ラーメンと音楽と進化論

Posted by     starRo | January 14,2017

明けましておめでとうございます!本当に久しぶりの投稿になっちゃいました。今年は年明けて早々Electrox出演やレコーディング、インタビュー収録などがあり、先日まで東京に1週間滞在してました。 僕は好きな食べ物がラーメンとカレーライスという根っからの日本男児なんですが、特にラーメンに関しては体型維持のため昔ほど食べられてないのがちょっと残念です。 ラーメンは食べ物としても好きなのは当然なんですけど、それプラス存在自体が好きなんです。なんというか音楽とすごい共通点が多くて。 音楽にメロディー/コード/リズムという3要素があり、色んなジャンルがあるように、ラーメンにも麺、スープ、具という3要素があって、色んなジャンルがある。 あと、両者とも、斬新にしようとして基本を逸脱し過ぎると、もはや音楽/ラーメンと言えなくなってしまう。それ故、伝統・固定観念・基本原理に囚われし過ぎる傾向もあります。なので、多くの人に愛されながら進化もするには、基本をきちっと抑えた上で、絶妙なバランスで独自色が出てないといけないんですよねー。 さて、僕も10年アメリカなので、偉そうに日本のラーメンを語れる資格はありませんが、東京帰って食べる美味いラーメンのほとんどが想定の範囲内での美味さなのに対し、数年前に一度想定外の衝撃を受けた一品があります。それは東京駅地下のラーメンストリートにあった「蟹専門 けいすけ」です。その名の通り、蟹ベース(プラス味噌)のスープなんですけど、今までありそうで無かった旨味がガッツリ出てて、それでいて「これはもうラーメンじゃないでしょう」というよくある斬新ラーメンじゃなく、きっちりラーメンに期待するものを満たしてくれる。その絶妙な斬新さに、うめ〜!!の後にカッケ〜!という感想が出てきました(余談: 器はラーメンが入る部分が北海道の形にくり抜いてあるというアバンギャルドさ 笑)。久々にカッコいい音楽を聴いた時のあの感覚。新しいのに耳にすっと入ってくる、James Blakeのファーストアルバムに出会った時のあの感覚。 で、僕はそれ以来この けいすけさんという方へのリスペクトがマックスになると同時に、生意気にもなんか僕が音楽で目指してるスタンスに非常に近く、親近感が湧いてしまいました。 僕は当時すでに日本離れてだいぶ経ってたので、恥ずかしながらけいすけ さんのことを存じ上げてなかったんですけど、調べたら数々の新しいラーメンを生み出し、多店舗を展開するラーメン界のレジェンドの一人&風雲児とのこと。文字通り雲の上の存在ですよw さて、話変わって昨日はシンガポールでDJをさせて頂きました。Millianという新しい綺麗なクラブで、楽しかったです。で、さすが富豪が集まる国シンガポールですね、ソファー席はビジネスで成功したオーラ半端ない人々もテーブルに各種ボトルガッツリ乗せて、DJを物色してます。中にはお歳70歳以上と思われるおじいさんとその付き人みたいな若い男性の二人組がいて、僕のセット中にブース横に来て、その若い衆的な兄ちゃんが、一所懸命おじいさんに、DJについて説明してまして、もしかしたらその筋の人なのかとも思い、それまでメローなのかけてたとこに、「超ハードなのかけたら怒るかな」っていう怖いものみたさが衝動的に出てきてしまい、Carmackとかかけちゃいました 笑 。あとで聞いたら、麺の製造で成功したかなりLegitなおじさまだったようですけど 笑。 で、もう一人、一人でご来店の、長髪の強面の男性も近くのソファーで飲んでて、僕からチラチラって見えるんですよ。一人でいらしてるし、今回呼んでいただいたプロダクションの社長さんが途中から隣で一緒に飲んでて、あ、もしかしてここの会場のインベスターかなとか、ってことはこの方は、その筋の方か??とか色々憶測が飛びまして(注: 実際はMillianは日本のAmuse社が運営してるLegitなクラブ)。で、DJ終わった後、その方が僕と話したいということでソファーに呼ばれまして。何が起きるのか??と思ったら、その方、前述のけいすけさんでした 笑 っていうか、ここシンガポールだし、それまでの流れ含めて、もう意味わかんねー!!ってなったんですが。どうやら、シンガポール(日本以外では最高レベルのラーメン激戦区)に多数出店されてるらしく、シンガポールと日本行き来されてるみたいです。しかも、グラミーの件もあって、プロモーターからそういう日本人が来るという話を聴いてたらしく、僕のDJの過去の動画などもわざわざ予習して見に来て頂いたとのこと。もう感激ハンパなかったです。 その後、一時間以上話しこんで、すっかり意気投合してしまい、その後けいすけさんのお店に連れてって頂き、けいすけさん自らレコメンドするラーメンやその他逸品の数々をご馳走になってしまいました。ラーメンはなんとロブスターベースのスープ(夢中になり過ぎて写真撮ってない)、例の蟹ラーメンに限りなく近くてあの感動が蘇って来ました。 酔っ払ってたので多少事実とズレてるかもですが、けいすけ兄貴は元々長い間フレンチ専門だったそうですよ。その後居酒屋にも従事。その上でのラーメン進出だったようです。 僕は常々、創造はゼロから生まれるんじゃなく、過去の記憶の色んな要素のユニークな組み合わせによって生まれるので、どれだけ色んな経験をするかが、クリエイティビティーに比例するという考えですが、けいすけさんの異色とも言える経歴はまさに本人のクリエイティビティーに繋がってるわけですね。しかもね、そういう色んなパズルのピースを持ってる人って、単純に既存品へのアンチテーゼとして反抗心だけで斬新さを打ち出してるのではなく、既存品を愛して俯瞰した上で、ユニークな発想が自然に形になってるので、やり過ぎにならないんですよねー。 僕は風雲児ではないし、まだまだひよっこですけど、異色の経歴、色んな音楽を聴き作って来たことが今のstarRoの世界観を形成してるので、他人事と思えないです。っていうか、ほら顔まで似てる 笑 Processed with VSCO with f3 preset 僕も音楽界の初代けいすけをまずは目標に頑張ります! 今日はジャカルタに行ってきます!

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