◎イチローの記者会見を見て~インタヴューは戦い

Posted by     Masaharu Yoshioka | March 23,2019

◎イチローの記者会見を見て~インタヴューは戦い

【Watching Ichiro’s Press Conference】

勝負。

2019年3月21日、メジャーリーグ、シアトル・マリナーズのイチロー選手が現役を引退した。その1時間24分にわたる記者会見はリアルタイムで日テレGタスで見入ってしまい、たいへんおもしろかったので、昨日付のブログで全文をご紹介したが、この会見を見て、感じたことをちょっと書いてみたい。

イチロー選手には、何か機会があればインタヴューしてみたいと思うが、それはこちらの準備が十分できないと、できないと思う。というのは、イチローとの会話は、インタヴューにしろ、記者会見にしろ、質問者とイチローとの間のシビアな戦いだと感じるからだ。戦いには心の準備がいる。

音楽関係のインタヴューは多数やってきたが、やはり時に真剣に対峙するインタヴューというのはある。その場合、こちらもたくさんの準備をして、万全の体制で臨むことが普通だが、膨大な労力をかけて準備をして臨むインタヴューでもうまくいかないこともあれば、準備したこととはまったく違う話で盛り上がりおもしろい話が取れることもある。予定されたインタヴューではなく、突発的に聴けた話が実質的にインタヴューになったようなときに、大変おもしろい話が聴けることもある。インタヴューが生き物であり、二度と同じインタヴューはないのが、おもしろいのだ。

そんな中、イチロー選手は、インタヴューする相手としては、絶対に手ごわい相手だとずっと感じている。

それは、ときどき行われる記者会見やインタヴューでの映像などを見ると、よくわかる。あまり野球のことをわかっていない人がとんちんかんな質問をすると、けんもほろろな答えが返ってくる。今回の記者会見でもいくつか、歯車があってなかった質疑応答があった。

イチロー選手は質問に真剣に全力で、全身全霊をかけて答える。だから、全力の、全身全霊を込めていない質問はダメなのだ。質問者がイチロー選手に見下ろされてしまう。少なくとも、互角にならなければ、いい話は取れない。

そうしたら、夕方のTBSテレビのニュース番組にでていたイチロー関連の著作を何冊も出している石田雄太さんというライターの方が、イチロー選手は一対一のインタヴューの場合、ずっとしゃべってる間は相手の目を見ている、と言っていた。海外のアーティストたちは、ほぼみんなしゃべってるときはインタヴューする相手との目線を外さないが、日本人だとそれはけっこう珍しい。

インタヴューは「戦い」なのだ。

昨日の全文起こしをしっかり読むと、あるいは動画を見ると、互角の勝負をしているのか、勝負になっていないかがよくわかる。

ピアニストの上原ひろみさんとのインタヴューも、ガチの「戦い」のような気がする。

石田さんはイチロー関連の著作がある。さっそくアマゾンでぽちった。

~~~

どうやってイチローの著作をものにするかできたのかが書いてあった

35.8歳の時間・石田雄太:

なぜイチローは、この男に語り続けてきたのか (1/6)

2010年06月18日 08時00分 公開

https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1006/18/news006.html

■アマゾン

イチロー、聖地へ (文春文庫)

2002/03

石田 雄太

文藝春秋

https://goo.gl/2ypbxt

イチロー・インタヴューズ ((文春新書))

2010/04/20

石田 雄太

文藝春秋

https://goo.gl/Ryr1x4

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ENT>INTERVIEW>Ichiro, Suzuki

-2300

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