2014年大総括!Wax Poetics Japanのレビュワー陣が選ぶ、2014年ベスト・アルバムTop 10

January 07,2015 | Category :  News | Tag :  Best of 2014, Top 10,

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2014年もまた沢山の素晴らしいアルバムが発売され、音楽にとって大いに重要な年となった。すでに2015年がスタートしているが、今後続々と出て来る良質な新譜をチェックする前に、一旦去年の名作を振り返ってみよう。

2014年の8月からWax Poetics Japanのサイト上でスタートしたレビューでは、毎回それぞれ専門の違うライターやWPJ編集部が新譜の中から1枚を選抜し、採点し、魅力を紹介してきた。しかしレビューで取り上げそびれた素晴らしいアルバムもまだまだ沢山ある。去年を総括し、新しい一年を迎え入れるためにも、2014年の年間ベストをTop 10形式でここに発表する。以下が、去年最も我々の琴線に触れたアルバムたちである。
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no1SZA / Z (Top Dawg)
TDE初のR&Bシンガーによる、昨今のR&B界の最高峰に位置するだろうアルバム。

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No.2 – Flying Lotus / You’re Dead! (Warp / Beat)
レビュー・コーナーの歴代最高アベレージ(9pt)を獲得した、間違いなく2014年を代表する一作。

No.3 – PRhyme (Royce da 5’9″ & DJ Premier) / PRhyme (PRhyme Records)
ベスト・タッグ。どちらもニューヨーク出身ではないが、往時のハードコア・ヒップホップをレミニス。

No.4 – Wu-Tang Clan / A Better Tomorrow (Warner Bros.)
持ち前のダークさは鳴りを潜め、明日への希望を持たせるポジティヴィティーに満ちたポッセ作に。

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No.5 – D’Angelo and the Vanguard / Black Messiah (RCA)
“黒い救世主”が昨年末に突如投下した、まさしく全世界待望の新作。

No.6 – Fatima / Yellow Memories (Eglo)
未来志向のジャズ・シンガーが発表した初のオリジナル・アルバム。

No.7 – Run the Jewels / Run the Jewels 2 (Mass Appeal)
絶好の相性を見せる両者による、迫力に満ちたコラボ・アルバム第2弾。

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No.8 – Jhene Aiko / Souled Out (Artium / Def Jam)
感傷的で魅惑的なアンビエントR&B。ようやく発表された初のオリジナル。

No.9 – Moodymann / Moodymann (KDJ)
『Black Mahogani』に比肩するほどの黒く輝くエクスペリメンタル傑作。

No.10 – Ghostface Killah / 36 Seasons (Tommy Boy)
活発な動きを見せた2014年のウー一派。このダーク・ファンタジー作品も傑出した出来映えに。

 


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no1Dorian Concept / Joined Ends (Ninja Tune)
誰もが選ぶであろうフライローを敢えて外して選んだ美しいアーティスティックなアルバム。

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No.2 – Arca / Xen (Mute)
プロデュースを手掛けた新星シンガーのFKAツイッグスと共に2014年のブライテスト・ホープ最右翼。

No.3 – FaltyDL / In The Wild (Ninja Tune)
実験性を全面に打ち出し、ジャズやIDMなど多彩な要素を湛えたキャリア最高傑作。

No.4 – GoGo Penguin / v2.0 (Gondwana)
USのジャズにはない耽美的な色彩を帯びたポスト・ロックにも通じる英国産ニュー・エイジ・ジャズ。

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No.5 – Caribou / Our Love (Merge)
前作からさらにダンス色を強め、セカンド・サマー・オブ・ラブへのオマージュが詰まったようなドリーミーなアルバム。

No.6 – Jarrod Lawson / Jarrod Lawson (Self Release)
スティーヴィー・ワンダーの影響下にありながらも、本物の個性と才能を感じさせる新進シンガー・ソングライター。

No.7 – Shabazz Palaces / Lese Majesty (Sub Pop)
多くのヒップホップとは全く異なる独自の個性と宇宙観を放つポエトリー・ミュージック。

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No.8 – Clap! Clap! / Tayi Bebba (Black Acre)
今年アルバムを出したモー・カラーズと共に、民族音楽とベース・ミュージックを融合した最高峰。

No.9 – Banks / Goddess (Harvest)
数多のオルタナ系R&B勢の中でも独特のダークでゴシックな味わいが印象的なニュー・シンガー。

No.10 – Jungle / Jungle (XL Recordings)
70~80年代エレクトリック・ソウル~ディスコ・サウンドをモチーフにしながら、その現代的解釈が並々ならぬセンスを感じさせた新人。

 


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no1D’Angelo and the Vanguard / Black Messiah (RCA)
ブラック・ミュージック部門1位

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No.2 – Flying Lotus / You’re Dead! (Warp)
ブラック・ミュージック部門2位

No.3 – Schoolboy Q / Oxymoron (Interscope Records)
ブラック・ミュージック部門3位

No.4 – Real Estate / Atlas (Domino)
ロック/ポップス部門1位

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No.5 – Kindness / Otherness (Female Energy / Beat Records)
ロック/ポップス部門2位

No.6 – Sky Ferreira / Night Time, My Time (Capitol)
ロック/ポップス部門3位

No.7 – American Football / American Football (Deluxe Edition)
リイシュー部門1位

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No.8 – V.A. / Wheedle’s Groove: Seattle Funk, Modern Soul & Boogie  Volume II 1972-1987 (Light In The Attic )
リイシュー部門2位

No.9 – Ned Doheny / Separate Oceans (Numero Group)
リイシュー部門3位

No.10 – Alvvays / Alvvays (Polyvinyl )
甘酸ミュージック部門1位


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no1Taylor McFerrin / Early Riser (Brainfeeder / Beat)
繊細かつ深遠なビートミュージックと最先端のジャズの美しい融合。個人的にはフライング・ロータスのアルバム以上にリピートした。

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No.2 – Flying Lotus / You’re Dead! (Warp / Beat)
アルバムをリリースするごとに信者を増やし続ける、時代の寵児が見せつけた更なる飛躍。

No.3 – D’Angelo and The Vanguard / Black Messiah (RCA)
誰もが切望していたカムバックが実現し、しかも期待を裏切らない内容という、夢のような一枚。

No.4 – Moodymann / Moodymann (KDJ)
デトロイトの鬼才の頭の中を覗く怪奇音楽旅。様々なダンスミュージックが展開するも、常にグルーヴは漆黒。

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No.5 – Black Milk / If There’s A Hell Below (Computer Ugly)
ピカイチのサンプリング・センスと豊かなビート感覚、そして更に研ぎすまされたラップスキルを見せつけた、キャリア・ベスト。

No.6 – Max Graef / Rivers of the Red Planet (Tartelet)
スモーキーで埃まみれのハウスとヒップホップとジャズ・ファンクが詰まった、才能溢れる若きハウス・プロデューサーの強力なデビュー・アルバム。

No.7 – Ghostface Killah / 36 Seasons (Tommy Boy)
ソウルフルかつブームバップなプロダクションに支えられ、ウータン一味随一のストーリーテラーが綴るダーク・アクション・ファンタジー。

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No.8 – Submerse / Slow Waves (Project: Mooncircle / flau)
新進気鋭の日本在住英国人プロデューサーによる、ローファイで神秘的なビート・アルバム。

No.9 – Jaded Incorporated / The Big Knock (Casablanca)
ソウル・シンガーとヒップホップ・プロデューサーが見出した、80sニューウェーブと現行エレクトロニック・ポップの新形態。

No.10 – Jesse Boykins III / Love Apparatus (Octave)
暖かく響く電子音とジェシーの甘美な歌声が絶妙にマッチした、フューチャー・ソウル良作。


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no1Teyana Taylor / VII (Getting Out Our Dreams / Def Jam)
以下、11月発売分までのR&Bにあえて限定。ブルージーなニュアンスでアンビエントR&Bの一歩先を行った名作。

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No.2 – KEM / Promise To Love (Motown)
変わりゆく変わらぬもの。愛を囁くスムーズなソウルに今回も心酔。

No.3 – Traci Braxton / Crash & Burn (Soul World/E-One)
DCの才人に支えられた、ブラクストン姉妹の次女による濃厚な歌姫盤。

No.4 – Daley / Days+Nights (Republic)
ミック・ハックネル風の美声で魅せる英国のソウル貴公子。ライヴも良かった。

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No.5 – Lil John Roberts / The Heartbeat (Starburst Music / Purpose)
フィリーの名ドラマーによる、グラスパー『Black Radio』路線のジャズR&B快作。

No.6 – Sebastian Mikael / Speechless (Slip N Slide)
アル・B・シュア!からディアンジェロまでを繋ぐようなアーバンなR&B作法と甘い歌声に惚れた。

No.7 – Calvin Richardson / I Am Calvin (Jordan House)
エリック・ベネイと組んで心機一転。アーシーにして甘美な特濃ソウル。

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No.8 – Liv Warfield / The Unexpected (1860 Property / NPG)
今やプリンス一派。グロリア・ジョーンズの再来的なロック感覚とメロウなバラッドのいい塩梅。

No.9 – Ledisi / The Truth (Verve)
過去最高にメインストリーム色が強いが、炎のようなパワー・ヴォイスにまたも降参。

No.10 – Jennifer Hudson / JHUD (RCA)
国民的シンガーがディスコ・ディーヴァを気取った明快なアルバム。理由なく好き。

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