchi, Atsuko Tanaka, KEITA SUZUKI (PLOT. lv04), SUZU, Yusuke Oishi (Marco Monk fiLm), Tomofumi Nakayama

Shibuya NOS ORG
東京都渋谷区宇田川町4-3 興和渋谷オルガン坂ビルB1F
03-5459-1717
org.nos-tokyo.com
 
NOSORG
 

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